見知らぬ番号から電話がかかってきたときに、かけ直す前に相手が誰か知りたい…そういうこと、ありますよね?
電話番号検索で個人名や企業名を調べるのは、昔はハローページが定番でしたが、携帯電話が普及してからはネット検索が主流となっています。
ただし、個人名(宅)が載っているハローページの最新情報は、個人情報保護の観点からネットでは見つかりません(最新ではない情報は見つかります!)。
住所や企業名などを電話番号検索から探す方法も意外と限られています。
欲しい情報がなかなか見つからず途中で諦めてしまった…となるともったいないですよね。
冊子版のハローページ以外の方法で、電話番号検索から個人名や企業名、住所などを調べる方法をまとめて紹介しますので、さまざまな方法から効率的に探していきましょう♪
電話番号検索で個人名を調べるのにハローページは不要
電話番号検索に以前はよく使用していたハローページやタウンページ。今はほとんど見かけることがなくなりましたね。
電話番号検索で個人名を調べたい場合、冊子版のハローページを所持している必要はありません!
個人情報保護が厳しくなり、ハローページの掲載数は以前に比べて激減しているため、個人宅や個人名の情報は簡単に調べられなくなっています。
ここでは、電話番号から「個人名だけではなく企業名や店舗名」を調べたいとき、パソコンや携帯などで調べるという手軽な方法から紹介していきます。
ネットで電話番号検索をおこなう方法は、GoogleやYahooという検索エンジンを使用するか、特定の情報検索サイトを使うか、大きく分けて2パターンがあります。
具体的にどういった検索サイトが適しているか、以下で詳しく説明していきますね。
GoogleやYahoo
ネットの検索エンジンは、まっさきに試したい一番簡単な方法です。
YahooやGoogleのページを開いて、検索窓に調べたい電話番号をいれて、検索をクリック!
その作業だけで、固定電話や携帯電話に限らず、何か情報があれば検索結果として表示されます。
仮に、検索した番号が企業や店舗のもので、webサイトを持っていればその情報も表示されますので、どういう業態のところから電話がかかってきたかをすぐ確認することができます。
その内容を確認することで、かかってきた電話の要件をある程度予想ができるかもしれませんね。
Yahooでの検索も、Googleのデータベースをもとにしているので、検索するときはどちらかのページだけで大丈夫ですよ。
Googleのデータベースも、昔のハローページのデータが残っており、その情報が検索で出てくる場合もあるようです。
ネットの電話帳
「ネットの電話帳-住所でポン」というサイトは過去のハローページのデータベースをもとに作られています。
2000年、2007年、2012年のデータは無料で検索が可能です。そのデータベースはその年の前後に発行されたハローページに掲載されている情報をもとにしています。
なるべく新しい情報のデータベースが必要な場合は有料版の使用が望ましいです。月額500円で2019年までの情報を確認することが可能です(2021年6月時点)。
タウンページライブラリー
「タウンページライブラリー」というサイトを聞いたことはありますか?
冊子で発行されるタウンページとハローページ(企業一覧のみ)を、PDFビューアーを使用してそのままのレイアウトで閲覧することができるサイトです。
ハローページとタウンページの違いは後ほど説明します
タウンページライブラリーは、ハローページ(個人名一覧)の情報は載っていないので注意が必要です。あくまで、タウンページの内容と会社情報の検索用です。
また、タウンページライブラリーは画像データのため、「お店の名前を入れて検索をするとそのお店の情報が載っている該当箇所が表示される」という機能はありません。
あくまで、冊子版のタウンページのように、索引から探して該当ページを自分で探す、という流れです。
ちなみに、タウンページの情報は、「アイタウンページ」というサイトでも無料で閲覧可能です。
こちらは、タウンページライブラリーのように画像データではなく一般的な検索サイトですので、サイト内での検索は可能です。
アイタウンページは、タウンページライブラリーと同様に、個人名や個人宅の情報は載っていませんが、サイト内でお店や病院、公共施設などの情報の検索が可能です。
またアイタウンページは、最寄駅や何に困っているか?という内容からの検索もできるので、何か調べたいときはアイタウンページのサイトをまずは開いてみても良いかもしれません。
迷惑電話番号検索サイト
迷惑電話番号検索サイトは、商材のしつこい勧誘や悪質サイトへの誘導の詐欺などの迷惑電話をうけた人が、その番号の情報を登録して蓄積していくサイトです。
知らない番号からかかってきたときに、電話を折り返す前に迷惑電話番号検索サイトで検索すると、どこからの電話かを事前に知ることができます。
何かの勧誘や詐欺の電話であれば、こちらからかけ直して話を聞いて…という無駄な時間を過ごさなくてすみますね♪
ただし、個人の口コミをもとにしているので、口コミ登録がなければ情報がいっさい出てこない場合があります。
迷惑電話番号検索サイトは、以下のようなものがあります。
- JPnumber
- 電話帳ナビ
- 迷惑電話チェック
YahooやGoogleで検索をしたときにも、迷惑電話番号検索サイトでの検索結果も表示されるケースがあります。
迷惑電話は携帯電話からかかってくることが多いので、携帯番号の口コミの登録はたくさんありますが、一般的な店舗や会社以外の固定電話の番号は登録が少ないです。
上記のようなサイトで、個人宅と思われる固定電話の番号がずらっと並んでおり、個人名が一覧で分かる、ということはもちろんありません。
個人情報は保護される時代になりました
飲食店などの一般的な店舗の登録がされている場合がありますので、お店の番号を調べたいときにも活用できますよ。
電話番号検索をサイト以外で調べる方法
YahooやGoogle、迷惑電話番号検索サイト以外に、電話番号検索をおこなって個人名を調べる方法がいくつかあります。
対象が限定されてしまいますが、サイトの検索で見つからない場合は、フェイスブックで調べてみるものおすすめです。
ちなみに、ハローページで調べたくても手元になくて調べられない場合は、図書館に行けば閲覧できますよ。
電話番号検索の対象が携帯電話の場合、最終手段となりますが、探偵(興信所)や弁護士に依頼する方法についても触れていますので、よければ参考にしてくださいね。
フェイスブック
フェイスブックは実名で登録が求められるSNSです。アカウント登録のときに携帯番号も登録していれば、携帯番号の検索にヒットします。
フェイスブックを登録しており、携帯番号も登録している人が対象となりますが、一度試してみるのもよいかもしれません。
逆に、携帯番号から自分のページを検索されたくない!という場合は、自分のページの設定から変更ができます。
「携帯番号を使って私を検索できる人」の範囲を選べるので、他人から携帯番号で検索され個人を特定されたくない場合は、範囲を「友達や自分のみ」に変更しておきましょう。
自分のアカウントにもともと携帯番号を登録していなければ大丈夫ですよ♪
図書館
家の中を探してもハローページがみつからず、なくなく違う方法で個人名を調べようとしている場合もあるでしょう。
NTTと電話の回線を契約していれば、冊子版のハローページは申し込めば自分の住んでいる地域のものは無料でもらうことができます。
ただ、かなり厚みがある冊子ですので、自宅で保管するには少しかさばってしまいます。
冊子版のハローページは、公立の図書館に行けば無料で閲覧が可能です。
家の近くに図書館がなければ少し面倒かもしれませんが、他のことを調べるついでに足を運んでみましょう。
探偵や弁護士
電話番号検索をおこなう対象が携帯電話の場合、今までに紹介した方法の内、迷惑電話検索サイトかフェイスブックを調べる方法しか使えません。
最終手段として、探偵(興信所)や弁護士に依頼する方法もありますが、費用が一番高額になる可能性が高いです。
また、個人情報保護の取り扱いが厳しくなっており、携帯電話から氏名と住所を簡単に調べられるわけではありません。
慰謝料請求や訴訟などの証拠集めという正当な理由がない限り、携帯電話の管理会社も開示をしないためです。
依頼料も高そうでどれくらいかかるか心配…
事前に電話などで電話番号から個人を照会したい理由を伝えて、料金などを相談してみるのがよいかもしれません。
それでは、今までとは逆のパターンで、電話番号は分からないけど個人名や住所が分かる場合はどのように検索すればよいでしょうか?
電話番号検索ではなく住所から調べたいときは104
「電話番号検索から個人名や住所を調べたい場合」は紹介してきました。
しかし、その逆のケースで、「電話番号は分からないけれど個人名や住所から電話番号を調べたい場合」はどのようにすればよいのでしょうか?
電話番号検索ではなく個人名や住所から電話番号を調べたいケースとして、年賀状は毎年送られてくるけれど急に連絡をとる用事ができて電話をしたら繋がらないというときがあります。
普段電話で連絡をとっていなければ、電話番号の変更の連絡を忘れてしまうこともあると思います。
電話番号は分からないけれど、調べたい相手の個人名と住所が分かっている場合は、104番にかけて電話番号を教えてもらいましょう。
名前と住所から電話番号を照会して教えてもらえます。
104の基本料金は1案内につき66円ですが、携帯や公衆電話からかけたり、深夜や早朝にかけたりすると料金が加算されてしまいます。
なるべく固定電話から日中に104にかけるようにしましょう。
104番はサービスを終了したと誤解されていることもあるようですが、終了したのは、番号を教えてもらった後にそのまま電話を繋いでくれる転送サービスです。
104にかける前に、手元にメモなどを準備しておきましょう
企業や店舗の電話番号を調べたい場合は、ハローページ以外にタウンページにも掲載があります。
ハローページとタウンページは似ているようですが、掲載されている情報が違いますので、注意が必要です。
ハローページ | 50音別電話帳。企業一覧が掲載されている青色の表紙のものと、個人名一覧が掲載されている緑色の表紙のものの2種類がある。業種やジャンル別で並んでおらず、地域ごとに50音順で並んでいる。 |
タウンページ | 職業別電話帳。黄色い表紙のものが多い。業種やジャンル別に50音順で並んでいる。ハローページと違い、名前だけでなく業種やジャンルからお店や会社を調べることができる。 |
補足ですが、ハローページはNTT東日本・NTT西日本が提供していましたが、2021年10月以降に発行するものを最後に終了することが決まりました。
ハローページが発行されなくなって不便にならないか、心配ですよね。
ハローページはもともと個人が固定電話の番号を検索するために作られており、携帯電話の番号は載っていません。
携帯電話が普及して固定電話の回線を契約する人が減っており、掲載する情報がそもそも少なくなってきています。
また、個人情報保護の意識の高まりから、自宅の電話番号を載せておきたくないという思いより、掲載数がかなり減っているという背景があります。
今まで説明した通り、電話番号検索にはハローページ以外にもたくさん調べ方がありますので、いろいろ試して欲しい情報が見つかると良いですね!
まとめ
- 電話番号検索で個人名を調べるときは、ハローページは手元になくてOK
- ネットの電話番号検索が主流で、GoogleやYahoo、各種検索サイトが手軽
- 対象は限定的だが、フェイスブックや冊子版ハローページも利用可能
- 探偵や弁護士は費用が高額のため最終手段
- 個人名や住所は分かるが電話番号を知りたい場合は104番にかけよう
電話番号検索で個人名や企業名を調べるときは、ハローページが手元になくても大丈夫です!
検索サイトやその他の方法を駆使して、効率的に情報を集めるようにしましょう。
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