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今さら聞けないsdgsの意味!!子供向けにも解説!個人でできることは何?

暮らし

sdgsは正確には【SDGs】と書きます。(最後のsは小文字を書きましょう)

読み方は【エス ディー ジーズ】。(5回は読まないと間違えます、特にディーとジー!)

フル英語は【Sustainable Development Goals】で、最後の「ジーズ」は「Goals」を略したものです。

sdgsの意味は?と聞かれたときに、「持続可能な17の目標…?」とここまではなんとなく一度は調べた結果答えられますよね。(…よね?)

「で、実際それって何なの?どういう意味?」と詰めていくと、すらすらと答えられる人は少ないかもしれません。

sdgsの意味や背景について、どんな人にも(上の答えすら出ない人にも)分かる解説をしていきたいと思います。

子供向けにも、そして簡単に、わかりやすく、を一番に。

あくまでも、初心者向けですのでご了承ください。

※正確な情報を元に記載しておりますが、子供向けにも発信したいので、表現の仕方は私の身勝手な発想が含まれることを明記しておきます

 

 

sdgsの意味を簡単にいうと!?直訳や背景について

まず、急ぎの人のために(どんな急ぎ…)「sdgs」を一言で説明します!

現代は、地球の環境問題や感染症、貧困や人権といったさまざまな問題が多く存在しています。
「sdgs」は、世界のあちこちで起きているこれらの問題・課題を、世界のみんなで解決していくために掲げられた目標の「総称」です。

ということです。ただこれだけでは理解したとは言えません。だからそれは何?と言われても答えられるところまではきていません。

急ぎだろうとこれだけで終わってしまえば、知らないのも同然。役には立たないでしょう。(厳しい…!)

sdgsという言葉はどこで生まれたのか、そしてその意味はどういうものなのか。

ここでは、直訳から意味、その背景までを、簡単に分かりやすくご説明します。

 

sdgsの直訳と意味について

sdgsは【Sustainable Development Goals】の略です。

sdgs(Sustainable Development Goals)を直訳すると

  • Sustainable(サステナブル)…持続可能な
  • Development(デペロップメント)…開発
  • Goals(ゴールズ)…複数のゴール・目標

ちなみに「Sustainable」ですが、カタカナ表記の仕方にはいくつか候補があり、どれが正しいとまでは言えないのでお好きなものを。

そもそも英語なのでカタカナ読み自体が好き勝手やっているようなものです。正しい発音はカタカナでは表現できないということですね。

とはいえ、第一に説明が必要になってくる部分なので、決めておきましょう。

Sustainableのカタカナ表記について

ネット検索数の違いでみると…(記載当時のおおざっぱな数です)
サステナブル…135,000
サスティナブル/サステイナブル…49,500
というような感じになっています。多いのはサステナブルですね。
(まぁ、英語圏の方からすればサステナブルもサスティナブルも違うらしいですが…)

さて、話を戻しましょう。

「sdgsの意味は【持続可能な開発目標】」ということまでは分かりました。

…「開発」というところで「むむむ」と少し難しく考えてしまうのは私だけでしょうか。

開発とは?
新しいものを作り出す・開き始める・切り開く・発展させる

とこんな感じで意味を書き出すとすんなりと受け入れられるかもしれません。

 

sdgsという言葉はいつどこでなぜ生まれたのか

sdgsは、2015年に初めて掲げられたものです。

ここで、「sdgsって?」と聞かれたときの第一声のおさらいをしましょう。

sdgsのざっくりとした意味・おさらい
現代は、地球の環境問題や感染症、貧困や人権といったさまざまな問題が多く存在していて、
「sdgs」は、世界のあちこちで起きているこれらの問題・課題を、世界のみんなで解決していくために掲げられた目標の総称である

ですね。ただ、正直全然分からない…そんな声が聞こえてきそうです。

いつ、どこで、どうして作られた?という背景を知って、sdgsの意味を詳しく理解していきましょう。

※あくまでも、簡単にわかりやすくしていますのであしからず

sdgsはいつどこで生まれた?
いつできたの? 2015年の「国連持続可能な開発サミット」で掲げられた
(我々の世界を変革する、としてサミットが開かれた)
その内容は? 2030年までに、全世界の人々みんなで、人権や貧困、環境問題…といったさまざまな課題を解決していこうというもの
基になったのは? 2000年の国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言を基に作られている
広まったのはいつ? 2017年のダボス会議が大きく広まるきっかけとなった

2015年に決まった割には少し時間がたってからsdgsという言葉をよく聞くようになった気がしませんか?

そもそもは国連で決まる内容は規模が大きすぎて、私たち個人までにはなかなか浸透しないことがしばしば。

ただ、世界各地で起こっている問題や課題、異なる暮らしや違いは、どこかしらで見聞きしているはずで、危機感は少なからず感じていたのではないでしょうか。

全世界であまりにも地球存続へのカウントダウンが取りざたされるようになり、徐々にその真実味が帯びてきた中で、浸透していったものと思われます。

大きく広まるきっかけと言われているダボス会議とは、世界の経済界のリーダーが集まって行う会議のようなもので、sdgsを実行することの価値が示されました。

sdgsが、世界のさまざまな環境問題だけではなく、経済発展や雇用にもプラスに作用すること、経済にも好影響であることは、世界中の人が知る内容となりました。

国連会議よりも、世界的企業のTOPや著名人が発信していく中で広まっていったのは納得です。

世界のTOP→世界の企業→国内の企業→著名人→個人という流れで広がっていった

 

 

sdgsにおいて個人でできることはコレだ!17の目標とは

sdgsを一覧にしました。具体的な目標について説明します。

sdgsは、大きく17の目標が設定されています。

これを知らずして何を語る!です。個人でできることを一緒に考えましょう。

sdgs【17の目標】中身の一覧
英語版 日本語版
No poverty 貧困をなくそう
Zero hunger 飢餓をゼロに
Good health and well-being すべての人に健康と福祉を
Quality education 質の高い教育をみんなに
Gender equality ジェンダー平等を実現しよう
Clean water and sanitation 安全な水とトイレを世界中に
Affordable and clean energy エネルギーをみんなに そしてクリーンに
Decent work and economic growth 働きがいも経済成長も
Industry, innovation, infrastructure 産業と技術革新の基盤をつくろう
Reduced inequalities 人や国の不平等をなくそう
Sustainable cities and communities 住み続けられるまちづくりを
Responsible consumption, production つくる責任 つかう責任
Climate action 気候変動に具体的な対策を
Life below water 海の豊かさを守ろう
Life on land 陸の豊かさも守ろう
Peace, justice and strong institutions 平和と公正をすべての人に
Partnerships for the goals パートナーシップで目標を達成しよう

英語版を基に、世界各国の言葉に訳されました。

どれもざっくりとしていて大きな広い目標に見えるこの17の目標は、世界共通の目標。私は全世界で「共通」の目標であることに意味があるのだと思っています。

逆に広く大きな目標でなければ世界で共通する目標を持つことなんて困難です。

そして大事なことは、広い意味であるのは見た目だけで、個人が成し得た小さな目標を達成すれば、この17の目標の1つを達成できたことにつながっていくのです。

各国、企業、そして個人ができることをそれぞれが落とし込んでいく。その小さな達成の1つがこの17の目標に繋がっていくはず、そういう想いでこの17の目標があるのだと思っています。

個人でできることはたくさんあります。

あなたはもうすでにこのsdgsの取り組みをしているかもしれません。

あなたができる(している)取り組み例

  • 買い物にマイバッグを持参する
  • クラウド保存などペーパーレス化
  • ゴミの分別
  • ふるさと納税や寄付
  • 太陽光パネルの設置
  • 家事・育児の男女平等分担 などなど

広まるきっかけがダボス会議でした。企業発展や雇用にも影響があり、経済の発展に繋がることが示されたことからも、積極的に各企業が取り組んでいます。

会社のHPや名刺にsdgsの取り組みを積極的にアピールするためにロゴを入れたり、sdgsのイベントが開かれたり。

周りがやるなら自分もやる、という普段ならあまり良くない方向性も、みんなで取り組むべき課題は、マネからでもやればこっちのもの。

いい意味で広まっていきます。買い物へのマイバッグ持参も、昔では考えられなかったこと。文句をいいながらも数年が経ち、当たり前の日常になっています。

けっして離れた異次元の目標ではなく、個人でできることが目の前にたくさんあります。

3月17日は、3(みんなで)17(sdgs17の目標)のゴールを目指そう!ということから、この日を「sdgsについてみんなで考える日」として、2020年に日本記念日協会によって認定・登録されています

 

 

sdgsの意味を子供向けに簡単に説明!!

ここまで読んで頂いたあなたは、なんとなく、それとなく、sdgsの意味・説明がもう誰かしらに説明できるまでになっているでしょう。

ただ、子供向けに説明するとなると、伝わるような伝わらないような…とまだそこまで簡単には落とし込めていませんよね。

実際、私自身がきちんと落としこむ前に娘に説明しかけて…「いやいや娘よ。あなた、今絶対聞いてないでしょ、そのもういいよって顔…」心折れ、挫折しました(笑)

そこで、sdgsの意味を、子供向けに落とし込んで1回話そう、と決意!

以下、子供向けに、とっても簡単にsdgsの説明をしたいと思います。(※注意!最初にも申し上げたように、私の勝手な表現が含まれます)

未就学児・小学生への説明はここから
sdgsって知っている?
世界はとっても広いよね。日本以外の国に、自分が生きている間にいくつ行けるかな?全ての世界に行くのはなかなか難しいことだよね。
それだけ世界にはとてもたくさんの国と人がいて、私たちが知らない暮らしがたくさんある。
今こちらは朝だけど違う国は今夜だったり、お肌の色が違う人たちがいたり、ご飯は、日本人は箸で食べることが多いけれど手で食べる国もあったり。
自分たちでは想像もつかない、さまざまなスタイルの暮らしが世界に広がっている。
でもね、共通していることがあるの。なんだと思う?
それは、みんな、同じこの「地球」に住んでいるということ。
そして、どの国もどの人も、毎日の幸せを願っているということ。あなたもそうじゃない?
でも、今、そのみんなが住んでいる「地球」がずーっとこの先も続くか分からない状況になっているの。
「地球」にはどうして人や動物が住めていると思う?
それにはたくさんの理由があるけれど、一番大きな理由は、地球に「水」があることなんだ。
その水があるおかげで植物が育ち、私たち人間や動物が生きていける。そして太陽はちょうどよく明るく地球を照らしてくれている。
そして人々は、その水と、太陽や植物や動物と共に暮らしている。
でも、それが徐々にゆっくりと壊れようとしているの。
毎日1食しかご飯を食べられない子供がいる貧困の問題だったり、学校がなくて教育が受けられていない子供がいたり。
地球温暖化によって大雨や台風などの自然災害が増えていったり、暑くなりすぎて作物が育たなくなってしまったり。
大切な海は、そこにごみを捨てる人がいることで、海が汚染されて魚が生きていけなくなったり。このままいけば、海のごみが魚の量を超えるという予想もあるそうよ。
それから当たり前に使っている電気。電気やガス、ガソリンなど、生活になくてはならないエネルギー資源は、無限にあるものではないの。
電気が通っていないところも世界にはあるんだよ。
そして日本は電気を輸入に頼っている。だから、紛争や災害などで流通が止まってしまうと手に入りにくくなってしまうこともある。
でもね、太陽や海や水や風。これも実はエネルギーになるんだよ!すごいと思わない?
どうやったら大切な資源を失わずに人間は生きていけるのか。
それをもっともっと研究・開発できたらいいと思わない?
そして、女性差別問題。昔からあった女性に対する差別や偏見。男も女も平等でなくてはならない。
そしてそれと同じく大事なのがジェンダーレス。生きていく中で、男だから、女だから、という性の区別をなくそうという考え。
これは今の時代よく耳にするから、あなたたちの方がよく知っているかもしれないね。
昔は当たり前ではなかったから、あなたたちがもっともっと伝えていって、差別というものを失くしたらいいと思うよ。
そしてジェンダーフリーに関して、日本は特にその対応が遅れているとも言われているの。ジェンダーフリーが当たり前になるだけで、経済は約25%も拡大するとも言われているんだよ。すごいよね!
全てはここには書けないけれど、もっとたくさんの問題がある。
このまま何もしなかったら、何も変わらなかったら…?世界はどうなってしまうと思う…?
そうしたらいつか、この世界は、この地球は、滅びて(なくなって)しまうかもしれない。
こういった今ある問題について解決に向けて動くために、世界中のみんながやろうと決めたのがsdgsというものだよ。
sdgsには、17つに分かれた解決すべき目標があるのだけど、それを全部ひっくるめた、分かりやすい1つの大きなテーマがあります。
sdgsの大きなテーマとは…「誰一人として取り残さない」ということ。
世界中のどこかで今、一人取り残されて涙を流している人がいるとしたら、どう思う?
とても悲しいことだよね。
この世界のどこにいても、幸せで平穏な暮らしを。
その実現に向けて、地球に暮らしているみんなで協力しようというというのが、sdgs。
sdgsという17に分けられた、今日、今から始められる継続的に実行できる目標。
その目標に向かって、一人一人が自分にできることを見つけてやっていく。それがsdgsです。
何ができるかな?例えば、スーパーではレジ袋よりも自分で袋を持っていくことが増えたよね。それも1つ!レジ袋は元はプラスチック。プラスチックを使い捨てすると、巡り巡って最後には海に流れつくことが分かっているの。そうすると魚がそのプラスチックを食べ…海が汚れ…、世界の海が壊れていってしまうの。だから、プラスチックの使用量をできるだけ少なくする。そして使ったものはリサイクルすることが私たちにできること。
いろいろと個人でできることを調べてみようね。
未就学児・小学生への説明はここまで

最初に書いた説明では理解がなかなか追いつかない小学生以下の子供たち。

sdgsは2030年を1つのゴールとしています。そのゴールは、しっかりと伝えたい世代がまさに勉学に励んだり、進路を決めたり、就職したり…の時期。

これから先の長い自分の人生がまさに始まろうとしているそのどんぴしゃなのがこの年代、そしてこれから生まれてくる子供たちです。

なんとしても、sdgsの意味を子供向けに説明したい!と思ったのがこの記事を書いたきっかけです。

正直、これを書く前に検索しましたが、あまりしっくりとくるものはありませんでした。やっぱり難しかったです。

ちなみに、自身の子供たち(小学校低学年・未就学児)に、この説明に先立って聞いてみました。

「sdgsって聞いたことある?」という問いに関しては2人とも「YES」。

「sdgsの意味は何?」という問いに関しては、小学校低学年娘の回答は「エコ?」「未来に繋がること?」と少し恥ずかしそうに答えてくれました。

一方でもうすぐ小学生になる未就学児の回答は、「忘れた」でした…(笑)
(→多分全然知らないけど知らないとは言いたくないお年頃)

とこんな感じでした。正直、小学生低学年の娘から出た言葉にちょっぴりですが感心しました。

もちろん何もわかっていないかもしれない。ただ、なんとなくでしか分からなくても、子供が目にする、耳にする、心に響くものに少なからず浸透しているということ。

sdgsはこれからの未来=子供たちの未来に大きくかかわっていくこと。

これをもっともっと伝えていかなくてはいけないなぁと思いました。

 

 

まとめ

  • sdgsは【Sustainable Development Goals】の略
  • sdgsの直訳・意味は「持続可能な開発目標」
  • sdgsは「sdgs」は、世界のあちこちで起きているこれらの問題・課題を、世界のみんなで解決していくために掲げられた目標の総称である
  • sdgsには大きなテーマが1つと17の目標がある
  • sdgsの本当の意味を知って、一人一人が地球を守ろうとする意識を!
  • 小さな子供でもsdgsは理解でき、参加できる!

知らないうちにsdgsの取り組みに参加しているのは、世界が、国、企業が、きちんと目標に向かって少しずつでも動いているからです。

sdgsの意味を知らなくても、少しずつでも、sdgsの取り組みに参加しているそこのあなた!もうあなたは参加しています。

なんだそんなことが繋がっているのか…と思うかもしれませんが、10年前、20年前にやっていたことでしょうか?

紙になったストローに嘆いた、バッグを持参するなんて面倒くさいと思った、それが過去ならば、もうあなたは自信を持ってsdgsについて語ってください。

sdgsな未来に幸あれ!

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