朝に洗顔してまだ2時間程度なのに、Tゾーンにテカリが…。
朝晩以外にも洗顔しているのに、ニキビに悩ませられる。
朝のうちからメイクが崩れてしまい、何度も直さなくてはいけない。
オイリー肌なら、そんな悩みを抱えていませんか?
あなたの悩みの原因は、しっかり洗顔しすぎている事に理由があるかもしれません。
オイリー肌なら、皮脂を落としすぎない洗顔をするべきです。
「そんなことしたら、ますますオイリー肌にならない?」そう思ったかもしれません。
皮脂を落としすぎない洗顔を、おすすめするのには理由があります。
そこで、どうしたらオイリー肌を改善できるのか、そのための洗顔や、保湿の仕方をまとめました。
美肌の未来を目指してスキンケアを一から考え直してみましょう。
オイリー肌の洗顔は朝と夜の2回まで!
オイリー肌なら、洗顔は朝と夜の2回までにして、マイルドタイプなど優しい洗顔料を使いましょう。
「皮脂が過剰に出るから、朝晩以外にも洗顔しないとスッキリしない」そう思って何度も洗顔している人もいるかもしれません。
「どうしてマイルドタイプ?皮脂が多くてマイルドタイプではしっかり落とせないのに」そんな意見も聞こえてきそうです。
そこで、ここではなぜ洗顔は朝と夜の2回までにするべきなのか、洗顔方法や洗顔料の選び方、肌トラブルを起こさない洗顔の秘訣を、紹介していきたいと思います。
洗顔を1日2回にする理由
オイリー肌の人は、皮脂の多さに悩んでいますよね。
皮脂が多すぎると、メイク崩れの原因になりますし、顔がテカテカになったりニキビができたりする原因になります。
オイリー肌なら、そんなやっかいな存在の皮脂をしっかり落としたいと考えるのは当然ですね。
しかし、皮脂ってそもそもなんのために分泌されるのでしょうか?
皮脂の役割は水分の蒸発をおさえたり、肌のうるおいを保ったりすることです。
いらない存在と思いがちな皮脂ですが、お肌を守るために大事な役割を果たしてくれています。
そんな皮脂を必要な分まで、洗い流してしまったらどうなるでしょうか?
皮脂を過剰に落としすぎると、肌のうるおいを守るためにさらに皮脂の分泌を増やす原因になってしまいます。
オイリー肌を改善する一番の近道は、皮脂を落としすぎない事です。
洗い流しすぎないために1日2回までにして、洗浄力が強すぎないマイルドな洗顔料で洗うことが、オイリー肌には一番ですね。
女性なら夜のクレンジングは、ダブル洗顔不要のものを使って洗顔回数を減らすのがよいでしょう。
洗顔の仕方
オイリー肌でも洗顔の仕方は、基本的なやり方と同じです。
分かっているようで、意外にしっかり出来ていない人も多いので、普段の洗顔方法を振り返ってみてくださいね。
まず、洗う前にはしっかり手を洗いましょう。手がきれいになったら、32度から34度程度のぬるま湯で洗います。
温度が高すぎると、皮脂が流れすぎてしまうので注意してください。
その後は、水洗顔だけでは十分に汚れが落ちないので、マイルドタイプの洗顔料を使ってしっかりと泡立ててください。
皮脂の多いTゾーンから、細かくらせんを描くように泡をのせていきましょう。頬は泡をさっと広げるくらいでOKです。
先に皮脂が多いTゾーンから洗い、時間差をつけることで洗いあがりがちょうどよくなります。
ちなみに、シャワーを浴びたついでに、シャワーを直接あてて顔を洗うのは絶対NGです。
シャワーの温度では熱すぎますし、皮脂が流れすぎてしまいます。
シャワーの水圧はお肌にあてるのには刺激が強く、肌トラブルの原因になることもあります。
面倒くさがりの私は、以前までよくシャワーついでに洗顔していました。
肌トラブルに悩んだ時にこの情報を知り、シャワー洗顔を辞めてみると調子がよくなりました。
面倒でも洗面所で行うか、お風呂の中で行うなら水温に気を付けて、シャワーのお湯を直接かけないようにしてみてくださいね。
間違った洗顔は敏感肌になる危険も
間違った洗顔を続けていくと、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
肌のバリア機能が低下した結果、刺激に弱い敏感肌の状態とオイリー肌を併発してしまう恐れがあります。
悪化してしまうと、さらに改善が難しくなってしまいますので、悪化するまえに洗顔習慣を見直してみてくださいね。
私自身も10代の頃、皮脂が多くて気になっていたのでオイリー肌用の洗顔料を使用していました。
結局それで皮脂が少なくなる事はありませんでした。
少し大人になった頃、いろいろな洗顔料を試すようになりました。
当時は皮脂が多くなる原理などは知らず、いろいろ試してみたいという気持ちだけで、いろいろな洗顔料を試しました。
試した中で、一番調子が良くなったと感じたのは、敏感肌用など肌に優しいタイプでした。
結果的に肌に一番良い事は、必要な皮脂は落としすぎない、刺激をできるだけ与えない事だと感じました。
洗顔料の選び方
オイリー肌用に売られている洗顔料は、実は洗浄力が高すぎてオイリー肌の人には向いていないことが多いです。
オイリー肌用、ニキビケア用、脂性肌用こういった洗顔料は避けた方が無難です。
では、どういった洗顔料がオイリー肌に向いているのでしょうか?
オイリー肌におすすめの洗顔料
- 皮脂をそれなりに落としつつ落としすぎない
- セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されている
- 泡立てやすい
どの洗顔料が合うかは、人それぞれです。プチプラのものでも、いい商品はたくさんあります。いろいろな洗顔料を試してみてくださいね。
オイリー肌なら洗顔は固形石鹸を!
洗顔料といってもさまざまな種類のものが、販売されています。
ではどの種類のものが、オイリー肌に向いているのでしょうか?
オイリー肌におすすめなのは固形石鹸の洗顔料です。
固形石鹸は、洗浄力がそこそこありシンプルな原材料でできており、お肌に優しいものが多いです。
また、少ない量で洗えるのでコストパフォーマンスが良いこともメリットです。
ここでは、そんな固形石鹸がオイリー肌におすすめな理由と、扱い方や注意点をまとめました。
オイリー肌に固形石鹸がいい理由
固形石鹸は、洗浄力がそこそこありますが、洗浄力は水を加えることで調整できます。
水を多めに含ませて、しっかりと泡立てると洗浄力をマイルドにできます。
これなら、あなたの肌に合わせて調整できますね。
また、フォームタイプやチューブに入っている洗顔料は、防腐剤が多めに含まれていることもあります。
それに比べて、防腐剤の少ない固形石鹸はお肌に優しいといえます。
固形石鹸をしっかり泡立てる方法
先ほどの上枠の中で、オイリー肌におすすめの洗顔料は、泡立てやすいものと説明しました。
始めから泡で出てくるタイプや、フォームタイプの方が泡立てやすい事は間違いありません。
しかし、固形石鹸も泡立てネットを使えば、しっかりしたもこもこ泡を作るのはさほど難しくありません。
泡立てネットは100均でも手に入りますし、買うのが手間なら自宅にあるもので代用もできます。
ラップを長めに切り、ふんわりまとめれば、泡立てネットのように使えます。
この方法は私もやっているのですが、泡立てネットより濃厚な泡が作れますし、使い捨てで衛生的なのでおすすめです。
また、キッチンの排水溝や、三角コーナー用のネットやスポンジで代用することもできます。
もこもこ泡の作り方
- まずしっかりと手を洗い手についている汚れを落とします
- ぬるま湯で、湿らせた泡立てネットで石鹸をこすります
- ネットについた泡を取り、泡にお湯を足し揉みこんでいきます
この時お湯をたくさん加えずに、少しずつ足していくのがポイントです - 両手で優しく揉みつぶして、大きな泡を消します
- もこもこ泡の完成です
しっかりと泡立てないで洗顔するのは、オイリー肌を悪化させる原因になります。
泡立て作業はやってみると楽しいですよ♪楽しみながら毎日続けてみてくださいね。
固形石鹸の保管方法
固形石鹸は正しく保管しないと、雑菌や細菌が増えたり、石鹸自体が痛んだりする原因になってしまいます。
濡れやすい場所におきっぱなしにしないように気を付け、使用後は水分をしっかり切っておきましょう。
ソープホルダーの下に、水が溜まりっぱなしにならないように気を付けてくださいね。
ネットに入れて、風通しが良い場所に吊るしておくのがおすすめです。
この記事を書いていて思い出した事ですが、小学生の頃、私が通っていた学校の手洗い場の石鹸は、蛇口にネットに入って吊るされていました。
子供の頃は当たり前に見ていた光景でしたが、泡立てやすいだけでなく、清潔に保つ意味もあったのですね!
吊るすスペースがなければ使用後にキッチンペーパーで、水分をふき取るのもおすすめです。
保管状態の悪い石鹸を使って、お肌にいい影響が出るとは思えませんので、保管方法には気を使ってくださいね。
オイリー肌の改善に洗顔後の保湿がおすすめ
オイリー肌なら洗顔後の保湿はしっかりとしましょう。
保湿することがオイリー肌を改善するためのおすすめ方法です。
「皮脂がたくさん出ているオイリー肌は、テカっていて水分や油分が多いから保湿は必要ないのでは?」かつての私はそんな風に思っていました。
しかし、それは間違いです。洗顔後に何もしないで、肌が乾燥すると、さらにオイリー肌を悪化させてしまうこともあります。
そこで、ここではオイリー肌に保湿をおすすめする理由や、正しい保湿の仕方をまとめました。
保湿をおすすめする理由
洗顔した後、何もしないでいると肌は乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると、肌を守ろうとする働きがおこり、皮脂を過剰分泌させてしまいます。
また、オイリー肌だと思っている人の中には、肌の表面には皮脂がたくさん出ているのに、肌の内部の水分が少ない「インナードライ」になっている場合もあります。
典型的なオイリー肌とインナードライの見分け方は、インナードライの場合肌がごわっとしたり、皮がむけたりします。
また、季節によって皮脂分泌量が増えたり、思春期に皮脂分泌量が増えたり、女性は生理周期にあわせて皮脂分泌量が増えたりします。
一時的なオイリー肌になった時に、しっかりとした保湿をしないと、皮脂の過剰分泌を慢性化させてしまう恐れもあります。
どんな理由にせよ、洗顔後の保湿をしっかりすることで、オイリー肌を改善できる可能性があります。
正しい保湿の仕方
洗顔後20秒以上たつと肌の乾燥が始まります。理想は20秒以内に保湿を始める事です。
すぐに始めることが難しければ、スプレーボトルに化粧水を入れておいたり、ミスト化粧水を準備しておいたりしておくと便利ですよ。
化粧水でたっぷり保湿したら、乳液でふたをしましょう。
乳液は、さっぱりとしていてべたつきの少ないタイプを選びましょう。
美容液やシートマスクは、べたつきそうで避けているかもしれませんが、さっぱり系を選べば使っても大丈夫です。
人によって合うものは違うので、いろいろ試してみてくださいね。
保湿におすすめの成分
いろいろ試すと言っても、スキンケア用品はたくさんあるので何を選んだいいか悩みますよね。
どんな成分がオイリー肌にいいかだけでも分かれば、候補がしぼれるかもしれません。
皮脂をおさえる成分と言われているのが、ライスパワーNo.6、ビタミンC誘導体です。
肌荒れを防ぐ成分と言われているのが、グリチルリチン酸ジカリウム、トラネキサム酸、カンゾウ根エキスです。
こういった成分の入っているスキンケア用品がおすすめです。
成分名をネットで検索し、候補をしぼったら口コミや評価をみてみると、「これを使ってみようかな?」と思える商品を見つけられるのではないでしょうか。
まとめ
- オイリー肌なら朝と夜の洗顔で、皮脂を落としすぎないようにする
- 朝や夜の洗顔で、皮脂を落としすぎるのは、皮脂が過剰分泌し逆効果
- 朝と夜の間違った洗顔は、オイリー肌を悪化させ敏感肌にしてしまう危険がある
- オイリー肌には、固形石鹸の洗顔料がおすすめ
- オイリー肌なのにしっかり保湿しないのは、さらに皮脂が過剰分泌し逆効果
- 保湿は洗顔後、20秒以内に始めるのが理想的
- 乳液や美容液、シートマスクはべたつかない、さっぱりタイプがおすすめ
今まで、皮脂を落とすため頑張って洗顔していたなら、少しショックな内容だったかもしれません。
しかし、正しいケアを知った今、美肌になれる未来に少し近づいたのではないでしょうか。
ぜひ、明日から実行にうつしてくださいね。あなたの未来を変えられるのはあなただけですよ♪
コメント