スマホがすっかり普及している現代。早ければ小学生からスマホを持たせている家庭もあります。
特に中学生になると、帰りが遅くなったり友達との付き合いなどで、その普及率は格段に高くなります。
しかし、ずっとスマホをいじるようになってしまった…。勉強もせずダラダラとスマホを見ている…そんな子供に、ついイライラしてしまいませんか。
小学生、中学生、高校生と成長するにつれ、悩ましいスマホ使用時間の長さ。
何時までOKとルールを決めるべきか?何時間と決めるべきか?一度はみな、悩みに悩む問題です。
中学生のスマホを何時までと決めているか?さまざまなアンケートや調査の結果、夜22時までと決めている家庭が最も多いようです。
しかし、何時までとするかは家庭の生活リズムによって変わるため、親子で話し合って決めることが大切です。
「中学生が何時までスマホを見てもいいのか」やスマホルールの決め方について解説していきます。
中学生のスマホは何時まで?22時までが多い!
はじめに、中学生は何時までスマホを使っているのか?その実態についてお話します。
中学生になると、自分のスマホを持っているという子が大多数を占めます。
学校からの帰りが遅くなったり、塾に行ったり、中学生になると子供の行動範囲があっという間に広がります。
親としても、使いどころには悩みますが、スマホを持たせておくこと自体には安心感がありますよね。
ですがやはり心配なのはスマホの使い方や使用時間ですよね
中学生は何時までスマホを使ってもいいのか、みんなどうしているのか?悩みはつきません。
子供がスマホを使いすぎないためにも、しっかりと考えておきたいですよね。
さまざまなアンケートや調査から、中学生の実態としては、寝る時間を考慮して「スマホを使って良いのは22時まで」と決めている家庭が最も多いようです。
中学生は普段は学校にいる時間も長いため、スマホを触る時間帯としては夕方から夜が多いでしょう。
中学生の自由時間としては夜の時間はとても貴重。
ルールを決めないと、あっという間に何時間と過ぎていきます。
「何時まで」とスマホを触る時間を決めることはとても大事です
基本的には子供の睡眠時間を確保することを優先し、21時~23時の間で時間制限を決めている家庭が多いようです。
夜中にずっとスマホの画面を見ているとブルーライトで目が冴えてしまいます。睡眠が浅くなってしまうと体調にも影響が出るので、注意しなければなりません。
私も大人になった今でもつい夜遅くまでスマホで動画を見てしまっているので、とても耳が痛い話です…(笑)
家庭によって生活リズムは違うのは当然なのですが、遅くとも23時までにはスマホを止めるようにすることをおすすめします。
続いて、実際にスマホをどのように制限すればいいのかということについて解説します。
スマホを夜に制限すると良いということはわかりましたが、どのような方法で子供のスマホを制限すればよいのでしょうか。
スマホを制限する際には、子供が確実にスマホを使うことができないようにする環境作りが大切になってきます。
子供のスマホを制限する方法
- 親がスマホを預かる
- リビングにスマホを置くようにする
- フィルター機能を使う
親がスマホを預かるのは、最も確実で有効な制限方法です。子供も親がスマホを持っていたら、触りようがないですからね。
スマホを預かるということと同じ意味で、夜はリビングにスマホを置いておくというルールを決めてしまうのも確実な方法です。
やはり親の目が見える場所にスマホを置いておくと、子供が使いすぎることが無くて安心しますよね。
また、スマホのフィルター機能で、スマホを利用する時間に制限をかけることができます!
フィルター機能によって制限がかかったスマホはアプリなどが開けない状態になるため、「夜○○時以降は使わない」というルールを決めている場合にはぴったりの機能です。
iPhoneだと「スクリーンタイム」というデフォルトのフィルター機能があります。
androidの場合は「Googleファミリーリンク」というアプリがあるため、ダウンロードする必要があります。
スマホを実際に制限する方法はいくつかあるので、親子で話し合ったりしながら決めてみてくださいね!
中学生のスマホルールの決め方について紹介!
続いては、時間制限以外のスマホのルールについてもご紹介していきたいと思います。
子供が安全にスマホを使用するためには、時間制限だけではなく、さまざまなルールを組み合わせて制限することがおすすめです。
中学生はまだまだ子供とはいえ、小学生の頃よりも多くの人と関わっていくことになる、非常に多感な時期です。
SNSやLINEでのメッセージによるトラブルや、長い時間スマホを見続けることでスマホ依存になってしまうという危険性ももちろんあります。
対人関係については親が過保護になりすぎると子供の成長を邪魔してしまいますが、ネット社会は別。
危険性も含めて、親がきちんとスマホについて話してあげることが大切です。
ここからは、中学生のスマホのルールはどのようなものがあるのかご紹介します。
「どのようにルールを決めたらいいのかわからない!」と悩んでいるならば、きっとお役に立つはずです。
LINE以外のSNSは使わせない
中学生がスマホを初めて手に入れたとき、一番使いたくなるのはSNSですよね。
私も初めてスマホを買ってもらったときは、友達とメッセージのやりとりをすることが毎日の楽しみでした。絵文字やスタンプなども可愛くて、ワクワクしながら使っていましたね(笑)
しかし、友達同士でLINEをする分には相手がわかりますが、XやInstagramなどでは、知らない人とやり取りができてしまうため、中学生にとっては危険が伴います。
まだ中学生の間は、知り合いとだけ連絡を取ることができる「LINE」のみを許可し、そのほかのSNSはなるべく使わないようにするのがおすすめです。
何歳になったら、という線引きは難しいですが、少なくとも中学生のうちは
まだ必要最低限に留めておくのがおすすめです
LINEもさまざまな課題がありますが、友達とコミュニケーションをとるのに役立ったり、部活など学校関連の連絡などで多用されています。
先ほど説明した時間制限を設ければ夜遅くまでスマホを使うこともないので、上手にLINEを活用しましょう。
スマホを使う場所を定める
次におすすめしたいルールは、スマホを使う場所をあらかじめ決めてしまうというものです。
自室などで自由にスマホを触らせてしまうと、親がいない開放感から長時間スマホを使ってしまうことにつながっていきます。
スマホを使ってもいい場所は、リビングなど親の目が届く部屋に限定するようにしましょう。
スマホを使っていないときに置いておく場所も決めておくと、子供がいないときにスマホを持って行っていないかどうかすぐにわかって安心ですよ。
なんだか犯人の証拠を探す探偵みたいですよね(笑)少し厳しいかもしれませんが、スマホ依存を防ぐためには有効な方法です。
スマホを使いすぎることを防ぐために、ぜひルールの中に取り入れてみてくださいね。
食事中と勉強中のスマホは禁止
最後にご紹介するルールは、食事中と勉強中はスマホを使わせないというものです。
もちろんご家庭にもよりますが、家族との食事は大事なコミュニケーションの場です。親も子供の学校生活の様子を会話で知ることができますよね。
食事中や勉強中はスマホの使用を禁止し、自分のやるべきことに集中させるようにしましょう。
これは大人も同じですね
大人でもときどきいますが、とくに食事中のスマホは非常に印象が悪く、「マナーや作法、行儀が分からない人」という印象を与えてしまいます。
私も友人と食事に行ったときに友人がスマホにずっと目を向けていて、せっかく一緒にいるのにさみしいなあと感じた経験がありました。
勉強中もスマホを使うと集中できなくなります。
勉強中に調べ物などでスマホを使ってしまうと、だんだん関係のないLINEなどを見てしまう可能性があるからです。
このルールは大人になってからもマナーとして大切になってきます。特別な理由がない限りは取り入れるようにしましょう。
中学生のスマホの所持率はおよそ9割!!その利用内容は
最後に、中学生のスマホの所持率について解説していきたいと思います。
やはり中学生にもなると、「皆スマホを持っているから、私も欲しい!」とおねだりされることも多いでしょう。
今は実際どのくらいの中学生がスマホを持ってるの?
また、これから子供にスマホを買おうと思っている場合も、スマホの所持率は気になる部分だと思います。
内閣府のアンケートによると、その所持率は年々増えて、現代の中学生のスマホの所持率は実に9割を超えてきているようです。(もちろん、すべての人を調査しているわけではありません)
小学生でも約7割の子供が所持しているとか…!
本当にここ数年で右肩上がりにスマホ所持の年齢が早まっています。
また、中学生がスマホを利用する際に「最も多い利用内容」として挙げたものは、動画視聴、コミュニケーション、ゲームが主となっています。
中学生がスマホで最も多く利用する内容と割合 | |
動画視聴 | 約8割 |
コミュニケーション | 約8割 |
ゲーム | 約7割 |
中学生はコミュニケーションツールとしてスマホを使うよりも、現代は動画視聴やゲームがメインという結果でした。
正しく使えばスマホは楽しいものですが、一歩間違えるとスマホに依存してしまう危険性があります。
スマホの使い方を間違えないためにも、スマホを買う前にルールはしっかりと決めておきましょう。
まとめ
- 中学生の場合「スマホ利用は22時まで」と決めている家庭が最も多いが、家庭によって生活リズムが違うため、親子の話し合いで決めることが大切
- 夜にスマホを制限する方法は、親がスマホを預かる、リビングにスマホを置く、フィルター機能を使うなどがある
- 中学生がスマホを使うときは、知り合いとだけ連絡可能な「LINE」のみを許可し、そのほかのSNSはなるべく使わせないようにする
- 中学生がスマホを使うときは、スマホを使える場所を親の目が届く部屋に限定するとよい
- 中学生がスマホを使うときは、食事中や勉強中はスマホを使わせないようにする
- 内閣府のアンケートによると、中学生のスマホの所持率は58.1%
中学生が何時までスマホを使って良いのかということや、ルールの決め方について詳しく解説しました。
中学生にとって睡眠時間の確保は必須ですので、スマホを使う時間を何時までか決めるのはとても大切です。
何時までスマホを使ってもよいのかということなども含め、スマホのルールはぜひ決めてみてくださいね。
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