コーヒーが好きなら必ず一度は飲んだことがあるであろう、インスタントコーヒー。
インスタントコーヒーはお湯に注ぐだけですぐに飲めるという手軽さがありますよね。
忙しい時や、飲みたいと思った時にすぐに作れて便利です。
インスタントコーヒーを飲んでいるときに、ふと疑問に思うことがありませんか。
インスタントコーヒーは体に悪い…?インスタントということは、もしかして添加物が使われている…?
インスタントと名がつくとあまりいいものには思えないかもしれませんよね。
インスタントコーヒーの原材料はコーヒー豆のみで、香料や保存料、着色料、添加物は一切入っていません。
しかし、インスタントコーヒーでも種類によっては添加物に注意が必要です。
安心して飲むために、インスタントコーヒーと添加物について調べました。
インスタントコーヒーに添加物は無し!その理由とは
インスタントコーヒーは手軽に飲めるイメージがあるゆえ、体に悪いのではないかと思うこともあるでしょう。
名前に「インスタント」とついていると、あまり良いイメージが思い浮かばないですよね。
レギュラーコーヒーは飲めるけれど、インスタントコーヒーを飲むと体調が悪くなる場合もあるのではないでしょうか。
体調が悪くなるのは添加物のせいかもしれないと考えることもおかしくありません。
日々、口に入れるものですから添加物が気になりますよね。
インスタントコーヒーの原材料名を見てもらうと分かるのですが、「コーヒー豆」と「生豆生産国名」の表示しかありません。
インスタントコーヒーは、香料や保存料、着色料、添加物など一切無しのコーヒーです。
インスタントコーヒーには添加物が無しとはいえ、インスタントコーヒーがどのように作られているのか、気になりますよね。
インスタントコーヒーとは、焙煎したコーヒー豆から抽出したコーヒー液を乾燥させて粉末にしたものです。
最大の特徴は、お湯に溶かしてすぐ飲むことができる点です。これは、本当に便利ですよね!
インスタントコーヒーを作る方法にはフリーズドライとスプレードライの二種類があります。
フリーズドライ
- コーヒー液を凍らせたものを砕き真空状態で乾燥させる方法
- 真空状態で水分を飛ばし乾燥させることで粒状のコーヒーになる
- 風味や香りが優れている
スプレードライ
- コーヒー液に熱風をあてて水分を蒸発させる方法
- 水分を瞬間的に蒸発させて乾燥することで粉末状のコーヒーになる
- 熱風で蒸発させるため味や風味はフリーズドライに比べて劣る
- 冷水や牛乳にも溶けやすい
一般的に使われている豆の種類は、ロブスタ種という品種です。
ロブスタ種は病気に強くて育てやすく、価格が安いためインスタントコーヒーによく使われます。
酸味や風味よりも全体的に苦みが強いというデメリットがあります。
インスタントコーヒーに、添加物が入ることなく作られていることがお分かりいただけたでしょうか。
お湯に溶かしてすぐにコーヒーが飲めるインスタントコーヒーは、忙しい朝や職場の休憩時間、ちょっとした地域の集まりなどに活躍するでしょう。
コーヒーを飲むシーンに合わせて飲むことができますね!
私はスプレードライタイプのインスタントコーヒーを朝に飲んでいます。時間がない朝にはとても便利です♪
インスタントコーヒーに添加物の心配はないので、安心して美味しく飲むことができます!
スティックコーヒーの添加物には要注意!?
インスタントコーヒーには添加物が使われていないことが分かりましたね!
インスタントコーヒーをブラックで飲むのであれば添加物の心配はありません。
しかし、インスタントコーヒーの種類の中にスティックコーヒーがありますよね。
スティックコーヒーは一杯ずつ小分けになっているため便利で、いろいろな味があり選ぶ楽しさもあります。
このスティックコーヒーを選ぶときには添加物に注意が必要です。
スティックコーヒーには砂糖やミルクが使われているものがありますよね。
砂糖やミルクなどで味付けをされたスティックコーヒーには添加物が使われている可能性があります。
スティックコーヒーにはどのような添加物が主に含まれているのでしょうか。
スティックコーヒーでもブラックで飲む商品は、インスタントコーヒー同様にコーヒー豆と生豆生産国名の表示だけでした。
大手2社とプライベートブランド1社のカフェラテ、カフェオレに使われている添加物を調べてみました。
主に使われている添加物
- pH調整剤(ぴーえいちちょうせいざい)
- 乳化剤(にゅうかざい)
- アセスルファムK/アスパルテーム・L‐フェニルアラニン化合物/スクラロースなどの甘味料
- 微粒酸化ケイ素(びりゅうさんかけいそ)
他にも細かくありましたが、挙げたこれらのものは調べたほとんどのスティックコーヒーに使われていました。
pH調整剤は食品の変色や腐敗などを抑えて品質をより良くするために使われています。
乳化剤は水と油のような本来であれば混ざり合わない液体を混ぜて安定させるために使われています。
甘味料として使われているものは合成甘味料といいます。合成甘味料とは、人工的に作られた成分のことです。
砂糖の甘さの200倍以上の甘さがありながら、カロリーがゼロなので砂糖の代わりとして使われることが多いものです。
名前も読んだだけでは何なのかまったく分からないですよね(笑)
合成甘味料は、大量に取りすぎると消化されずに体内に残り、体の免疫機能を低下させてしまうこともあります。
ほかにも、頭痛やめまいの原因、味覚障害など体に悪影響がでる可能性があるといわれています。
微粒酸化ケイ素は、湿気を吸う乾燥剤のような役割で使われています。
スティックコーヒーの場合、粉状のコーヒーが湿気でダマになることを防ぐ目的があります。
微粒酸化ケイ素は、母乳育児中や乳幼児は摂取しないほうがいいとされています。
どれも食品添加物として使用が認められていますが、気をつけたい添加物です。
添加物に注意するためには、パッケージなどに記載されている原材料名を確認しましょう。
原材料名に、コーヒー豆以外の表示があれば添加物が入っていると考えてもおかしくはありません。
スティックコーヒー同様、缶コーヒーやペットボトルコーヒーにも添加物が使われているものがあります。
缶コーヒーなどは、ブラックでも添加物として香料や乳化剤が使われていることがあります。この場合も、原材料名をチェックしてみましょう。
インスタントコーヒーを飲んで気分が悪くなると感じる場合は、添加物の入ったスティックコーヒーや缶コーヒーを飲んだときかもしれません。
私自身、今まではパッケージにある原材料をあまり気にしていませんでした。
家族ができたことで、日々口にするものについて考え始め、今では原材料の欄を必ず見るようになりました。
見ていると、だんだん自分の中で勘が働くようになって原材料を見る前に予想することができるようになりました(笑)クイズ感覚で見ると少しだけ楽しく感じますよ。
すべてを避けることはできませんし、すべてが悪い!と恐怖心を持ちすぎるのも良くないと思います。何事も、やりすぎは良くありません。
すこし大げさな例えですが、毎日のようにスティックコーヒーを一箱分飲んでしまうというのは体に良くないと感じますよね。
飲む量に気を付けて、頑張ったごほうびに飲むなど楽しんで飲む程度には問題がないといわれています。
危険性があると分かっていれば、何も知らずに手に取るよりも、自分の目で確認をして判断ができるので安心感がありますよね。
インスタントコーヒーの健康への効果と影響
インスタントコーヒーそのものの健康効果についてみていきたいと思います。
コーヒーは体に悪いというイメージは、研究の成果によって健康にプラスになる効果が期待できる飲み物となってきました。
インスタントコーヒーでも豆から淹れるレギュラーコーヒーと同じ健康効果が期待できるのか気になるのではないでしょうか。
インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーどちらでも健康効果があることが分かっています。
インスタントコーヒーを飲むことでも得られる健康効果はたくさんあります!
インスタントコーヒーの健康効果
- 眠気を覚ます
- 脳を活性化させ集中力アップ
- ポリフェノールの一種である、クロロゲン酸がシミやシワを抑制する
- 悪玉コレステロールが酸化するのを予防する効果が期待できる
- クロロゲン酸には脂肪燃焼効果もあり、ダイエットの効果も期待できる
- コーヒーの香りはリラックス効果がある
- 認知症の予防効果が期待できる
眠気を覚ますなどは、すでに実行しているかもしれませんね。
インスタントコーヒーを飲むことで、美容効果が期待できるのは嬉しいですよね!
香りが良いインスタントコーヒーであれば、香りから楽しむこともできるのは贅沢な感じがします♪
しかし、その反面注意しなければいけないこともあります。
カフェインの取りすぎ
カフェインは適量であれば脳が活性化され、集中力が上がるなどのよい効果が期待できます。
インスタントコーヒーは、手軽さゆえに飲みすぎてしまう傾向にあります。
マグカップが空になったらすぐに次のコーヒーを入れて飲んだりしていませんか。
それではカフェインを取りすぎてしまう危険があります。
インスタントコーヒーは、好みの濃さに作ることもできますよね。
カフェインは大量に摂取すると胃に負担がかかってしまいます。
その他にも疲れやすくなったり、質のいい睡眠がとれなくなったりと健康への影響がでる恐れがあります。
1日に3~4杯を目安に濃さにも気を付けて飲むようにしましょう。
インスタントコーヒーの飲み方
健康効果を得るためにもブラックで飲むことが良いとされています。
ブラックでは飲めない場合もありますよね。ミルクを入れたり砂糖で甘さを足したりすることがあるかもしれません。
ポーションタイプのミルクは常温でも保存できるように添加物が使われています。砂糖も取りすぎるのは健康に良くありません。
毎日、数回飲むのであればミルクを牛乳や豆乳にしてみる、砂糖ではなくはちみつに変えてみるなど、飲み方を工夫してみるのもいいかもしれませんね。
私は、豆乳とはちみつで飲むのがお気に入りです。豆乳だけではなかなか飲めないので、コーヒーとはちみつの力を借りて飲んでいます(笑)
有害物質アクリルアミド
コーヒーには、発がん性のあるアクリルアミドという物質が含まれていることが分かっています。
アクリルアミドとは
- ジャガイモや穀物などのアミノ酸や脂質を多く含む食品を120℃以上の高温で揚げる、焼くなどの調理をすることでつくられる物質
- 120℃以上の高温で加熱することでどうしても作られてしまう
- アクリルアミドが含まれる食べ物で有名なのがポテトチップス
コーヒーの場合、高温で焙煎する工程でアクリルアミドが作られてしまいます。
アクリルアミドは、レギュラーコーヒーよりもインスタントコーヒーのほうが多く含まれることが分かっています。
コーヒー以外の多くの食品にも含まれる可能性があり、完全に避けることは難しい物質です。
安全性はまだ分からないことが多い物質ですが、摂取するのはあまり良くないことが分かっています。
多かれ少なかれ食品には含まれているので、できるだけ避けるように意識することが大切になります。
しかし、アクリルアミドの発がん性にかかわるリスクを上回る健康効果がコーヒーにはあることが分かってきました。
気を付けなければいけない成分には間違いないので、適量を守りながら飲むことが大切です。
インスタントコーヒーの酸化
酸化したコーヒーを飲むと、胃に負担がかかり体には良くありません。
開封すると、空気に触れたり湿気の影響を受けたりして時間とともに劣化していきます。劣化することを酸化といいます。
インスタントコーヒーはレギュラーコーヒーに比べて日持ちがするので酸化しにくい特徴があります。
しかし、使い切るまでに時間がかかれば酸化していきます。
毎日飲むものだからと大容量のパックを買うこともあると思います。私も買っています(笑)
開封後は3か月を目安に飲み切るほうが良いでしょう。酸化すると、味も落ちてしまい香りも損なわれます。
インスタントコーヒーを飲むことで得られる健康効果を最大限に生かすためにも、適量を守って楽しく美味しくコーヒーを飲みたいですね!
まとめ
- インスタントコーヒーに添加物は使われていないので安心して飲める
- インスタントコーヒーの中でも、スティックコーヒーには添加物が使われている場合があるので注意する
- 原材料名を確認することで、添加物を事前に避けることができる
- 添加物の中でも特に、合成甘味料には注意が必要
- コーヒーには集中力アップ、美容効果、ダイエット効果、リラックス効果、認知症予防効果などが期待できる
- ブラックで飲むことでインスタントコーヒーでも健康効果が期待できる
- カフェインの取りすぎに注意して、一日3~4杯を目安に飲むよう心がける
インスタントコーヒーは添加物の心配なく飲むことができます。
自分の目で確かめて選ぶことができれば、前もって添加物を避けることもできますね。
適量を守って、インスタントコーヒーをうまく活用していきましょう!
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