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キャンプで残った油の処理方法3選!!マナーを守って楽しいキャンプを!

生活
この記事は約11分で読めます。

キャンプの楽しみのひとつでもある料理。自然の中で食べるごはんは、普段の食事よりも何倍も美味しく感じますよね。

キャンプの定番料理もいいけれど、揚げ物料理にも挑戦してみたい!

から揚げに天ぷら、フライドポテトやアヒージョなども、キャンプにはいいですよね。

揚げ物料理に挑戦するぞ!と楽しみに準備をしているときに、ふと浮かんだ疑問。

キャンプの料理で使ったあとの油の処理はどうすればいい…?油はどうやって持っていく…?

油の処理に困らないためにも、使う量を計って準備し、使い切るようにすることが望ましいです。

しかし、思いのほか余ってしまうこともありますよね。

残った油を処理するには、油を固める・油を吸わせる・着火剤の代わりにする方法の3つがあります。

油の処理方法が分かれば、もっとキャンプごはんが楽しくなりますね!

 

 

キャンプで使った油の処理方法

キャンプで食べるごはんは、おいしいことはもちろん、楽しさもありますよね。

何を食べようか、作ろうかと考えて準備をするだけでもワクワクしますし、想像しただけでお腹が空いてきそうです(笑)

出来立てがおいしい揚げ物料理を、キャンプで食べることができれば、さらに楽しみが増えそうですね。

作ること自体はいいけれど、問題は使った後の油をどう処理するか。

キャンプの場合は、家で作るときとは勝手が違う環境です。

何か特別な方法でないといけないのかな…と心配になるかもしれません。

基本的にキャンプで使う油は、使う量を計って持っていき、使い切ることが望ましいです。

自然の環境をお借りして楽しむのですから、汚さないことが大切です。

しかし、思いのほか余ってしまうことがあるのは仕方がないことです。

キャンプで残った油を処理する方法は、油を固める・油を吸わせる・着火剤代わりにする3つがあります。

残った油を、そのまま野外や炊事場に捨てるなどの行為は厳禁です。

きちんとキャンプ場のマナーを守って処理しましょう!それではひとつずつ、ご説明しますね。

 

油凝固剤で固める

油凝固剤を準備しておき、使用後に処理する方法です。

油凝固剤は、日用雑貨品を置いているスーパーや、ホームセンターで買うことができます。

パッケージに書いてある処理方法に従って適切に処理しましょう。

固めた油は、燃えるゴミになります。基本的には、自分たちが出したゴミは持ち帰るのがマナーです。

キャンプ場によっては、ゴミ捨て場が設置している場合があります。

キャンプ場のルールを確認して適切に処理しましょう。

 

紙パックと新聞紙を使う

牛乳などの紙パックに、新聞紙やキッチンペーパーを詰めて油を処理する方法です。

牛乳パックの口を大きく開け、新聞紙やキッチンペーパーを詰めてから、しっかりと冷ました油を注ぎましょう。

注ぎ終わったら、紙パックの口をガムテープなどでしっかりと閉じておきます。

気温や環境などによっては、しっかり冷ましている油でも自然発火する恐れがあります。

紙パックに注いだ後に、少し水も染み込ませておきましょう。

紙パックがなければ、ビニール袋でもOK。ビニール袋は2・3枚重ねておくと漏れる心配がありません。

ビニール袋に新聞紙やキッチンペーパーを詰めます。

注ぎ終わったら、水を染み込ませてしっかりと口を縛っておきましょう。

しっかり冷めていないと、ビニールが溶けてしまうので注意してくださいね。

 

着火剤として使う

残った油が少ないようであれば、キッチンペーパーで吸い取り着火剤として処理しましょう。

あくまでも、火をおこすときに使える方法です。

燃えるからと、薪以外の燃えるゴミなどを入れてしまうと、煙やススが大量に出てしまいます。

煙やススだけではなく、においがすることもあります。

周りのグループにも迷惑となりますので注意しましょう。

 

 

キャンプで残った油でキャンドル作り♪

残ってしまった油を処理するだけではなく、なにか違うことに利用できないかと考えていますか?

残った油でキャンドルを作る方法もあります。キャンプ場で作れば、日が暮れてから使うこともできます。

お子さんがいれば、レクリエーションのひとつとしても楽しめますよ。

材料も、基本的にはキャンプのときに使う材料で作ることができます。

 

キャンドル作りの注意点

最初に、キャンドルを作る上での注意点をまとめておきます。

安全に楽しくできるのが一番なので、確認をしてみてくださいね。

  • 一般的に、紹介されている油凝固剤を使ってキャンドルを作ります。
  • 油凝固剤としての本来の使い方とは異なります。
  • 市販されているキャンドルとは違いますので、作る際は自己責任でお願いします。
  • 油や、火を使います。必ず周りに燃えやすいものがないかなど、確認をしてから作業しましょう。
  • お子さんが作業する場合は、必ず大人と一緒に作業しましょう。
  • キャンドルに火をつけたまま、その場を離れるのは危険です。絶対にやめましょう。
  • 火がついたキャンドルは、容器も熱くなっています。やけどには注意しましょう。
  • テント内などでは使用しないようにしましょう。
  • 寝るときには必ず火を消します。きちんと消えたことを確認しましょう。

 

キャンドル作りの材料

キャンドル作りに必要な材料をご紹介します。

基本の材料は、ほとんどがキャンプのときに持ち出しているもので作ることができます。

プラスすると楽しめるアレンジ材料もご紹介しますね。

基本の材料

  • 残った油
  • 油凝固剤
  • タコ糸
  • 割りばし
  • 空き瓶(紙コップでも可。その場合は、キャンドルホルダーも準備する)
  • コーヒーフィルターやキッチンペーパー
  • 油をこすための、空き缶やペットボトル

揚げ物など、使った後のカスなどが気になる場合には、一度こしてから使うときれいに仕上がります。

コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使って、こすこともできます。

空き缶があれば上の部分を切り、その部分にコーヒーフィルターやキッチンペーパーを設置して油をこします。

空き缶がなくても大丈夫!ペットボトルで代用できます。

飲み口のほうから1/3程度のところで切り離します。切った飲み口の部分を逆さにして、切ったもう一方のペットボトルにセットすると、簡易の油こし器の完成です。

空き缶もペットボトルも、切り口で手を切らないように気を付けてくださいね!

油が熱すぎる状態だと、ペットボトルが溶けてしまい危険です。ある程度冷めてから、こしましょう。

アレンジ材料

  • クレヨン(1センチほどあればOK。カッターなどもあわせて準備する)
  • シリコンカップ(キャンドルホルダーもあわせて準備する)
  • ハッカ油やアロマオイル

使った後の油なので、においの心配があるかもしれません。

においを感じるのには個人差がありますが、一度使っただけであれば、さほどにおうことはありません。

油のにおいが気になる場合には、ハッカ油やアロマオイルを用意しておくと好みの香りにできます。

ハッカ油は虫よけの効果もあるので、キャンプに使うキャンドルには適していますね。

アロマオイルも、100均でそろいます。私は、ダイソーで発見しました。

店舗によって品ぞろえがない場合もありますが、気になる場合はチェックしてみてくださいね。

油の色味そのままは、ちょっと味気ないキャンドルになりそう…。

見た目も良くしたいときには、クレヨンで色をつけるとおしゃれなキャンドルになります。

容器も、色々な形があるシリコンカップにするとオリジナル感がでますね。

シリコンカップや紙カップで作る場合は、容器から取り外してから火をつけます。必ず、キャンドルホルダーを使用しましょう。

クレヨンやシリコンカップ、キャンドルホルダーは100均でも揃えられます!

瓶も、ふた付きなら持ち帰るときも便利ですよ♪

 

キャンドルの作り方

準備ができたら、さっそくキャンドルを作ってみましょう!

油を温めるときなど火を使うときには、やけどや周りに燃えやすい物がないか確認してから作りましょう。

キャンドルの作り方

  1. 紙コップや瓶にタコ糸をセットする
  2. 残った油を温めてから、油凝固剤を入れて溶かす
  3. 溶かした油を容器に流し込む
  4. 固まったら完成!

タコ糸を割りばしに結びつけて、容器の中心にセットしておきます。タコ糸は底につくような長さにします。

火をつける部分になる上の糸は、後で切ることができるので余裕をもって残しておきましょう。

オリジナル材料のクレヨンを使う場合は、タコ糸をセットした容器に入れて準備しておきます。

削って入れておくと、油を流し込んだときに溶けやすくなります。

温める温度が低すぎると、固まりません。凝固剤を入れる量も、パッケージの手順に従って溶かしましょう。

凝固剤が溶けたら、容器に流し込みます。熱いので気をつけましょう。

アレンジ材料のアロマオイルを入れるなら、容器に流し込んで、油が固まる前の少し冷めたところで適量を入れて混ぜましょう。

気温にもよりますが、だいたい1時間ほどあれば固まります。導火線の糸を適当な長さに切って整えましょう。

思いのほか、簡単に作ることができそうですね!色や香りをつけると、より楽しく作ることができそうです。

 

 

キャンプに油を持っていく容器は何がいい?

キャンプに油を持っていく場合、家庭で使うタイプの容量は、さすがに大きすぎると感じますよね。

車で行くキャンプであれば、多少の融通も利くでしょうから、家庭サイズの油を持ち出すこともできるかもしれません。

自転車やバイクでのソロキャンプは、とにかく荷物をコンパクトにしたい!

いかに荷物をまとめて軽量化できるかも、キャンプをするうえで大切なことではないでしょうか。

私は、何かと荷物が多くなりがちなタイプなので、コンパクトにできる技を身につけたいです…。

ミニサイズの油も、スーパーや食品を扱っている100均などで購入することができます。

しかし、このミニサイズでも、ソロキャンプでは大きすぎると感じることがあると思います。

家で使っている油を容器に移し替えて持ち出したいけれど、どんな容器がいいのか悩むところですよね。

油を移し替えて持ち出すことで心配なのは、漏れることと、持ち運びの便利さではないでしょうか。

油が漏れてしまうと、ベタベタになってしまいますし、一緒の袋に入れたものが油まみれになってしまうことも!

持ち運ぶときも、同じ容器でそろえることができればすっきりとしますよね。

手ごろなサイズ感で、油を持ち出せる容器は、ナルゲンとセリアの商品がおすすめです。

 

ナルゲンの広口丸形ボトル

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キャンプをするなら一度は手に取るであろう容器、ナルゲンボトル。

「広口丸形ボトル」が油を入れるのにおすすめです。

ナルゲン(nalgene)はアメリカのメーカーブランドで、試験管や広口瓶などの研究用品を製造・開発をしています。

研究用品がキャンプでも使い勝手がいいと広まり、アウトドアでも使える商品を製品化して販売されるようになりました。

高密度ポリエチレン製でとても軽く、油にも強いと大人気。大きさやデザイン、色など豊富な種類があります。

研究用品がもとになっているだけあって、密閉性に優れていて液漏れしない作りになっています。

広口丸形ボトルのサイズも、30ml・60ml・125ml・250mlの4種類あるので、必要な量を持ち出すことができます。

容器の口が広いので、詰め替えもしやすく、油だけではなく調味料入れにも良いですね!

パッキンもついていないので、洗うことも簡単にできます。

 

セリアのシーズニングボトル

アウトドア専門の容器もいいけれど、身近な100均も気になるところですよね。

キャンプによくいく、という場合は、やはりナルゲンのようなしっかりとしたものの方がおすすめですが、頻繁には使わない、今回だけ、というような場合は100均でもいいですね。

100均ですと、セリアで見つけた「シーズニングボトル」がおすすめです。

この容器、ナルゲンの広口丸形ボトルと見た目はあまり変わりません。

そして、「液体調味料を入れても漏れない」の案内も!

サイズは、15ml(2つ入)・30ml(2つ入)・60ml・125mlとなっています。ナルゲンにない15mlがあります。

まずは、このシーズニングボトルで試してみるのもいいですね。

店舗や在庫によって、店頭にない場合もありますのでご注意ください。

 

身近な空き容器で代用

キャンプ専用にそろえるのもいいけれど、もっと何かないかな…と考えていませんか?代用できそうな空き容器も考えてみました!

代用できそうな容器

  • タレビン
  • 飲みきりサイズの乳酸菌飲料の容器

お醤油や、かば焼きのたれなどを入れている容器をタレビンといいます。

もともとは液体を入れるための容器なので、油を入れることもできます。

もう一つは、ペットボトルの乳酸菌飲料の容器です。

ナルゲンボトルや、セリアのものと比べると少し高さがありますが、手のひらサイズの大きさです。

メーカーによって内容量に差がありますが、100mlは入れることができるので、意外と使える容器だと思います!

 

 

まとめ

  • キャンプで残った油は、固める・紙に吸わせる・着火剤の代わりにすることで処理できる
  • 油は処理するだけではなく、キャンドルを作ることもできる
  • 油や火を使うので、キャンドルを作るときには十分に注意し、自己責任で行う
  • キャンドルは、テント内では使用しない
  • ソロキャンプで油を持ち運ぶなら、ナルゲン・セリアがおすすめ
  • タレビンや飲みきりサイズのペットボトルなど、身近な容器も使える

キャンプで使った後の油の処理方法が分かれば、キャンプ料理もレパートリーが増えそうですね!

キャンプは自然の中で過ごします。自然環境を汚さないように、マナーを守って楽しみましょう♪

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