子どもから大人まで人気の干し芋。モチモチとした触感で食べごたえがあり、甘くておいしいですよね。我が家ではお菓子代わりによく食べています。
干し芋は原料がサツマイモなので、体によさそうなイメージがありませんか?
干し芋はビタミンやミネラルなどの栄養価が豊富です。また干し芋に含まれる栄養成分はダイエットや美容にも効果が期待できます!
おいしくて栄養価も豊富なんて最高です!
カロリーや糖質は高い干し芋ですが、腹持ちがいいので、ダイエット中の食べ過ぎ防止にも役立ちます。
食べ方を工夫すれば、より満腹感を得ることができますよ。
干し芋の栄養価について気になっていたあなた、ぜひこの記事を読んでみてください♪
干し芋は栄養価が高い!ビタミンなどが豊富
干し芋は、原料のサツマイモを蒸して乾燥させた食べ物です。サツマイモよりも保管しやすく、手軽に食べられるのが嬉しいですよね。
スナック菓子などよりも健康的なイメージがあるので、私はよくおやつとして食べています。
干し芋をせっかく食べるのなら、栄養価が高く、体によいと嬉しくありませんか。
干し芋は栄養価が高く、ビタミンやミネラル、鉄分、食物繊維などの栄養成分がたくさん含まれています!
干し芋に含まれる主な栄養成分は以下の通りです。
干し芋を食べるだけで、これだけの栄養成分を得ることができますね
栄養成分だけでは栄養価の高さはあまり伝わらないかもしれませんが、ご安心ください。
これらの栄養成分が私たちにもたらす嬉しい効果について、これから詳しくご紹介します!
食物繊維
乾燥した干し芋には、多くの食物繊維が含まれています。
干し芋に含まれる食物繊維は腸内環境を整えてくれ便秘解消に役立ちます。
干し芋はお腹にたまりやすいイメージから、便秘ぎみになるのではないか…と思っていましたが、むしろ便秘解消によいとのこと!
確かに、これまで干し芋を食べていて、便秘になったと感じることはなかったように思います!
便秘に悩むときがあれば、その解消を期待するために干し芋を食べることも一つの手かもしれません。
マグネシウム
マグネシウムはミネラルの1つであり、筋肉収縮、神経伝達、精神安定、体温や血圧の調整などに重要な働きを担うと言われています。
マグネシウムは体内で善玉コレステロールを増加させてくれるため、血液の余分なコレステロールを排出してくれます。
また、肌の乾燥やダメージにも強いため、美容にも効果的です!
美容にも効果があるなんて、嬉しい限りですよね♪
ただ、健康にも美容にもよいマグネシウムですが、大量のカルシウムと一緒にとると、体への吸収量が減ってしまいます。
干し芋から鉄分をとりたい場合は、カルシウムを含む食品をとりすぎないよう気をつけてください!
私は干し芋と一緒に牛乳を飲む時、牛乳を大量に飲みすぎないよう気をつけています。
多くとりすぎなければ大丈夫です
カリウム
カリウムもマグネシウム同様、ミネラルの1つです。
カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれるので、むくみ解消や高血圧の改善に効果が期待できます。
飲み会などで塩分をとりすぎたな…という日は、干し芋を食べるとよいかもしれませんね。
しめの干し芋!(笑)
ビタミンE
干し芋にはたくさんのビタミンが含まれています。
なかでもビタミンEは強い抗酸化作用があり、シミの予防や細胞の老化を防ぐ、血管を強化する、発がんを抑制するなどの働きがあると言われています。
ビタミンEはビタミンCと一緒にとることで、抗酸化作用がさらにアップするそう!ビタミンCも干し芋に含まれているので、一石二鳥ですね♪
ビタミンB1
ビタミンB1は心臓、脳神経、手足の神経の働きを正常に保つ働きがあると言われています。
体の成長の促進も助ける働きがあるので、成長期の子どもにも干し芋は最適です。また、免疫力UPや疲労回復効果も期待できます。
また、ビタミンB1は糖質と合わせてとると、効率よくエネルギーに変わります。干し芋は糖質を非常に多く含んでいるので、ビタミンB1の働きは抜群です。
子どものおやつやお年寄りの栄養補給などにも干し芋は最適です。
干し芋はみんな大好き!
誰でも食べやすい干し芋ですが、子どもやお年寄りに食べさせる場合は、のどにつまらせないよう十分気をつけて下さい!
ビタミンC
ビタミンCはビタミンEとともに強力な抗酸化作用があると言われています。
しみなどを作るメラニン色素をおさえる、免疫力を高める、コラーゲンの生成にかかわる、血中コレステロール値を下げる、腸内での鉄の吸収を促すなどの働きがあります。
肌にうるおいやハリを与える作用もあるため、美容にも効果的な栄養成分です。
ビタミンCは体内で合成することができないので、食べ物からとる必要があります!
ビタミンCといえば、レモンなど柑橘系フルーツに含まれているイメージがありませんか?実は干し芋にも含まれているのです!
フルーツは生モノなのであまり日持ちしませんが、干し芋であれば簡単に保管でき、どこでも手軽に食べることができます。
手軽にビタミンCをとりいれたいあなた、ぜひ干し芋を食べてみてください。
鉄分
鉄分は体内の血液に酸素を運ぶ役割を担っているため、貧血防止や冷え性の予防に効果的です。
鉄分はビタミンCと一緒にとると吸収率が高くなります。干し芋にはビタミンCも含まれているので、より体内に多くの鉄分をとりこむことができます。
コーヒーや紅茶に含まれているタンニンという成分は鉄分の吸収を妨げてしまうので、干し芋を食べる際、これらの飲み物は控えるとよいでしょう。
せっかく食べるのなら、
鉄分を取り入れるために意識するといいですね
以上、干し芋の主な栄養成分とその効果についてご紹介しました。
干し芋はカロリー高めだがダイエット効果あり
干し芋が体にもたらす効果としてご紹介した「便秘解消」や「むくみ防止」「余分なコレステロールの排出」などの効果は、ダイエットにもつながります。
しかし、干し芋のカロリーは決して低いとはいえません。
干し芋のカロリーは100gで約300キロカロリーほどです。お米が100gで約150キロカロリーなので、干し芋のカロリーは高めと言えます。
干し芋は糖質もお米の約2倍ほどなので、食べ過ぎるとダイエットによくありません。
ただ、ここでお伝えしたいのは、カロリーや糖質が高いからといって、干し芋はダイエット中に食べてはいけない食べ物ではないということです。
干し芋は、血糖値の上昇速度を数値で表した「GI値」が常に低いため、ダイエットにも効果的です!
GI値が低いと、糖分の吸収が遅くなるため、腹持ちがよくなります。腹持ちがよいと、ダイエット中の食べ過ぎ防止に役立ちます!
お米のGI値が88、食パンが95、うどんが85なので、これらと比較すると、干し芋のGI値はとても低いことが分かりますよね。
「カロリーが高い食品=ダイエット中はNG」だと思いがちですが、
そうでもない、ということですね(もちろん、食べ過ぎはNG)
また、食べ方を工夫することにより、さらに腹持ちをよくすることができます。
腹持ちをよくする干し芋の食べ方について、これから詳しくご紹介しますね。
干し芋の食べ方のポイント!腹持ち効果UP
ダイエットの天敵は空腹感ですよね。空腹感をなくし、腹持ちをよくすることができれば、ダイエット中の食べ過ぎ防止に役立ちます。
干し芋は食べ方のポイントを工夫すると、腹持ちがよくなり、大きな満腹感を得ることができます!
満腹感を得ることができる食べ方のポイントについて、2通りご紹介しますね。
水を飲みながら食べる
干し芋の腹持ちをよくする食べ方の1つめは、「水を飲みながら食べること」です。
満腹感を得られるための特殊な薬…などは一切要りません!用意するものは水だけ。
干し芋は水に溶けない「不溶性食物繊維」です。この不溶性食物繊は、水分と一緒に長く胃に保持されるので、腹持ちがよくなります。
水にはカロリーがないのも、ダイエット中には嬉しいポイントですよね。
私のおすすめは炭酸水と一緒に干し芋を食べることです。
炭酸水は普通の水に比べて、満腹感が得られるので、干し芋と一緒に飲むと満腹感が2倍になるような感じがします♪
飲み物をとりながら食べると、干し芋をのどにつまらせる危険性も少なくなりますね。
よくかんで食べる
干し芋の腹持ちをよくする食べ方の2つめは、「よくかんで食べること」です!
これはなんでもそうですが、「よく噛む」ことはとても大事です
干し芋に限らず、どの食べ物でもそうですが、よくかんで食べると、脳の「満腹中枢」という神経を刺激し、満腹感が得やすくなります!
干し芋は弾力があり、かみごたえがある食べ物なので、よくかんで食べやすいです。
よくかんで食べることで、顔の筋肉が鍛えられ、美容にも効果的です。
食べ物を食べるスピードが速い私でも、干し芋はかみごたえがあるので、ゆっくりかんで食べることができます。
かむだけであればお金もかからず、誰でも簡単に実践できますよね♪
まとめ
- 干し芋は栄養価が高く、ダイエットや美容にも効果的である
- 干し芋の栄養価には、便秘や高血圧の改善、風邪予防や疲労回復、むくみ防止や老化抑制などの効果が期待できる
- 干し芋にはビタミンやミネラル、鉄分、食物繊維などの栄養成分が多く含まれている
- 干し芋はお米に比べてカロリーや糖質が高い
- 干し芋は「GI値」が高く、満腹感を得やすいためダイエットにも効果的である
- 干し芋は水を飲みながら食べたり、よくかんで食べることで、より満腹感を得ることができる
干し芋は栄養価が高く、ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいます。
干し芋のカロリーや糖質は高めですが、食べ方に気をつければダイエット中にも役立つ食べ物ですよ♪
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