大根は煮物や味噌汁など、さまざまな料理に使える食材です。
つい買いすぎてしまうかもしれませんが、冷凍保存であれば長期間保存することができます。
「大根は冷凍するとまずい」と思っていませんか?私も以前まではそう思っていました。というか、実際にまずかった、という経験があります。
冷凍保存した大根がまずいのは、冷凍することにより大根の細胞が壊れ、大根の大半を占める水分がなくなってしまうからです。
とはいえせっかくの大根、まずいより美味しい状態で食べたいですよね。
食べ方や調理方法に合わせて正しい冷凍保存をすれば、冷凍した大根も歯ごたえのある美味しい大根になります!
正しく冷凍保存して、大根をいつでも美味しく食べましょう!
「ためしてガッテン」で話題になった冷凍レシピも一緒にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
大根を冷凍するとまずいのには理由がある!
大根は煮物や味噌汁、サラダ、大根おろしなど、さまざまな料理に使えますよね。
冷蔵庫にあると便利な食材なので、ついつい買い置きしてしまうかもしれません。
そんなとき、大根を冷凍保存しておけば、使いたいときにいつでも使うことができます。
大根を冷凍保存する利点についてご紹介します!
便利な点の多い冷凍保存ですが、いざ冷凍した大根を解凍してみると、まずい…という経験ありませんか?
私も以前は、「大根は冷凍するとまずい」と思っていました。
冷凍した大根がまずいのは、冷凍することにより大根の細胞が破壊され、大根の大半を占める水分がなくなってしまうからです。
大根にはたくさんの水分が含まれています。
大根に含まれている水分が冷凍保存で凍ると、氷となってふくらみ、大根の細胞を破壊します。
その状態で解凍を行うと、大根の水分は抜け出てしまい、歯ごたえのないぶよぶよの触感になってしまいます。
大根は冷凍保存に向いてないの?と思うかもしれませんが、それは違います。
正しい冷凍方法と解凍方法を行えば、まずくならず、美味しい大根になります!
たったひと手間で劇的に変わりますよ!
これから大根の食べ方や調理方法に合わせた冷凍・解凍方法を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
大根の冷凍と解凍の正しい方法!目的別でご紹介
せっかくの大根、冷凍保存でも美味しく食べたいですよね。
大根をぶよぶよにせず、美味しく冷凍するためには、大根の水気をとること、しっかりと空気を抜いたジップロックで密閉することが大切です。
水分が多く含まれたままの大根を冷凍してしまうと、解凍したときに水分が抜け出てしまうため、最初に水分をとっておく必要があります。
たったこれだけのことに気をつければ、冷凍大根が各段に美味しくなりますよ♪
また、大根の食べ方や調理方法によって、それぞれ冷凍方法と解凍方法は異なります。
生の大根、調理済みの大根、大根おろし、大根の葉、それぞれの冷凍方法と解凍方法について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
生の大根の冷凍と解凍方法
生の大根も、ほどよい歯ごたえを残しながら美味しく冷凍することができます。
ただし、生で大根を食べたい場合、冷凍保存はおすすめしません。残念ながら、生の大根のシャキシャキとした触感はなくなってしまいます。
大根を冷凍する場合は、生で食べるのではなく、加熱調理することを前提にしましょう!
ラップにつつまない場合は、平らな状態でジップロックに入れるとよいです
大根の皮は冷凍すると、筋の感触が残ってしまうので、気になる場合は厚めにむいておきましょう。
解凍するときは、凍ったままの状態で加熱調理してください。冷凍された大根は短時間で熱が通り、やわらかくなります。
ちょっと大根を足したいなと思ったとき、解凍せずにすぐ使えたら、とっても便利ですよね。
大根は好きな形に切って保存することができるので、どんな料理にも使うことができます。
どれも難しい作業ではないので、不器用な私でも簡単にできました!
また、大根は葉がついたままの状態だと、栄養分や水分が抜けてしまうので、冷凍する前にカットしておくのがおすすめです。
大根の葉の冷凍方法ものちほどご紹介します。
調理済み大根の冷凍と解凍方法
煮物やおでんなど、余ってしまった調理済み大根も冷凍保存できます!
味付け済みの大根は、冷凍することにより、さらに味がしみこみます。
冷凍することにより、長期保存ができるだけでなく、味もしみこんでくれるなんて、一石二鳥ですよね!
ただし、おでんや煮物など、煮込んである大根は、解凍したときにやわらかくなりすぎて、ドロドロに崩れてしまう可能性があります。
調理するときは、なるべく皮を厚めにむく、煮るときは煮込みすぎない、などの点に気をつければ、解凍後も美味しいまま食べることができます。
最初から多めに作って冷凍すると考えているときは
煮すぎる前に先にとり出しておくといいですね
また、熱で一気に解凍した場合も、大根が崩れやすくなってしまうため、調理済みの大根を解凍するときは、冷蔵庫でゆっくり解凍するとよいでしょう。
大根おろしの冷凍と解凍方法
大根おろしの冷凍は、生に近い状態の美味しさで保存することができます。
ちょっと大根おろしをそえたいな…というとき、わざわざ大根をおろすのは面倒ですよね。
あらかじめ大根おろしを冷凍しておけば、解凍するだけでいつでもパパっと使うことができます!
大根おろしの水気をきるときは、手でしぼるのではなく、ザルで水分をとりましょう。
手でしぼると、水分をとりすぎてしまい、解凍したときに触感が悪くなってしまいます。
すぐに使いたいときは、軽くレンジで温めてもよいでしょう。
大根の葉の冷凍と解凍方法
生の大根を調理するとき、大根は葉がついたままの状態だと、栄養分や水分が抜けてしまうので、冷凍する前に生の大根から切り離しておくとよいでしょう。
大根の葉は、解凍せずにそのまま加熱調理に使うこともできますが、水気が出て味が薄くなる可能性があります。
時間がある場合は、なるべく自然解凍してから調理に使うとよいでしょう。
また、大根の葉は凍るとくっつき、大きな塊になってしまう場合があるため、冷凍して1時間ほどしたら、袋の上から手で少しほぐしておくと、塊になりにくいです。
大根を冷凍して作るためしてガッテンのレシピ
NHKの「ためしてガッテン」で放送され、話題となった大根の冷凍レシピについてご紹介します!
「ためしてガッテン」で話題になった冷凍大根のレシピは、生の大根をおつゆと一緒にひたして冷凍する方法です!
大根を好きな大きさに切り、おつゆと一緒にひたしてジップロックで冷凍する、それだけです。
味付けと一緒に冷凍保存ができるなんて最高!
水ではなく、おつゆをひたしたまま凍らせると、大根の細胞が破壊されにくく、大根はゆっくりと凍っていきます。
ゆっくりと凍らせた大根は、解凍してもぶよぶよにならず、ほどよい歯ごたえで食べることができます。
調理するときは、凍ったままおつゆごと鍋に入れて加熱するだけ!
自動で味付けしてくれるうえに、解凍も調理と一緒にできます。とっても簡単です。
この「おつゆ」は、料理に合わせて選ぶとよいでしょう。
和風だったら薄めためんつゆ、中華だったら鶏ガラスープ、洋風だったらブイヨンなど…。
調理方法は煮物系と限られてしまうかもしれませんが、これだけ便利で簡単にできたら試してみたくなりませんか?
大根を買いすぎてしまった場合や、煮込み調理が面倒に感じる場合は、ぜひガッテンレシピに挑戦してみてくださいね。
まとめ
- 冷凍した大根がまずい理由は、冷凍することにより大根の細胞が破壊され、大根の大半を占める水分がなくなってしまうからである
- 大根を美味しく冷凍するには、大根の水気をとること、しっかりと空気を抜いたジップロックで密閉することがポイントである
- 大根の食べ方や調理方法によって、美味しく食べられる冷凍方法や解凍方法は異なる
- 「ためしてガッテン」で話題になった冷凍大根のレシピは、生の大根をおつゆと一緒にひたして冷凍する方法である
- 水ではなく、おつゆをひたしたまま凍らせると、大根の細胞が破壊されにくく、大根はゆっくりと凍り、解凍しても歯ごたえがある
冷凍した大根がまずい理由は、冷凍することにより大根の水分がなくなってしまうからです。
食べ方や調理方法に合わせた正しい冷凍・解凍方法を行えば、冷凍保存でもぶよぶよでまずい大根にはならず、歯ごたえのある美味しい大根になりますよ♪
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