子供が雨の日に傘を使えるのはいったいいつから?と悩んでいませんか。
小さい頃は傘を1人で持つことがなかなかできず、レインコート一択になりますよね。
室内に入る前に濡れたレインコートを収納袋に入れて、また外に出るときはレインコートを着せての繰り返し。
いつから子供が傘を使えるようになり、雨の日のお出かけも楽になるのだろう…。持たせてみたものの重くすぐ倒れてしまう傘。
いつから傘を持たせられるのか、また、どんな傘を購入したら良いのか最初は分からないことだらけですよね。
子供が傘をさせるのは、【握力がある程度備わってきて、ママの言うことを理解できる年頃から】と言われています。
そして、しっかりと支えて一人で歩くことができるのはそれを超えてから。
傘のデザインは、安全設計がされて、子供の体格に合う傘を選ぶことが重要です!
具体的に何歳ごろなのか、また、どんな傘を選べばよいのか、子供の傘選びなどについて紹介していきます。
子供に傘はいつから持たせる?実は必須条件あり!
子供が傘を使うためには、年齢の目安で言うと3歳頃からと言われていますが、実はそれには必須条件が加わります。
いつから傘の練習を始めて、いつからしっかりと持てるようになるかは、個人差が。
必須条件を確認して、子供の様子に合わせていきたいですね。
握力や運動能力が備わっている
好奇心旺盛な2歳頃は、ママが持つ傘を羨ましく感じて傘を持ちたがります。
個人差はありますが、ママやパパが子供からしっかりと目を離さないで見守ることができれば、2歳頃で傘デビューをする子供もいます。
ただし、2歳頃は運動能力と言語能力が安全に傘をさせるレベルに達していません。
そのため、傘をすぐにおろしたり、傘を持ちながら上手く歩くことができません。
しかも、雨の中子供から片時も目を離さないでいるのは難しいですよね…。
子供の様子に合わせて、3歳前後から、傘をさす練習を始めるとよいです。
しかし、一人で傘を使えるようになっても、いつ子供の機嫌が悪くなり、傘を持ちたがらなくなるか分かりません…。
私の息子は、眠いときや空腹のときは傘をさすことを嫌がり、私は傘をさしながら息子を抱っこしたことがありました…。
とても疲れて帰宅したことを、よく覚えています(笑)
傘をさすことに慣れるまでは、レインコートとレインブーツの併用をしていれば、雨をしのぐことができるのでオススメです!
さらに言えば、最初は「晴れの日」に練習するといいでしょう。
ママやパパの言うことを理解できる
どうしてママやパパの言うことを理解することが必要なのか?それは、傘を使うときのルールを教えるためです。
幼稚園や保育園は、交通安全教室を実施していることが多いです。
しかし、幼い子供が完璧にルールを理解するには、繰り返しの指導が必要です。
特に雨の日は、傘をさしていると視界が悪くなり危険です。
基本的なルールを理解しないまま小学生になり、雨の日に一人で登下校をしたら心配ですよね。
そして、傘を使った危険行為をしないよう言い聞かせることも大事です。
露先(つゆさき)とは、傘の布と骨が結びついた部分のことです。傘を開いたときに、いつ人の顔に当たってしまうかとヒヤヒヤしますよね。
傘を開くときは、周囲に人がいないことを確認してから開くように教えましょう。
石突(いしづき)とは、傘の先端部分のことです。傘を閉じているときに、振り回して遊ばないように言い聞かせましょう。
いつから子供はルールを理解できるのでしょうか?
実は、3歳頃からある程度の善悪の判断がつくようになります。
その頃が、交通ルールと傘を使用するときの危険行為を伝えるベストタイミングと言えるでしょう!
子供の傘はサイズをどう選ぶべき?ポイントは
まず、子供の傘のサイズを選ぶポイントは、長く使うよりも、今の子供の状態に最適な物を選ぶことです!
子供はすぐ大きくなるので、レイングッズはワンサイズ大きめを購入していませんか。
サイズが合っていないレインブーツだと、足元が滑りやすく不安定になりがちです。さらに、靴ズレや疲労にもつながります。
レインコートの丈の長さは、レインブーツとのバランスを見てから決めましょう。
丈が長いと裾が引っ掛かり、短いと衣類が雨に濡れやすくなります。
コストは掛かりますが、必ずそのときの体格にあったジャストサイズの物を購入しましょう!
実は、子供向けの傘はサイズとデザインも豊富で、安全面が考慮されています。
子供の身長を目安に傘のサイズを選ぶこともできますが、子供の体格も考慮することが大事です。
子供の体よりも大きい傘だと、風にあおられて、重くてよろけてしまい危険です。
反対に、子供の体よりも小さい傘だと、雨に濡れてしまうので傘の意味がなくなります…。
私の息子は、いとこからのおさがりで黄色の傘を使いましたが、サイズが合わなくて衣類が濡れてしまい、仕方なく処分してしまいました。
では、どのように傘のサイズを選ぶべきでしょうか。
まずは、子供の年齢に合う傘のサイズを確認しましょう。
子供の年齢と身長にあった傘のサイズ表 |
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年齢 | 身長 | 傘のサイズ=親骨の長さ |
3歳頃 | 80~85cm | 35cm |
4,5歳頃 | 80~90cm | 38cm |
85~100cm | 43cm | |
90~105cm | 45cm | |
95~110cm | 47cm | |
5,6歳頃 | 105~120cm | 50cm |
小学校低学年頃 | 120~140cm | 55cm |
大人の女性だと、身長160cm位で傘のサイズは58cmとなります。
親骨の長さとは、傘を広げたときに円となる中心から円の端までのことをいいます。
このサイズをあやまると、せっかくの傘が使えない可能性があるので覚えておきたいですね!
しかし、いざ子供の傘を購入しに行っても、うっかりサイズを忘れてしまうことがありますよね。
私は忘れやすいので、覚えている自信がありません(笑)
そんなときは、お店で手に取った傘の長さに2を掛けると、その傘のサイズに合った身長と近い数字になるので、覚えておくと便利です。
まずは、子供と一緒に傘を買いに行き、お店で傘を持って歩いてもらい、持ちやすい大きさと太さを考えながら最適な傘を選びましょう。
子供の傘はおしゃれ重視?それとも安全性重視?
実は、安全性も大事ですが、子供が気に入ったおしゃれな傘を使うことで、雨の日でも積極的に傘を使用してくれます。
私が息子に傘を購入したとき、視界が見えやすく、反射板が付いている安全性重視の傘を選んでいました。
しかし、似たような傘を持っているお友達がいて、ネームプレートを付けていても何度か取り違えることがありました。
息子はキャラクター柄やカラフルな色など、おしゃれな傘を欲しがっていたので、何度か私と話し合いながら傘を購入していました(笑)
子供は、お友達よりもおしゃれな傘が欲しい!でも、ママとしては安全性があるか心配…。
子供の好みのデザインも考慮して、最適な傘を選んであげたいですね。
安全でおしゃれな傘はたくさんある!
傘のデザインを選ぶ際、避けたいものがあります。
目立たない色だと、車から見た時に判別がつきづらく、視界が悪い雨の日や薄暗い場所では危険です。
遠くからでもはっきり見える視認性の高い色を選ぶと、事故防止にもつながります。
ちなみに、一番視認性の高い色は黄色、その次はオレンジ色と黄緑色です!
子供の傘に透明窓が付いていると、子供が前方を確認しやすく、ママやパパも子供の様子を確認しながら並んで歩くことができるので便利です。
目につきやすい色やデザインを選べば、子供が気に入るおしゃれな傘は見つかりますね!
私の息子のお気に入りは、緑色で透明窓と反射板が付いたアウトドアの傘です♪
女の子なら、大きめのドッド柄、ギンガムチェック、ボーダーなど可愛くておしゃれなデザインがたくさんあります。
それにプラスして、安全性も取り入れたら完璧ですね!
そして、ワンタッチ式ジャンプ傘は、その名の通りワンタッチで傘を簡単に開くことができます。
しかし、3歳頃は周囲を気にせずボタンで遊んでしまうことがあるので危険です。
折りたたみ傘は、畳んだり開いたりすることは難しいです。どちらもデビューするのは、小学生からがおすすめです。
小学生でも、折りたたみ傘は高学年にならないと厳しいです。
ただ、帰りのみの使用などに限定すれば、家でたためばいいので持たせることは可能です。
開閉時はろくろタイプが安全!
傘の開閉時は、カチッとはめる突起部分をはじきといいます。
子供が傘の開閉に慣れていないとき、はじき仕様の傘を使ったら、上手く突起部分にはめることができずに、あやまって自分の指を挟んでしまうことがあります。
もっと簡単に傘を開閉できる傘があれば安心ですね。
子供の場合は、開閉時に指を挟む心配がないろくろタイプがオススメです!
小学生になるまでは、安全カバーがついたろくろタイプを選びましょう。
傘の素材も大事!
傘のフレームに使われている傘骨の素材は、二種類あります。
特徴を理解しておくと、長く使うことができますね。
確かに、金属製はしっかりしているので修理をして、繰り返し使えそうです。
しかし、子供の成長は早く、サイズや好みのデザインも変わりやすいです。
そうなったときは、兄弟へのおさがりや思い出の一つとして保管しておくのも良いですね!
留め具はスナップボタン?マジックテープ?
大人が使用する傘は、スナップボタンがほとんどです。
スナップボタンは留めやすいですが、子供がスナップボタンの傘を使用すると、傘が雨で濡れているので留めづらいです。
上手く留められないと機嫌が悪くなって、傘を使いたがらなくなることも…。
子供が傘に慣れるまでは、マジックテープの傘を使用しましょう。
マジックテープがだんだんとつきにくくなってくるという欠点はありますが、そのときはサイズ変更のときと思って割り切りましょう。
実際に子供がいかに使いやすいのかが一番です!
子供の傘は透明窓がついているものがおすすめ
先ほども少し触れていますが、カラー傘の一部が透明になっているものを「透明窓」と言います。
これまでの紹介から、黄色透明色の傘は視界や外部からも分かりやすく、小学1年生への贈り物などでもよくあるほど定番中の定番となっています。
ただ、特に傘デビューする最初の頃は、やはりかわいい柄物やキャラクターものなどを欲しがりませんか。
そんなときにおすすめなのが、「透明窓」がついた傘です。
子供用の傘にはついているものの方が多いですので、選べる種類も多く、私の中ではせめて透明窓がついているものが必須です。
なんといっても理由は、目の前の視界が良好になること。
気づいたら下ばかりみている子供は、ただでさえ障害物に気づかないことが多いです。
色のついた透明傘、また、透明窓があることによって安全になるということでは決してありませんが、少なくとも前の視界は開かれます。
傘をさしてみると分かりますので、まずは実際に透明窓がついているものとついていないものの違いを目でみて実感するのが一番だと思います。
おしゃれをしつつ、雨の日でも楽しみながら一緒に歩けるといいですね♪
ただし、最初のデビューは小雨程度で楽しみましょう。
まとめ
- 傘がいつから使えるのかは個人差はあるが、持てるのは3歳頃、しっかり支えながら歩けるのは4歳頃
- 子供が傘デビューするための条件は、握力や運動能力が備わっている、ルールを守れる年齢かどうか
- 子供の傘のサイズを選ぶポイントは、そのときの体格や状態にあった最適な物を選ぶこと
- 視認性の高い色と透明窓がある傘を選べば、おしゃれな傘は豊富にある
- 傘の開閉時はろくろタイプ、留め具はマジックテープがおすすめ
- 傘デビューは、焦らずに子供の様子に合わせながら、楽しく練習すべし
子供にとって最適な傘を選ぶことは、雨の日でもママと一緒に楽しく過ごせる時間にもなります。
子供がいつから傘に興味を持ち、いつから使えるかは個人差があります。
おしゃれな傘を見つけて、雨の日をもっと楽しく、もっと安全に過ごしましょう♪
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