これまで布団は軽い布団が主流でしたが、重い布団が睡眠の質をあげると注目を集めています。
日本でもニトリから重い毛布が発売されたことをきっかけに、認知度もぐっと上がりました。
重い布団がいいなら使ってみたいけれど、デメリットはあるかなと気になりますよね。
重い布団には、購入前にチェックして欲しいデメリットが7つあります!
失敗したーと思ったときに、重い布団は名前のとおり重いので後悔も大きくなってしまいます。
重い布団のデメリットを理解して「買おう!」と決めたなら、重い布団にもいい効果が見込めますので、のちほどご説明します。
また、夏の重い布団の選び方と洗濯問題についても解説していますので、参考にしてみてください。
それでは、買って後悔しないために重い布団のデメリットから見ていきましょう!
重い布団のデメリット7項目をチェック!
重い布団はよく眠れると聞いて、買って試してみたいけどどんなデメリットがあるのか心配になりますよね。
私が子供の頃はあまり羽毛布団がメジャーではなく、おばあちゃんの家に泊まりに行くと重い布団で寝なければいけませんでした。
子供にとって重い布団は、重すぎて身動きがとれないのがつらく、おばあちゃんの家に泊まりたくないと駄々をこねた思い出があります(笑)
こういった体験をしているとさらに、重い布団にデメリットがあるのなら慎重に検討したいですね。
重い布団には、買って後悔しないためにチェックすべき7つのデメリットがあります。
買う前に確認したい重い布団7つのデメリット
- 値段が高い
- 布団の持ち運びが負担
- 洗濯できない
- 家族で共有できない
- 健康的によくないこともある
- 寝返りが難しい
- 悪夢をみる
7つもあるのかと驚かれるかもしれませんが、せっかく買うなら後悔したくないですよね。
重いので扱いも大変ですし、ぜひ買う前にチェックしてください。
値段が高い
軽い布団も値段は安いものから高いものまでありますが、どちらかというと重い布団は値段が高めです。
試しに買ってみたいというときには、少し悩んでしまうかもしれません。
布団の持ち運びが負担になる
季節変わりに出したり収めたりする際に、重い布団は重量がネックになります。
1枚でおよそ6kgの重さがあるので、家族が4人いる場合20kgとなります。
大体シーズンオフの布団は高い位置に収納するので、あげたり下ろしたりが大変ですね。

これは本当に重労働です…
さらに、羽毛布団など他の上に重ねると、他の布団がつぶれてしまいます。
シーズンオフや使っていないときに収納場所にも困りますね。
布団を干すときも、重い布団は羽毛布団より苦労します。
干す場所にもよりますが、階段の登り下りをともなう場合は考えただけでもゾッとしますね。
そして、重さがあるので購入時も店舗から持ち帰るのが大変です。
購入の際は、できれば通販で家まで届けてもらう方が無難ですね。
洗濯できない
シーツをかければ、もちろん取り外して洗うことができますが、重い布団自体は洗うことができません。
ガラスビーズが入っているので、洗濯機での洗濯は諦めた方がよさそうです。
汚れてしまった場合は、汚れた箇所に洗剤をつけて拭き取るなどのスポット洗濯になります。

羽毛布団ならコインランドリーでも洗えるけど、重い布団は洗濯に困る…
もはや洗濯はムリ!
手洗いができるものもありますので、洗濯したいと思われたら買う前に洗濯表示は確認しておいた方がよさそうです。
ただもともと重いのに、水を含むとさらに重くなるということを考えておかなければいけませんね…。
家族で共有できない
重い布団は、自分の体重の10%前後が理想の重さになります。
50kgの人は5kgの重さの布団がよいということになりますね。
20kgの子供がいる場合は、2kgの布団がちょうどいい重さです。
家族それぞれ体重は違うと思いますので、家族でシェアしづらいというデメリットがあります。
特に子供と一緒に寝ている場合は、5kgの布団は子供には重すぎますので注意が必要です。
健康的によくないこともある
先ほど重い布団には理想の重さがあるとお伝えしましたが、重すぎる布団を使うと健康的に悪影響を及ぼす可能性があります。
たとえば圧迫されすぎると、血流が悪くなったり肩こりが起こったりする可能性があります。
子供に重い布団を買いたいと思っているときには、特に重さを慎重に選んだ方が良さそうです。
また、夜寝ているときは平均コップ1杯ほど汗をかくといわれています。
重い布団の素材によっては吸湿発散性が悪いこともありますので、快適な眠りのために購入されるときには吸湿発散性も考慮してください。
吸湿発散性が悪いと、寝苦しさを感じて安眠とは程遠い眠りになってしまいます。
寝返りが難しい
重い布団は、重いが故に寝返りするときに大変です。
私はベッド派ですが、寝返りするときによく布団がズルっと落ちてしまいます。(寝相が悪いだけかもしれませんが…。)
軽い布団だと寝ぼけながらでもスッと引っ張り上げられるのですが、重い布団は落ちた部分の重さに引っ張られて全部落ちてしまいます。

夜中にベッドの上に布団を引っ張り上げるのも一苦労…
うまく布団の中で自分だけが寝返りできるという自信があれば問題ないのですが、寝返りは毎日何度もするので、毎回布団が落ちるようなことがあればかなりのストレスになりますね。
悪夢をみる
夜寝ているときに胸に重みがかかると、呼吸が不安定になり悪夢をみると言われています。
私はときどき、無意識で自分の手を胸に置いていたり、子供の脚が胸にのっていたりするのですが、必ず悪夢にうなされて目が覚めます。
重い布団でも、重さのかかり具合によっては悪夢をみる可能性があります。
重い布団を買う前に確認したい7つのデメリットでした。
デメリットを見ると、やはり重い布団に挑戦するのはやめようかなという気持ちになってきますね。
しかし、デメリットもありますが、重い布団にみられる効果もあります。つづいて解説します。
重い布団の効果には期待できる研究結果もある
重い布団にはデメリットもたくさんありますが、この重みに癒されるのも事実です。
重い布団には病気の症状緩和や病気以外にもポジティブな効果もあるとわかっています。

ポジティブな効果があるならまだ望みがありますね
軽い布団が主流となっていましたが、重い布団が開発された理由があります。
もともと自身が自閉症で触覚過敏だったアメリカの動物学者テンプル・フランディンが、圧迫感が症状に効果的であるということを発見して重い布団の開発が始まったそうです。
その後の海外での研究で、重い布団で症状緩和が見込める病気もあるという研究結果が出ているそうです。
重い布団で症状緩和効果があると言われる病気
- 不眠症
- 自閉症
- うつ病
- ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)
- ADHD(多動性症候群)
長期間使うことで、不眠症が改善した割合も多くなったそうです。
重い布団を使っている人は、軽い布団を使う人に比べて不眠症回復率が20倍との研究結果も。

もちろん、対象の人皆が同じようにいい結果が出るわけではないでしょう
困った症状の改善のために検討したい…という場合は、一度しっかりと調べてみるのも一つですね。
私は、不眠症ではありませんが、夜全然寝付けないことがあります。そういったときに重い布団を試してみたいです。
さらに病気だけでなく、重い布団がもたらす効果がありますので解説していきます。
重い布団がもたらす効果
- 適度な加重が安眠につながる
- 適度な加重がセロトニンを増加させ、精神の安定や安心感をもたらすことで安眠できる
- 心身がストレスを受けると増えるコンチゾールを減らし、精神を安定させる効果がある
確かに軽い布団を使っていると、「ふわっと体に乗る感じではなく、もっとギュッと包み込んで〜!」と思うこともあります。
睡眠とは関係ないのですが、たとえば私はホラー映画などを観たあとは、恐怖の余韻で羽毛布団のふわっと感だと物足りないことがあります。
隙間から恐怖が入ってくる気がして「もっと隙間なくくるんで!」と羽毛布団に思っています(笑)

重さが安心感をもたらすというのは、なんとなく分かりますよね
睡眠の質は、睡眠や活動量を計測できるフィットネストラッカーやスマートウォッチで確認できますね。
「夜寝ているはずなのに、起きた瞬間から疲れている。」など睡眠の質がなかなか向上しないなと悩まれているなら、重い布団を試してみてもいいかもしれません。
重い布団も進化が続いており、全体が一定の重さではなく肩や腰、脚、足先で加重が変わる分散加重の機能がついた重い布団もあるようです。
肩にずしっと重みがかかると悪夢をみそうなので、それぞれ適切な重さがかかっているというのはうれしい設計です。
しかし、寝相が悪いと布団が一夜にしてぐるっと回っていることもあるので少し気になる点だなと感じました。
ですが、重い布団を使っている方のクチコミも「睡眠時間がのびた」「前よりも眠れるようになった」などが見られました。
向き不向きがあるのかなとは思いますが、現状で眠れていないと感じるなら重い布団にチェンジしてみるといいかもしれませんね。
重い布団を夏も使いたい!洗濯も解決する選び方
夏になると体がほてってなかなか寝付けない、布団もかけたくないくらいの寝苦しい夜が続きます。
重い布団を使いながら夏を過ごしたいけれど、「重い布団」という言葉から、なんだか暑そうな感じがしていませんか?
重い布団リサーチをしていると、重い布団は夏には使えないという意見も見かけました。
しかし、インターネットで検索すると、重い布団の夏用「ウェイトブランケット」が多数ヒットします。
重い布団の中には「冷感ウェイトブランケット」もあり、夏の寝苦しい夜にもってこいです。
冷感ウェイトブランケットといっても、色々な商品があるので迷ってしまいますよね。
夏の夜をぐっすり眠るために大切な重い布団の選び方があります。
重い布団で睡眠の質を上げるために大切なので、チェックしてみてください。
夏も使うための選び方
重いと聞くだけで、夏には不向きに思えますがこのようなポイントを基準に選べばOKですよ。
夏に使う重い布団の選び方
- 汗をよく吸う
- さらっとした肌触り
- ヒンヤリ感
夏は体温が睡眠の質に関わってくるので、重さに加えて眠るための体温低下をサポートするヒンヤリさらっとした肌触りをポイントに選ぶことが大切です。
これらのポイントをおさえれば、夏の寝苦しい夜も快適に重い布団を使うことができます。
しかし、本当に肌触りだけで、夏も快適に重い布団を使えるか心配ですよね。
ネットで購入できる夏用の重い布団の中には、1年以内全額返金や交換保証をつけて販売しているものもあります。
交換や返金があるなら安心して購入できますよね。どうしても心配と思われたら、保証が付いた商品を購入することをおすすめします。
使ってみて気に入ったときは、使い続ければいいですよね。
洗濯問題を解決するには
夏にぴったりの重い布団を選べば、快適に夏の夜も過ごせるかと思います。
しかし、夏用の重い布団も洗濯機の丸洗いができないので、汗をかいたらどうしようという心配は残ってしまいます。

できれば夏は頻繁に洗濯がしたい
そんなとき、夏用の重い布団の洗濯問題は、カバーをかけることで解決します。
普段からカバーをかけていれば、カバーを外して洗濯できるので重い布団の洗濯問題に悩むこともありません。
しかし、カバーをかけるとヒンヤリ冷感の恩恵が受けられなくなってしまいますね。
洗濯したいのなら重い布団本体にヒンヤリ感を求めるのではなく、カバーの機能性にこだわった方がいいかもしれません。
まとめ
- 重い布団には買う前に確認して欲しいデメリットが7つある
- 家族で使いたいときには、共有ができないため特に注意が必要
- デメリットを確認して大丈夫だと思えるなら、重い布団にはいい効果もある
- 重い布団には、病気の症状を緩和するという研究結果がある
- 病気以外にも、重い布団には安眠効果も期待できる
- 重い布団を夏に使うなら、肌触りをポイントに選ぶとよい
- 重い布団には、返金や交換保証がついた商品もある
- 重い布団の洗濯問題は、カバーをかけることで解決!
重い布団にはデメリットもあるのですが、お母さんに抱っこされているような抱擁感も感じられるそう!
重い布団のデメリットを確認した上で、ぜひ試してみたいですね♪
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