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必見!テレビを見ない人は何をしている?共通の会話を見つけるには

トリビア
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テレビを見ない人が多くなったと思いませんか?

NHKの調査によれば、10代から20代の半分が、ほとんどテレビを見ないのだそうです。

好きなテレビ番組や、芸能人を会話のとっかかりにしていた人にとっては、話題がなくて困ってしまうこともありますよね。

テレビを見ない人は、普段何をして過ごしているのでしょうか。

NHKが発表した「2020年 国民生活時間調査」によると、テレビを見ない人は、インターネットで情報を取り入れていることが多いようです。

最近の流行りについていきたいあなた、テレビを見ない人たちとの会話のとっかかりを探りたいあなた、必見です。

 

 

テレビを見ない人が増加!若い人ほど見ない?

「なんだか近頃、テレビを見ない人が増えている気がする…。」そう感じたあなた、気のせいではありません。

「2020年 国民生活時間調査」によれば、1日に一度もテレビを見ない人は、2015年の15%から21%に増加しており、若い年代ほどテレビを見ない人が増えています。

たったの21%?と思うかもしれませんね。しかし、これは全年代を合わせた統計です。

年代別に見ると、16~19歳では、一日にテレビを見るという人が半分以下の47%と、大変少なくなっているのです。

この調査では10代前半と後半、20代、30代…と年代別にテレビを見る時間のアンケートを取っているのですが、年代による特徴が大きく、以下の内容が読み取れます。

「2020年 国民生活時間調査」から読み取れること

  1. 70歳以上はほぼ全員(95%)テレビを見ている
  2. 60代でもほぼ全員(94%)テレビを見る
  3. 50代からテレビを見る人の割合が83%と減り始め、年代が下がるにつれ見ない人の割合が増えていく
  4. 最もテレビを見ない人が多い年代は16~19歳(47%)

60代以上ではテレビを見ない人は少数派で、「テレビを見ない」という習慣は、主に若い人に広まっているといえそうです。

 

 

テレビを見ない人の割合は年々増えている!

テレビを見ない人の割合は年々増えています。

ただし、テレビを見ないその時間、空いた時間を仕事や勉強に打ち込んでいるわけではないようです。

「2020年 国民生活時間調査」によると、若年層では、テレビの代わりにインターネットを利用する時間が多くなっているとのこと。

インターネットを利用する人の割合は、70代以上ではたったの20%ですが、16~19歳では80%に及び、年代が若くなるにつれ大きくなっています。

これはちょうど、テレビを見ない人の割合と比例しており、つまりテレビを見ない人ほどインターネットを見る時間が長いのだといえそうです。

インターネットの中でも、特にYouTubeなどの動画配信サービスの人気が高く、16~19歳と20代では、平均して一日に1時間以上動画を見て過ごしているようです。

テレビを見ない人たちに大人気のYouTubeですが、普段彼らはどんな動画を見ているのでしょうか?

2020年における、最も人気のあったYouTubeチャンネル(番組のようなもの)は、以下のようになっています。

2020年YouTubeチャンネル総再生数ランキング
1位 Junya.じゅんや(YouTuber ※動画製作者のこと)
2位 東海オンエア(YouTuber)
3位 Fischer’s-フィッシャーズ-(YouTuber)
4位 ヒカル(Hikaru)(YouTuber)
5位 THE FIRST TAKE(音楽チャンネル)

私は普段、YouTubeといえば猫とか、レッサーパンダとか、ワモンアザラシとか、かわいい動物動画ばかり見ているのですが、そのようなチャンネルはひとつも入っていませんね…。

どれも知らない人ばかりだったので、上位にランキングされているチャンネルを視聴してみました。

まず、1位のJunya.じゅんやさんという方は、体を張ったおもしろ動画をつくることで有名なYouTuberです。

動画の長さが短く、手軽に視聴できるのが人気の秘訣のようです。

私が見た動画では、テーブルの上にホイップクリームを注いだコップを乗せ、鼻からストローで吸っていました。

「ゴフッ」という音とともに鼻からホイップクリームを吹き出すリアクションが楽しいと評判でした。

身近に、テレビを見ない人がいて話題に困っているあなたは、真似してみたら食いついてくれるかもしれません。

2位の東海オンエアさんもYouTuberですが、「知らない料理を想像だけで作ってみる」「缶蹴りにルールを加えて遊んでみる」など、さまざまな企画で動画を作っているグループです。

私が見た動画は、プロレス技とトランプゲームの神経衰弱を組み合わせる企画でした。

タイトルだけではどんな動画か想像がつかないかと思いますが、動画の中に本物のプロレスラーが登場し、東海オンエアのメンバーに技をかけている様子がとても楽しいと大好評でした。

読みやすい字幕がこまめに入り、リングまで貸し切って撮影するプロっぽさがテレビのバラエティ番組に似ているように感じました。

NHK放送文化研究所によれば、動画を毎日見る習慣のある人は、20代以下の若い男性で多いのだそうです。

必然的に、人気のあるYouTuberも男子学生向けの内容が多くなり、シニア世代に喜ばれそうなチャンネルは、あまり視聴数が増えないようです。

ターゲットとする客層に偏りはあるものの、インターネットではお笑いも見られますし、ニュースも、バラエティ番組っぽいものも見ることができます。

テレビを見ない人は、こういった動画を見ることで世間の流行を取り入れているのですね。

 

 

テレビを見ない人の理由は動画が好きだから?

若者向けのお笑いもニュースも、テレビでも見られるのに、テレビを見ない人はどうしてインターネットで見るのでしょうか。

テレビと同じなら、テレビで見れば済む話と思うかもしれませんね。

実は、テレビを見ない人には、テレビではなく動画を見るさまざまな理由があるのです。

 

番組が始まる時間を待たなくていい

普段テレビをつけっぱなしにしていると気づかないかもしれませんが、面白いテレビを見るには何かと下準備が必要です。

①まず予告や番組表で気になった番組をチェックする②カレンダーに放送する時刻を書いておく③放送時刻にテレビをつける、などなどテレビを見るには何かと手間が多いのです。

せっかく面白そうな番組を見つけたのに、カレンダーに書き忘れたり急な用事が入ったりなどで、見逃してしまうこともしばしば…。

見たいときに何度でも見ることができるというのも、YouTubeなどの動画配信サービスを好む理由の一つです。

「時間を気にすることなく、いつでも見られる」というのは、テレビにはない魅力ですね。

最近はテレビでも「見逃し配信」といって、放送した番組を期間限定で視聴できるものが増えています。

ドラマやアニメなどに多いのですが、見逃してしまった放送を1週間、1話分だけインターネットで配信するサービスです。

ドラマやアニメは1話でも見逃してしまうと、お話がわからなくなって視聴をやめてしまうことも多いと聞きます。

せっかく何週間も視聴してくれたファンを、たった一度の見逃しで失ってしまうのはもったいないので、テレビ局とファン双方にとって嬉しいサービスだと思います。

私も利用したことがありますが、CMも入らず(入っても十秒程度)、時間に縛られることなく視聴できてとても便利だと感じました。

 

CMが明けるのを待たなくていい

テレビ番組は、ワクワクする気持ちを煽るのが上手いですよね。

「仰天!リポーターがそこで見たものとは!?」などと煽られると、つい気になってCMが過ぎるのを待ってしまいます。

しかし、最近はCMが明けるのを待てなくなってきている人が増えてきています。

YouTubeなどの動画配信サービスならCMはありませんし、広告はありますが、せいぜい10秒ほどなので、待つ時間が短くて済むのです。

テレビを見ているときにCMに突入すると、その時間を使って用事を済まそうと席を立つこともありますよね。

しかし、CMが終わるまで用事を終えてテレビの前に戻ってくるのは、意外と難しいことです。

戻ってきたときにはCMが明けていて、気になるシーンを見逃してしまうこともしばしば。

インターネットなら何度でも再生できるので、見逃してしまう心配がないことも、動画を選ぶ理由の一つです。

 

テレビより動画のほうが面白い

単純に、「テレビより動画のほうが見ていて面白い」と思う人もいます。

NHK放送文化研究所が出している「日本人とテレビ 2015」という報告書によれば、20代以下の半数以上が「テレビよりインターネット動画のほうが面白いと思う」と答えたそうです。

(インターネット動画というのは、YouTubeなどの動画配信サービスのことです)

テレビは面白い番組も面白くない番組も流れますが、動画の場合、視聴数ランキングのサイトなどを見れば、人気の高いチャンネルをすぐに見つけることができます。

チャンネルも星の数ほどあるので、いくらでも楽しい動画を見つけることができるのです。

選択肢が広いのも、テレビを見ない人が動画を見る理由かもしれませんね。

ちなみにシニア層では、美容やヨガ、病気の予防などの健康促進チャンネルや、料理をするチャンネルが人気のようです。

 

 

テレビを見ない人の特徴はわかっていない?

冒頭では、「若い年代ほどテレビを見る割合が少なく、インターネットを見る割合が多い」という調査結果をお伝えしました。

「若者の間では、テレビの代わりにインターネットを利用する時間が多くなっている」という調査結果もお伝えしました。

しかしながら異なる調査結果においては、若者がテレビ代わりにインターネット動画を見ているかといえば、必ずしもそういうわけではないようです。

2016年にNHKが刊行した「放送研究と調査」という雑誌に「若者はテレビ代わりに動画を見ているのでは?」という仮説のもと行われたアンケート調査がのっています。

調査の結果仮説ははずれ、なんと「動画を毎日見ている人はテレビも好きでよく見ている」という結果になったのです。

つまり、必ずしも若い人がテレビを見ない人の特徴というわけではないようです(動画を見る人が必ずしも若い人とは限りませんが)。

この結果は、冒頭でお伝えした、「若年層では、テレビの代わりにインターネットを利用する時間が多くなっている」とは矛盾する結果のようにも見えますよね。

この不思議な結果については、「テレビではなくスマホでテレビ番組を視聴しているということ?」などの憶測もありますが、はっきりしたことはまだわかっていません

「放送研究と調査」では引き続きテレビを見る人、見ない人の調査を行っているので、そのうちこの矛盾が解消されるかもしれませんね。

NHKの調査では、テレビを見ない人の属性を推し量ることができなかったので、SNSや掲示板から「テレビを見ない人」の特徴を集めてみました。

 

芸能人に興味がない人

芸能人を知らない、芸能人に興味がないためテレビを見ても面白いと思わない、という人が数多くいました。

今は芸能界に興味がない人が増えているのかもしれません。

 

バラエティのノリが苦痛と感じる人

女性の掲示板では、特にバラエティのノリについていけないと感じる人が多いようでした。

人の容姿などをネタにしたり、失敗をあげつらって笑いを取ったりするように見えて不愉快だという声も聞こえました。

このようなバラエティ特有のノリは、人気YouTuberの動画でも見受けられるように感じましたが、インターネット動画では見たいものを選ぶことができます。

好みに合った内容だけを見たいというのも、テレビを見ない人の特徴かもしれません。

 

定額制の動画配信サービスを見ている

アマゾンプライムやHulu、ネットフリックスなど、定額制の動画配信サービスを見ているからテレビを見ないという人も多くいました。

私も一時期Huluに入会したことがあるのですが、絶えず新しいドラマや映画が追加されるので、飽きることがありません。

このようなサービスを見ている人には、テレビを見る暇はないかもしれません。

 

 

まとめ

  • 若年層ではテレビの代わりにインターネットを利用する時間が増えている
  • 16~19歳と20代では、平均で一日に1時間以上動画を見て過ごしている
  • 人気のある動画は若者向けが多い
  • 「日本人とテレビ 2015」によれば、20代以下の半数以上が「テレビよりインターネット動画のほうが面白いと思う」と答えた
  • 動画を好む人はテレビが好きという報告もあり、必ずしも若い人がテレビを見ない人というわけではない
  • テレビを見ない人の特徴は、芸能人に興味がない、バラエティのノリについていけない、定額動画配信サービスを見ているなどさまざま

インターネットの発達で、さまざまな面白い動画や映画を手軽に楽しむことができるようになりました。

テレビを見ない人と何を話せばいいか困っているあなた、おすすめの動画を聞いてみると面白い発見があるかもしれませんよ。

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