夜中に小腹が空いてしまうことがありますよね。
夜食をとると太るかもしれないという思いから、我慢をするか食べてしまうかと葛藤することもあるのではないでしょうか。
罪悪感はあるけれど、小腹は満たしたい…!家にあるのはバナナだけれど、バナナは夜食としてとっても太らないのかな…?
そんなお悩みにズバリお答えします!バナナは、低カロリーで消化も良く、夜食にするには最高の果物なのです!
バナナは、一本食べるだけでも満足感が得られやすいですよね。
比較的安く、一年を通して買うことができるバナナは、夜食として常備しておくにはとてもいい果物です。
美容にもうれしい成分があるバナナ。夜食をとるときのバナナの食べ方や、バナナの効果、アレンジレシピをご紹介します!
夜食にバナナがおすすめ!!実は低カロリー!
夜食にバナナはどうやら良さそうだけど、夜にバナナを食べるのは本当のところはどうなのか気になりますよね。
バナナは低カロリーで消化が良いため、実は夜食として最適な果物です。
バナナは、どちらかといえば朝に食べるイメージがありませんか。
もちろん、朝にバナナを食べることで、一日のスタートを切るための大切なエネルギーになるので間違いではありません。
バナナは朝の活動を効率よくするだけではなく、夜のお休みモードの体にもよい影響を与えてくれます。
夜食をとるときには、低カロリーで消化の良いものが理想的です。
こってりしたものを食べてしまうと、消化に時間がかかり、今度は眠りにつきにくくなる恐れがあります。
翌朝も、胃がスッキリせず、寝起きの悪さにもつながります。
バナナの良いところ
- カロリーは100gで約86kcal
- 消化が良い
- 皮をむくだけで手軽に食べることができる
- カロリーの割に満足感を得られやすい
バナナはもともと消化が良い果物なのですが、バナナに含まれているアミラーゼという酵素がより消化吸収を早めてくれます。
夜食にあまり手をかけるのが面倒だと思うのは私だけでしょうか…。
手軽に食べることができるのもうれしいポイントですよね。
バナナのカロリーが低いからとたくさん食べてしまっては、夜食をとりすぎてしまうことになりかねません。
夜食としてバナナを食べる本数は1本~2本までです。
夜食をとってから寝るまでの時間にも注意が必要です。
食べてから最低でも2時間はあけて寝るように心がけましょう。
バナナだけで本当に満足することができるか、最初は心配になるかもしれません。
夜食にバナナをとるときに意識しておくことは、よく噛むことです。
そんなことは分かっているよ!という声が聞こえてきそうですね(笑)
分かっていることは十分承知ですが、基本は大切なのであらためてお伝えしますね。
よく噛むことで、しっかり食べているという感覚になります。そうすると満腹感や満足感につながります。
そして、バナナを食べるときに一緒にコップ一杯程度の水を飲みましょう。
水は冷たいものをさけて、常温の水を飲むことをおすすめします。
体を冷やしたくない場合は白湯でもいいです。白湯は、沸騰させた水を適温になるまで冷ました飲み物です。
よく噛んで食べて、水分も一緒にとることでより満足感が得られます。
温かい白湯は体も温まるのでリラックスできますよ。
夜食にバナナを食べて得られる効果とは
バナナを夜食にすることで良い効果があると、少しは夜食への後ろめたさも減るはずです。
消化がよく低カロリー以外にどのような効果がバナナにあるのかを調べました。
睡眠の質を上げる
睡眠には、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンという成分が重要になります。
トリプトファンは、食品から体内に取り込まなければいけない成分です。バナナには、このトリプトファンが含まれています。
睡眠の質をよくするためには、バナナではなくてもトリプトファンが含まれた食品をとればいいのでは?と思うかもしれません。
トリプトファンだけでは睡眠の質が良くなることにはつながりません。
炭水化物とビタミンB6を合わせることで、睡眠の質の向上が期待できます。
バナナには、トリプトファンと炭水化物、ビタミンB6がバランスよく含まれています。
バナナを食べることで睡眠の質が上がり、疲労回復やリラックス効果が期待できます。
美容効果
バナナにはビタミン類の栄養素が豊富に含まれています。
バナナを食べることで、美容効果が期待できます。
バナナは抗酸化力が高い果物のひとつ。抗酸化力とは、体内の細胞や組織をさびつかせる原因になる活性酸素を取りのぞく働きのことです。
バナナにはスジがありますよね。捨てていませんか?
抗酸化作用のあるポリフェノールがスジには含まれているんです!
抗酸化物質の働きにより、アンチエイジング効果も期待できます。
捨ててしまいそうな部分にも栄養素があるのには驚きますよね。
スジは取らずにまるごと食べましょう!夜食にしても美容効果があるのは、うれしいですね。
むくみや便秘の解消
バナナにはカリウムという栄養素が豊富に含まれています。
このカリウムは、体の中の塩分を外に出してくれる役割があります。
バナナを食べることで、むくみを解消してくれる効果が期待できます。
また、バナナには食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれているため、便秘解消にも効果があります。
免疫力が維持できる
免疫力を維持するためにはバランスの取れた食事や睡眠などが大切です。
なかなかバランスの取れた食生活を送るのは難しい場合もありますよね。
バナナは体に必要な栄養分などがバランスよく含まれています。
手軽に栄養補給ができるバナナは、免疫力維持の手助けとなります。
熟成度別でさらに違う効果
バナナの効果は、スーパーなどで買ってきたものをそのまま食べることで十分感じることができます。
しかし、バナナの熟成度によっては、さらに効果が期待できる場合があるのです!
青バナナ・黄バナナ・茶バナナの3段階の熟成度に分けてご紹介します。
整腸効果をより期待したいときには青バナナ
- スーパーでも並びたてのバナナを選ぶ
- しっかりとした食感が特徴
- 青バナナには、食物繊維と同じ働きをする「難消化性(なんしょうかせい)デンプン」が多く含まれている
- 難消化性デンプンは、大腸まで消化されることがなく届く
- 腸内で善玉菌を増やしてくれるため、整腸作用効果に、より期待ができる
美肌効果・アンチエイジングの効果をより期待したいときには黄バナナ
- 全体が黄色に熟したバナナを選ぶ
- 甘みと香り、噛みごたえのバランスがとれている
- 美容ビタミンといわれる、ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6が、ほかの果物に比べてたくさん含まれている
- ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6の3つのビタミンが不足すると肌荒れにつながる
免疫効果をより期待したいときには茶バナナ
- シュガースポットができ、青・黄バナナに比べ甘みがより増している
- 皮がだんだん茶色になると出てくる黒いポツポツしたものがシュガースポット
- シュガースポットがあるバナナには、免疫力を高める成分がより豊富に含まれている
- 胃粘膜を保護してくれる効果もあるため、胃腸が弱い場合にもおすすめ
夜食としてとるバナナでも、熟成度によってさらに効果が期待できるのは嬉しいですね。
夜食をとるときの体調に合わせて食べ分けることもできます。
あらためて、バナナの効果と栄養分はすごいですね!
夜食のバナナレシピ!さらにおいしく♪
夜食に毎回、同じものを食べ続けると飽きてしまいますよね…。
バナナそのものだけでは食べているうちに味気なく感じてしまうことがあるでしょう。
バナナ一本だけでは小腹が満たされないと感じるときもあるのではないでしょうか。
バナナにプラスして満足感をアップさせたり、味を変化させたりして夜食でも飽きないバナナレシピをご紹介します。
ホットバナナ
バナナを温めるのはどうなの?と感じるかもしれません。
これが、とてもおいしいのです!私も、初めは温めることを疑っていたのですが、食べてみるとトロッとした食感がとてもよくておいしくいただけます。
温めることで甘さが増して、満足感をより感じることができます。
ホットバナナの作り方
- 皮をむいたバナナ一本を皿に移して電子レンジで30秒~1分ほど様子を見ながら温める
- フライパンを使う場合は、表面に少し焼き色が付けば完成
そのままでも十分おいしく食べることができますが、お好みで、きなこ・シナモン・はちみつ・オリーブオイルなどを小さじ1杯程度かけても味の変化が楽しめます。
ホットバナナは、体の中からあたためてくれるので腸の冷えをやわらげる効果があります。
なかでも、オリーブオイルと一緒にとると、オイルの油膜がホットバナナの保温力を体の中でも維持してくれます。
また、オイルの効果で腸の動きも良くなるのでおすすめです。
バナナジュース
バナナは、シュガースポットの出た茶バナナで作るのがおすすめです。
甘みが増しているので味の濃いジュースができます。
バナナジュースの作り方
- バナナ一本と牛乳150ml~200mlを入れてミキサーにかける
- 全体が混ざり、バナナのかたまりがなくなったら完成
ミキサーがない場合
- ポリ袋やジッパー付きの袋にバナナを入れて、袋の上から手でバナナをつぶす
- 牛乳を入れてさらに混ぜるように揉んで完成
- 袋の端を少し切って注ぐとコップに移しやすい
お好みで、ヨーグルトを少量加えてもおいしくいただけます。
暑い時期には、凍らせておいたバナナでジュースにしてみるのはいかがでしょうか。
皮をむいてから、一口大に切ったバナナをラップに包むか、ジッパー付きの袋に入れて凍らせておきます。
飲みたいときに、バナナと牛乳をミキサーにかければ完成です。
氷を入れなくてよいので味が薄くならず、濃厚なバナナジュースになります。
シェイクのような濃厚さがあるので、満足感も得られますよ。
寒い時期や体を冷やしたくない場合は、ホットバナナジュースにするといいです。
バナナジュースを作ったら、コップに移して電子レンジで2分ほど温めて完成です。
ご家庭で使っている電子レンジによって違いがあるので、様子を見ながら温めてくださいね。
牛乳を豆乳に変えてみるのも風味が変わるのでおすすめです。
バナナアイス
アイスを作る場合も、シュガースポットの出た茶バナナがおすすめです。
皮をむいてから一口大くらいに切り、ラップで包むかジッパー付きの袋に入れて凍らせます。
食べる5分前位に冷凍庫から取り出しておきましょう。少し柔らかくなったら食べごろです。
私は、5分が待てないときには、口に入れて溶かしながらバナナを味わうこともあります(笑)
バナナを凍らせるだけの簡単レシピです。凍らせておけばジュースにも使えるので、冷凍庫に常備しておくのもいいかもしれません。
どれも、バナナに少しだけプラスするだけのお手軽レシピになっています。
夜食としても、胃の負担になることがないので安心して食べることができますね。
まとめ
- バナナは夜食にするには最高の果物
- カロリーが約86kcalと低く、消化も良いため夜食に適している
- バナナと常温または白湯を一緒にとることで満腹感が得られる
- 夜食は、寝る2時間前までにすませておくことが理想的
- バナナには豊富な栄養素がバランスよく含まれている
- バナナを食べると、睡眠の質の向上・美容効果・便秘解消効果・免疫効果が期待できる
- バナナの熟成度によって、効果をさらに高めることができる
- バナナに変化をつけたいときには、ホットバナナやバナナジュースにアレンジしてみる
夜食にバナナを選ぶことで、体によい栄養素を取ることができます。
夜食をとるときは、食べ方や時間帯にも気をつけましょう!
コメント