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防水スプレーなしでもドライヤーで撥水復活!?衣類や革靴での使い方

生活
この記事は約13分で読めます。

次の日が雨予報。傘やレインウェアに準備しなくてはいけません。

レインウェアを長く使用していると、「これ、撥水効果ある…?」と思うほどびしょびしょになった、という経験はありませんか?

確かに服は濡れていないけれど、買った当初はもっと水はけがよかったような…と思いませんか?

そうなってくると、防水スプレーの出番!となるわけですが。

すぐそばに防水スプレーがあればいいのですが、困るのは防水スプレーが手元にないときです。

実は、防水スプレーが手元になくても、ドライヤーで撥水効果を復活させることができるのです!

ドライヤーなら家や出張先のホテルなどにもあるので、お手軽ですね。

ただ、ドライヤーの使い方を間違うと、撥水効果を復活させるどころか生地を傷めてしまう可能性もあります。

ドライヤーで撥水効果を復活させるためのドライヤーの使い方や注意点、防水スプレーを衣類や靴に使用する方法をお伝えします。

 

 

防水スプレーなしでもドライヤーで撥水効果が戻る!?

雨の日、レインウェアや撥水機能がある靴を履いているはずなのに、湿っている…。

服や靴が湿っていると気分はブルー、今日はもう帰ってもいいですか?なんて心境になりますよね。

いくら強力な撥水機能を持つ衣類や靴でも、残念ながら効果は永遠ではないのです。

しかし、安心してください!出かける前の数分で撥水効果を復活させることができます。

撥水効果を復活させる方法は、ドライヤーを衣類や靴にあてるだけで、あら不思議!撥水効果が復活します。

ドライヤーで撥水効果が復活する理由は、撥水のしくみに秘密があります。

撥水のしくみとドライヤーで撥水効果が復活する理由

撥水機能は、生地に均等にうぶ毛が付着して、そのうぶ毛の上に水がのっているかたちでコロコロと水をはじいています。

しかし、摩擦や汚れ、洗剤などにより生地の表面に均等にあったうぶ毛がへたってしまいます。

すると、うぶ毛とうぶ毛の間から水がしみ込んできます。

へたったうぶ毛は、ドライヤーで熱を与えることでまた生地の表面で均等に立ち上がり、撥水効果が復活するというわけです。

もちろん「うぶ毛」というのは、説明上の例えになります。

撥水のしくみがイメージしやすいですよね。

うぶ毛が私たちの衣類や靴を雨から守ってくれていたなんて、なんてしおらしい。愛着もひときわ湧いてきます!

 

ドライヤーの使い方

早速、へたってしまった撥水効果を復活させましょう!

撥水効果を取り戻すためのドライヤーの使い方をご説明します。

撥水効果を取り戻すドライヤーの使い方

  1. ドライヤーをかける前に衣類や靴は汚れを落とし、完全に乾かす
  2. ドライヤーを生地から10cm程離して1箇所につき30秒ほど温風をかける(うぶ毛を立ち上げるようなイメージで)
  3. 肩や袖口、裾、脇の下などよく擦れる箇所は撥水効果が落ちやすいので、念入りに

いかがですか?撥水効果の復活は、防水スプレーなしで驚くほど簡単にできます。

これなら朝、服を着替えて気になる箇所だけササッとドライヤーをあててもいいかもしれませんね!

お家やホテルなどにもあるドライヤーで撥水効果を取り戻し、服や靴が湿ってしまってブルーな気分になる前にぜひ試してみてくださいね。

 

ドライヤーを使用するときの注意点!!

ドライヤーをあてるだけで撥水効果が復活するなら、すぐやってみたくなりますよね!

少しお待ちください。ドライヤーをあてる際に注意すべき点が2つあります。

注意点を確認せず、ドライヤーをあててしまうと大切な衣類や靴が傷んでしまうかも知れません。

ドライヤーを使用するときの注意点

  • お使いのドライヤーの温風温度が高い場合は、ドライヤーと生地の距離を離して温度を調整する
  • 同じ箇所に長時間温風をあて続けない

撥水効果がなくなったら防水スプレーをかけるか、買い替えるしか方法がないと思っていたけれど、実は撥水機能は生地に残っていることが多いのです。

ドライヤーで撥水効果が復活するなら、防水スプレーは必要ない?

実は、ドライヤーで熱を与えても撥水効果が復活しない場合もあります。

ドライヤーをあてても撥水効果が復活しない

  • 何度も洗濯したり摩擦を繰り返したり、汚れが付着することで十分な撥水機能が生地上に残っていない
  • そもそもドライヤーをあてても撥水効果が復活しない撥水加工がしてある

上記のような場合は、ドライヤーをあてても、残念ながら撥水効果は復活しません。

そのときは、防水スプレーを使うしか方法はなさそうです。

防水スプレーも種類がたくさんあって迷いますよね。次に防水スプレーの選び方を解説します。

 

 

防水スプレーを最強の1本に絞るコツ!どう選ぶべき?

ドライヤーをあてても撥水効果が復活しなかった場合、防水スプレーをするとよいです。

さて、防水スプレーを買いに行くとしたらどれを買ったらいいのでしょう。

どうせ買うなら撥水効果が最強の防水スプレーが欲しい

最強の防水スプレーというのは、防水スプレーを使いたいアイテムによって違います。

一概に「これが最強!」というのは言いづらいのが本音です。

もちろん、市販の防水スプレーで「超強力」とうたっているものもたくさんあります。

しかし、あなたにとって超強力で最強の防水スプレーかどうかは分からないのです。

あなたにとって最強の防水スプレーにする選び方があります!

それでは、使うアイテム別にどの防水スプレーを選べばあなたの最強の1本になるか解説していきます。

まずは、防水スプレーの基礎知識を確認しておきましょう。

 

防水スプレーは2種類

防水スプレーはたくさんのメーカーから販売されていますが、一般的に2種類に分けられます。

どんな違いがあるのか、フッ素系とシリコン系の防水スプレーの特徴やメリット、デメリットをまとめました。

防水スプレーの種類と特徴
フッ素系 シリコン系
特徴
  • フッ素樹脂で撥水する
  • 生地の表面にフッ素樹脂が付着して、うぶ毛がびっしり生えたような状態を作り出す
  • シリコン樹脂で撥水する
  • 生地の表面をシリコン樹脂でコーティングした状態を作り出す
水、油の撥水効果
  • 水=◯
  • 油=◯
  • 水=◯
  • 油=×
メリット
  • 通気性がある
  • 汎用性が高い
  • 持続性がある
  • 価格が安い
デメリット
  • 持続性があまりない
  • 価格が高い
  • 通気性がない
  • 生地が変色する可能性がある

先ほど、ドライヤーで撥水効果が復活するとお伝えしましたが、これはフッ素系防水スプレーが使用してある衣類や靴の場合のみです。

販売されている衣類や靴は、通常フッ素系の撥水加工がしてあることが多いので、ドライヤーをあててあげることで撥水効果が復活します。

シリコン系は安価でお求めやすい一方、シミができたりや変色してしまったりする可能性があります。

私も防水スプレーの知識がないときに、スキーウェアにかける防水スプレーを買ったのですが、安いからと購入したものがシリコン系でした。

私のスキーウェアはたまたま変色もせず、しっかり雪から守ってくれましたが…。

私は知識なく防水スプレーを使って結果オーライでしたが、後悔することもあるのであなたにとって最強の防水スプレーになる選び方をお伝えします。

 

防水スプレーを選ぶときのポイント

「これが最強の防水スプレーです!」というのは、一概には決められないとお伝えしました。

最強の力を発揮する防水スプレーの選び方には3つのポイントがあります。

以下を参考に、あなたにとって最強の防水スプレーを見つけてください。

ポイント① 使いたいアイテムに向いている防水スプレーか確認する

防水スプレーにはフッ素系とシリコン系の2種類があるとお伝えしましたが、それぞれの特徴を理解し、使いたいアイテムに向いているものを選ぶことが一番重要です。

フッ素系は、生地表面にうぶ毛を作って撥水しています。ですから、比較的いろいろなアイテムに使うことができます。

一方、シリコン系は価格が安く買いやすいのですが、衣類や靴の表面をコーティングして撥水するので通気性が悪くなってしまいます。

防水スプレーの種類ごとに向いているアイテムをまとめると、下のようになります。

防水スプレー種類別向いているアイテム
フッ素系 衣類、靴、ゴアテックス、革製品、スエード
シリコン系 レインコート、スキーウェア

防水スプレーは、何に使うのか決めて選ぶことが大切です。

ポイント② 撥水効果の持ちがいいものを選ぶ

撥水効果の持ちの良さも防水スプレー最強の1本を選ぶためには欠かせません。

商品によっては、洗濯したら再度スプレーをすることを推奨しているものもあります。

毎回スプレーするのは大変ですし、できれば一度のスプレーで撥水効果が続いた方がいいですよね。

ポイント③ 防水スプレーが乾くまでの時間が短いものを選ぶ

お出かけの前日から防水スプレーをして準備ができる日には速乾性はそれほど重要ではありません。

しかし、出かける直前に「あっ!」と気づいたときは、乾くまでの時間がいかに短いかが重要になってきますよね。

乾いていない状態だと十分な撥水効果は得られませんので、防水スプレーをしても結局湿ってしまいます。

防水スプレーは、それぞれ商品ごとに乾くまでの時間が違いますので、速乾性も気をつけて選びたいですね。

最強の防水スプレーを選ぶ3つのポイント

  1. 使いたいアイテムに向いている防水スプレーか確認する
  2. 撥水効果の持ちがいいものを選ぶ
  3. 防水スプレーが乾くまでの時間が短いものを選ぶ

以上3つのポイントを基準に選べば、あなたの最強の防水スプレーが見つかるはずです!

 

防水スプレーの使い方

正しい使い方をマスターすることで、さらに最強の防水スプレーに近づけることができます。

防水スプレーの使い方

  1. 衣類や靴は汚れをしっかり落とし、完全に乾燥させる
  2. 目立たない部分でシミや変色がないことを確認する
  3. 風通しのいいところで15cm以上離して全体が液ダレせずしっとりぬれる程度にスプレーする
  4. ニオイが消えるまで乾燥させる

目立たないところで変色しないか、必ず確認しましょう。

私は以前、晴れ雨兼用の傘で(どちらかというと日傘より)色がついてしまった経験があります。

防水スプレーをした直後は、スプレーで湿って色が濃くなります。

しかし、大丈夫なものは、5分~10分ほど経つとスプレーが乾いて元通りの色になります。

防水スプレーした直後には色が変わって驚かれるかもしれませんが、シミや変色は防水スプレーが乾いた後に確認すると覚えておいてください。

目立たないところでスプレーをして、10分後に確認しましょう

また、必要以上に大量にスプレーすれば撥水効果が高くなるということはありません。

「全体が液ダレせずしっとりぬれる程度」が防水スプレーの適量になります。

撥水効果を高めたい、長続きさせたいとたくさんスプレーしても、実は効果は変わりません。

一度にたくさんスプレーするのは、防水スプレーがもったいないのでやめた方がよさそうです。

しかし、使い方の3と4のステップ(適量スプレーする→乾かす)を2回ほど繰り返すことは、撥水効果アップにつながります!

撥水効果アップさせたいときには、試してみてください。

 

防水スプレーを使うペース

一度にたくさんスプレーしても撥水効果は変わらないということでしたね。

では、その撥水効果を持続させるためには、どのくらいのペースで防水スプレーを使えばいいのか悩みますね。

防水スプレーを使うペースは、雨の日ごとが理想です。(理想は…です)

それは結構大変…

面倒に感じるかも知れませんが、衣類なら洗濯してたたむ前に、スニーカーなら出かける前に、といつ防水スプレーするか決めて日課にするのもいいかもしれません。

年間でみれば雨の日はそうそうあるわけではない、と割り切って(地域にも寄りますが)、面倒ではないクールで使用してみてください。

防水スプレーをしたら、しっかり乾かす時間もとってくださいね。

 

 

防水スプレーは革靴に使えるものがある!タイミングに注意

防水スプレーは革靴に使っても問題ないのか解説していきます。

革靴に防水スプレーを使うと、革が傷んでしまうなど言われることもありますが、今は革靴にも使える防水スプレーがたくさん販売されています。

革靴を水から守るために防水スプレーを使用しても大丈夫です。防水スプレーはフッ素系がおすすめです。

革靴におすすめなのが楽天で大人気のこちらです。ちなみにこちらは布製品にも使用できます!(他にもスウェードに適したものなど、あります)

ただ、革にシミができるなどの問題が防水スプレーの種類によって起こるのも事実なので、見えづらい部分で必ず試してから使用してくださいね。

また、防水スプレーを使用するタイミングにもポイントがあります。

革靴は、靴磨きというお手入れをしますね。いつ防水スプレーをかけたらいいのでしょうか。

靴磨きの仕上げに防水スプレーをしたくなりますが、実はそれは間違いです。

靴磨きでフッ素系防水スプレーを使うタイミング

  1. 革靴専用のブラシで靴の表面のホコリをきれいに落とす
  2. 汚れや古いクリームをクリーナーで落とす
  3. フッ素系防水スプレーをかける
  4. クリームを塗って、ブラシでなじませる
  5. クロスで乾拭きをする

なんと靴磨きのときに防水スプレーを使うタイミングは、クリーナーで汚れを落としたすぐあとが効果的でした!

革靴は通常の衣類などに防水スプレーをかける手順に、もうひと手間が必要です。

革靴に防水スプレーをかける手順

  1. インソールに防水スプレーがかからないよう、新聞などを詰める
  2. 目立たないところにスプレーし、乾くまで待ってシミにならないことを必ず確認する
  3. 靴から30cmほど離してスプレーをかける
  4. できれば、一度乾かしてもう一度スプレーするとなお良い

革靴のインソールに防水スプレーがかかってしまうと、通気性が下がってしまいムレの原因になります。

インソールにカバーをしてから防水スプレーをしましょう

革靴にシューキーパーや新聞などを詰めて、インソールに防水スプレーがかからないよう工夫すれば大丈夫です。

革靴に防水スプレーの使用はOKということが分かりました!

つぎに、防水スプレーの効果を保つために、どのくらいの頻度で防水スプレーをすればいいか悩みますね。

基本的にはクリーナーで汚れを落とした後に防水スプレーをするのが効果的なので、靴磨きをするタイミングで防水スプレーをするとよいです。

あまり靴磨きはしないという場合は、月に1回を目安にしてください。

ただ、革靴の撥水効果は2、3回履くとなくなってしまいますので、最低でも2、3回履いたら靴磨きと一緒に防水スプレーをすると安心です。

雨の日は、1回履いたら防水スプレーをした方がよさそうです。

大切な革靴、雨の日でも履けるよう防水スプレーを使ってみてくださいね。

 

 

まとめ

  • 撥水効果はドライヤーで簡単に復活できる
  • ドライヤーを使うときには、2つの注意点に気をつけると生地を傷めることがない
  • ドライヤーで復活しない撥水機能は、防水スプレーがおすすめ
  • 防水スプレーは正しい選び方と使い方で、あなたにとって最強になる
  • 革靴にも防水スプレーを使用してもOK。フッ素系がおすすめ
  • 革靴は、2、3回履いたら防水スプレーをするとよい

衣類や靴の撥水効果が家にあるドライヤーで復活できることが分かったので、雨がしみ込んで湿った衣類や靴とはサヨナラですね♪

ドライヤーで復活できない撥水機能は、防水スプレーを使いましょう!

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