半身浴は美容や疲労回復に効果的というイメージがありますよね。
私も、美意識高めで素敵!気軽におうちでできる!ということで、気軽に半身浴をしています。
ただ、実はいつも思っていました。半身浴をしていると顔が乾燥しているなと感じたり、そもそも半身浴をしても顔が乾燥して汗をかいていない…?と思ったり。効果あるのかな…?と。
調べてみると、やり方が雑だったことに気づいたのです…!
あなたももし半身浴で顔が乾燥するのならば、やってはいけないNG習慣をしているからかもしれません。
半身浴中に顔の乾燥や汗に対して、正しい知識があると半身浴の効果を最大限にすることができます。
知識なしで半身浴をしてしまうと美容効果があるどころか、逆効果になることもあります。
この機会に半身浴中の顔の乾燥や汗、顔の赤みについて正しい知識を身につけていきましょう。
半身浴で顔が乾燥する間違ったNG習慣はコレ!対処法も
半身浴で顔の乾燥を感じる場合、絶対にしてはいけないNG習慣をしているのが原因かもしれません。
半身浴で肌が乾燥するのを防ぐには、4つのNG習慣を改善していくことが大切です。
半身浴中に顔が乾燥してしまうNG習慣を確認してみましょう。
半身浴中に顔が乾燥するNG習慣チェック
- 半身浴前や半身浴中に水分補給をしていない
- クレンジングや洗顔をしてから、半身浴スタート
- 汗を出すために熱いお湯で半身浴をしている
- 30分以上半身浴をしている
チェック項目にひとつでもチェックがつくようでしたら、肌のバリア機能を低下させて半身浴で美容効果どころか、顔が乾燥する原因となっています。
肌のバリア機能って?
肌のうるおいを保つバリア機能は、「天然保湿因子NMF」+「細胞間脂質」+「皮脂」の3つの要素で保たれています。
天然保湿因子NMF(natural moisturizing factor)
アミノ酸など皮膚にもともと備わっている保湿成分です。
細胞間脂質
セラミドなど構成され角層内で各総細胞同士をつないで、水分をしっかり保つ役割をしています。
皮脂
肌を覆って、水分の蒸発を防ぐクリームのような役割をしています。
乾燥してしまうNG習慣で身体やお肌がどのようになっているのか、乾燥させない対処法とあわせて解説していきます。
水分補給をしていない【半身浴NG①】
身体の60%は水分でできていると言われますよね。半身浴の前と半身浴中に水分を補給しなければ、身体の中の水分が出ていくばかりで、脱水症状になる危険があります。
脱水症状は、適切な水分が体内にない状態なので、もちろん肌も乾燥します。
半身浴前は白湯を1杯飲んで、半身浴中はペットボトルなどにお水を入れて浴室に持ち込み、しっかりと水分補給をすることをおすすめします。
水分をとることで、身体の中からうるおすこともできますし、発汗もしやすくなります。
クレンジングや洗顔が半身浴前【半身浴NG②】
半身浴の前にクレンジングや洗顔をしないと気持ち悪い!と思ってしまうかもしれないのですが、半身浴をするときは、あとにすることを意識しましょう。
私も即洗いたい派ですが、半身浴をすると決めた日はぐっと我慢しています
乾燥を感じるということは、水分も皮脂も不足しているということです。
半身浴前にクレンジングや洗顔をしてしまうと、皮脂が洗い流されて、水分や皮脂が不足しバリア機能が低下したまま長い時間過ごすことになり乾燥の原因となります。
私も顔の乾燥が気になり、美容部員の方に伺ったことがあるのですが、乾燥させないためには、なるべく洗顔から保湿するまでの時間を短くするとよいそうです。
クレンジングと洗顔は、浴室から出る直前が正解です。
また、クレンジングや洗顔方法にも気をつけるべきポイントがあります。
乾燥させないクレンジング・洗顔のポイント
界面活性剤が含まれるクレンジング剤・洗顔料を選ばない
界面活性剤は、バリア機能維持に大切なセラミドを洗い流してしまいます。
まずは、使っているクレンジング剤・洗顔料を見直してみてください。
時間をかけて丁寧に、は厳禁
クレンジングや洗顔は、いかにバリア機能の低下を防ぐかが大切なポイント。クレンジング剤はたっぷり使い、洗顔料はしっかり泡立て、ささっと手早く肌との摩擦が起きないようにやさしいタッチが基本です。
顔にシャワーを直接あてない
しっかり洗い流そうと顔にシャワーを直接あてると、シャワーの勢いで必要な皮脂まで流れてしまいます。顔を洗い流すときは、手にぬるま湯をためて優しく洗い流してください。
タオルでごしごし拭かない
お肌に摩擦は大敵!半身浴後のお肌は、敏感になっているのでタオルでポンポンと優しく拭いてください。
浴室から出たら、すぐに保湿することもお忘れなく!
熱いお湯で半身浴をしている【半身浴NG③】
汗がたくさん出したいからと言って、熱いお湯で半身浴をしているならすぐにやめましょう。
せっかく半身浴するなら滝のような汗をかきたいんだけど、熱いのはダメ…?
40度以上のお湯で半身浴をしている場合、肌から必要な皮脂が流れ出てバリア機能が低下し、乾燥の原因となります。
37度〜39度のお湯で体の芯からじっくり温めることで、バリア機能低下を最小限にしつつ、半身浴の効果を高めることができます。
30分以上半身浴をしている【半身浴NG④】
長い時間お湯に浸かっていると、肌がふやけてきますね。
ふやけた肌は角層が緩んだ状態で、うるおい肌には欠かせないセラミドなどの成分がどんどん流れ出て乾燥につながります。
同時にお湯に浸かっていない顔は水分も蒸発し、特に乾燥を感じやすいということです。
半身浴の正しい時間は、15分〜20分です。もっと汗をかきたいと欲張ってしまうと、乾燥の原因となります。
うるおい肌に必要な成分や皮脂がどんどん流れ出ていくと聞くと、かなりこわいですよね。
ひとつでも当てはまるなら、肌を乾燥させています!ぜひ改善していきたいですね。
半身浴で顔を乾燥させないためには、正しい方法で半身浴をすることが大切です。
ただし、体調が悪いときは無理をせず休んでくださいね。
正しく半身浴をすれば、美肌効果、疲労回復効果、ダイエット効果、むくみ改善などメリットがたくさんあります。
正しい方法で乾燥知らずの半身浴をして、効果を最大限まで引き出し、きれいをゲットしましょう!
半身浴中に顔を保湿しても効果がないのは本当!?
さて、ここでひとつ疑問になるのが、乾燥するなら半身浴中に顔を保湿したらいいのでは?ということですよね。
半身浴の時間を利用してパックをするのは、時間を有意義に使えてグッドアイディア♪…とはいかないようです。
実は、半身浴をしながら顔を保湿しても効果があまりありません。
私はこれを知る前は、やってしまったことがありました。一石二鳥!などと思いながら…(笑)
半身浴をすると汗として水分とうるおい肌に欠かせないセラミドなどの成分がどんどん流れ出てしまうのです。
水分やうるおい成分が流れ出ているところに、パックやオイルで保湿をしても流される力の方が大きく、保湿に大切な有効成分が浸透せず効果が発揮されません。
半身浴中に顔を保湿するのは難しいということですね…
保湿に大切なのは、適度な皮脂と保湿成分が肌の上に残っていることです。
半身浴をすると、毛穴も開き、うるおい成分も流れ出てしまって不足している状態です。
半身浴が終わったすぐ後にパックをすると、お肌にぐいぐい有効成分が浸透して一番パックの効果が得られるというわけです!
注意点は、パックの使用時間を守ることです。もったいないからといって、パックが乾くまでつけていると乾燥するだけなので、これまたやりすぎは要注意。
半身浴しても顔に汗をかかないのは汗腺の衰えが原因!?
半身浴といえば、ダラダラ汗をかいてすっきりするイメージですが、しっかり汗はかけていますか?
顔に汗をかかないことがある…
半身浴をしても顔に汗をかかないというときは、汗腺が衰えている可能性があります。ひー!
汗腺とは、名前のとおり汗が肌に出てくるときにとおる皮膚腺のことです。
今はエアコンで室内の温度をコントロールして、室内であれば夏でも汗をかくことはほとんどないですよね。
汗をかかない生活を続けると、汗腺が衰えて、半身浴をしても汗をかきにくくなってしまいます。
汗腺の衰えチェック‼︎
汗腺の衰えを知るには、まずどんな汗が出ているか確認してみてください。
汗には「いい汗」と「悪い汗」があります。
悪い汗
- 汗がドロドロしていて嫌な感じがある
- 汗をかくと乾きづらい
- しょっぱい
- においが強い
いい汗
- サラサラ
- 汗をかいてもすぐ乾く
- 味なし
- においなし
もしあなたの汗が「悪い汗」なら、汗腺が衰えている証拠です。
衰えてしまった汗腺を正常な状態に戻すにはどうしたらいいのか気になりますね。
汗腺を鍛えて若返らせれば、半身浴で顔に汗をかかない悩みを解決することができます。
汗腺を鍛えて若返らせる方法
汗腺を鍛えて若返らせる方法は、ただひとつ!毎日汗をかくことです!
汗ばむ程度のウォーキングをしたり、サウナや岩盤浴でしっかり汗を流したり、手湯・足湯で汗をかくことも汗腺の若返りに効果的です。
毎日ウォーキングとは…なかなかヘビー!
面倒…と思いましたか?私も思ってしまいました(笑)
しかし!美容のためです。毎日500mlほど汗をかく習慣をつけると、自然と汗腺は鍛えられ、若返ります。
弱った汗腺を放っておくと、汗が出にくいだけでなく、肌のたるみにもつながる可能性があるのです。
ちなみに、500mlの汗がどのくらいなのか分からないと思われたら、「発汗チェッカー」を試してみるといいかもしれません。
どのくらい動いたら汗をかくかは個人で違います。
「発汗チェッカー」は皮膚に貼り付けるだけで発汗量を調べることができるパッチです。
どのくらい汗をかいたか目に見えてわかるとモチベーションキープにもなりますよね。
まずは、14日間毎日汗をかくことを続けてみてください。
14日後の半身浴では顔に汗がしっかり流れていることが実感できますよ。
ひとりで続けるのがつらいなと思われたら、スマートウォッチもおすすめです。
私はアップルウォッチを使っていますが、日々のアクティビティが目に見えて分かります。
応援メッセージも表示されるので、あまり運動していない日は頑張らなくては!とモチベーション維持に繋がっています。
汗をかくことと同じくらい水分補給も大切ですので、水分補給はしっかりしましょう。
半身浴をすると顔が赤くなるのはなぜ?
半身浴をしていると、そんなに熱いわけでもないのに顔が赤くなって気になるというお悩みもあるのではないでしょうか?
周りの人から「顔が赤いよ、どうしたの?」など声をかけられると、気になりますよね。
半身浴をして顔が赤くなるのは、寒暖差や汗腺の衰えが要因かもしれません。
寒い浴室から急に半身浴を始めると、寒い浴室の温度と温かいお湯の寒暖差で、血管が広がり血液がどっと流れ込み顔が赤くなる原因となります。
顔が赤くなると血流が良いと思われがちなのですが、実は血流がうまく調整できずに普段は見えないはずの血液が透けて見えています。
浴室が寒いなと感じられる場合は、以下どちらかの方法を試してみてください。
- 少し熱めのお湯を湯船にはり、半身浴前にお風呂の蓋をあけたままにしておく
- シャワーを高い位置から出したままにしておく
ご紹介した方法は暖房器具がなくても、湯気で浴室温度を上げることができます。
シャワーを出したままにするのは少しお湯がもったいない気もしますが、身体のためですね!
湯気でしっかりと浴室を温めてから、半身浴を始めると顔が赤くなるのを防ぐことができる可能性があります。
熱めのお湯をはったときには、半身浴を始める前に湯温が37度〜39度になっているか確認してください。
浴室を温めて寒暖差をなくしても、熱すぎるお湯で半身浴をすると顔を乾燥させる原因になるので注意が必要でしたね!
浴室は寒くないのに半身浴をすると顔が赤くなる場合は、汗腺の衰えに要因があるかもしれません。
汗腺が衰えると汗をかきにくくなるとお伝えしましたが、汗には体温を調節する役割もあります。
半身浴をすると身体が温まり体内に熱がうまれます。その熱を身体の外へ逃がす仕事をするのが、汗です。
しかし、汗腺が衰えて汗をかきにくい場合、半身浴をしている時に体温の調節が上手くできず、体内に熱が溜まって顔が赤くなるのかもしれません。
半身浴で顔が赤くなることを防ぐために、しっかり汗をかけるよう汗腺を若返らせることも重要です。
ちなみに、毎日500mlほど汗をかくことが汗腺を若返らせる方法でしたね。
なお、いつまで経っても顔の赤みが引かないなら赤ら顔の可能性もあるかもしれません。
気になるようなら医師に相談することをおすすめします。
まとめ
- 半身浴で顔が乾燥してしまう、絶対的な4つのNG習慣がある
- 半身浴中に顔をパックやオイルで保湿してもあまり効果がない
- 半身浴で汗がかけないのは汗腺の衰えが原因かも
- 汗腺を鍛えれば、半身浴で汗をしっかりかけるようになる
- 半身浴で顔が赤くなるなら、寒暖差や汗腺の衰えが要因かも
半身浴は、自宅で簡単というイメージがありましたが、顔を乾燥から防ぐためにやってはいけないNG習慣もありました。
しかし、半身浴正しい方法で続けると、顔の乾燥も防ぐことができて、メリットもたくさんあります。
これからは顔を乾燥させない半身浴を続けていきましょう!
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