食欲が落ちたときや疲れたときに食べたくなる酢の物。
きゅうりやカニカマ、れんこんや大根など材料をお酢で和えるだけでさっと作れるのもいいところ。
しかし、子供たちが食べなかったり、ついつい作りすぎてしまったりして余ってしまうこともありますよね。
保存しておこうと思ったとき、酢の物はどのくらい日持ちするのかを知っておくと、傷む前に食べ切ることができますよね。
保存状況や材料により異なりますが、酢の物の日持ちは最短1日〜10日ほどです。
1〜10日なんて、幅がありすぎて参考にならないと思われたでしょうか。
ご安心ください!これから材料別に酢の物の詳しい日持ち期間や日持ちさせるコツを詳しく解説いたします。
また酢の物の冷凍保存はできるのか、お弁当に入れると消費期限は?など気になる疑問も解決します。
酢の物の日持ちは最短1日!材料別に解説
ついつい作りすぎてしまう酢の物。私なら一気に食べてしまいますが(笑)、冷蔵庫で保存して何度かに分けて食べるということも多いのではないでしょうか。
保存しておけば、あと一品欲しいなぁと思ったときに、再加熱などの手間なしで冷蔵庫からさっと出して食べられるのもいいですね。
ただ、酢の物の消費期限が気になるところです。
保存しておくと便利。ただいつまで持つのか…なんとなく早めに食べているけれど…
酢の物はお酢を使うので、なんとなく日持ちしそうなイメージがあります。実際どのくらい日持ちするのか知っておきたいですね。
酢の物を冷蔵庫保存した場合、日持ちは最短1日から長くて10日ほどで、材料によって異なる、というのが答えです。
なるべく長く保存できる酢の物を作りたいと思われたら、材料選びが大切になりますね。
酢の物を冷蔵保存した際の日持ちを、材料別に表にしてみました。
酢の物を冷蔵庫保存したときの日持ち期間 |
|
材料 | 日持ち期間 |
キャベツ | 10日 |
大根 | 7日 |
茹でタコ | 7日 |
にんじん | 7日 |
れんこん | 5日 |
イカ | 5日 |
もやし | 5日 |
もずく | 3〜7日 |
わかめ | 3〜4日 |
春雨 | 3〜4日 |
長芋 | 3〜4日 |
きゅうり | 3日 |
カニカマ | 3日 |
釜揚げしらす | 3日 |
しらす | 1〜2日 |
2つの材料を合わせた酢の物を作るなら、日持ちが短い方に合わせて食べ切るようにします。
たとえば、キャベツとイカの酢の物を作った場合は、5日以内に食べ切るのがおすすめです。
またこちらでご紹介した酢の物の日持ちは、あくまでも目安程度にとどめておいてください。
なぜなら、保存環境や材料によって酢の物の日持ち期間は変わってしまうからです。
いちいち覚えていられないので、日持ちさせる方法も覚えておきたい…
酢の物を日持ちさせる方法をつかめば、おいしく食べられる期間も長くなります。
酢の物を日持ちさせる方法6選!!
酢の物は水分量が多いものほど、日持ちが短くなります。
酢の物を日持ちさせるには、水分量をいかに減らすかが大切!
日持ちさせる6つの方法を実践してみてください。作った酢の物が傷みにくくなるはずです。
酢の物を日持ちさせる方法を6つそれぞれ詳しく解説します。
日持ちさせるという観点で見ると、素手で調理しないのがおすすめです。
手についている菌が酢の物に混ざってしまうと、日持ちしなくなります。
少し面倒かもしれませんが、手袋をするなどの対策をするといいですね。
きゅうりを使う場合は、塩もみをしっかりめにすることで水分を減らすことができます。
塩もみができない材料についても、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってください。
この一手間をかけるだけでも、日持ち期間をのばすことができます。
とにかく水分量をいかに減らすかが、日持ちさせる最重要ポイントです!
保存に使うタッパーなどの容器は、完全に乾いたものを使ってください。
洗い立てでさっと拭いただけですと、どうしても水分が残ってしまうことがあります。
タッパーに残った水分も、酢の物を傷ませる原因になります。
せっかく材料の水分は徹底的に飛ばしても、保存容器が濡れていたら水の泡になってしまいます。
保存容器にまで気を配って、NO水分を保ちましょう!
水分だけに気を取られてはいられません!酢の物も空気にふれると、酸化が進み劣化してしまいます。
保存するときには、タッパーのふたをきっちり閉めてください。
「タッパーを使って」と書いてきましたが、酢の物はご存知のとおり酢を使っています。
酢は酸性になります。酸性の耐性がない一部プラスチック容器は使えませんのでお気をつけください。
酢の物を入れるおすすめの保存容器は、ガラス製やホーローの容器になります。
酢だけなら日持ちするのですが、ダシが入った酢を使うと日持ち期間が短くなります。
かつお、昆布、果汁などが入るとどうしても傷みが早くなってしまいます。
酢の物を作るときにはダシを入れず、二杯酢や三杯酢の合わせ酢を使うと日持ちするようになります。
甘酢でも日持ちしますので、もし甘めが好きでしたら甘酢で作ってみてください。
酢の物を日持ちさせるおすすめの酢 | |
二杯酢 | 酢1:醤油1 |
三杯酢 | 酢3:醤油1:砂糖(みりん)2 |
甘酢 | 酢3:砂糖2:塩少々 |
ダシ入りの酢を使った酢の物が食べたいときには、食べ切れる量を作るか、食べる直前に材料を混ぜるなど工夫をするといいですね。
傷んでいる酢の物を判別する方法
どんなに気をつけていても保存環境や材料によって、日持ち期間内であっても傷んでしまうこともあります。
うっかり食べてお腹を壊すと悲しいですね。酢の物が傷んでいるのかの判別する方法はこちらです。
このような変化があれば、酢の物は腐っている可能性が高いです。
少しでも作ったときと変化があるようなら、食べない方がいいですね。
冷凍保存したらもっと日持ちしそう…!
そもそも酢の物は冷凍保存できるのでしょうか?続いて解説します。
酢の物を日持ちさせるため冷凍保存はOK?
冷蔵庫での保存だと、意外と日持ちしない材料もありました。
なるべく日持ちさせたいときには、冷凍庫が大活躍!私はきのこや野菜、コーヒー豆なども冷凍庫で保存しています。
しかし残念ながら、酢の物の冷凍保存はおいしさが損なわれるので正直おすすめしません。
酢の物の定番きゅうりの場合は、解凍するときにどうしても水分が出てしまい味が薄くなってしまいます。
いくら日持ちしてもおいしくなかったら台無しですよね。
とは言え、「どうにか酢の物を日持ちさせたい!」という場合は冷凍保存もできなくはありません。
冷凍保存してもおいしさを保つポイントがあります。
冷凍保存や解凍のポイント
- きゅうりなど解凍したときに水分が出てしまうものは、味付けを濃いめにする
- 保存はフリーザーバックでしっかり空気を抜く
- フリーザーバックに入れたら、平たくしておくと解凍しやすい
- 解凍は冷蔵庫での自然解凍がおすすめ
保存期間はおよそ1ヶ月ですが、冷凍焼けしたり味が落ちたりする可能性もあります。
なるべく早めに食べ切ることをおすすめします。
酢の物の日持ちは弁当では短くなる
夜作った酢の物を次の日の朝お弁当に入れたいと思うこともありますよね。
唐揚げ弁当などこってりしたおかずのお供に、さっぱりした酢の物は格別です♪
お弁当に入れると酢の物の日持ちはどのくらいになる?
酢の物はお弁当に入れても大丈夫ですが、日持ちはせず、その時間は断然短くなります。また、季節によっても保存期間は異なります!
お弁当に入れるということは、常温保存になるということなのでやはり傷みが早くなってしまいます。
酢の物をお弁当に入れたときの保存期間
- 夏はおよそ6時間
- 春・秋はおよそ6〜12時間
- 冬はおよそ12〜24時間
夏だと、朝お弁当に詰めてギリギリお昼までというところでしょうか。
こちらもお弁当の保管状況によるので、一概には言えませんが、お昼にお弁当を食べなかったから夜食べようということは避けた方がいいですね。
お弁当は季節に関わらず、直射日光の当たらないなるべく涼しい場所で保管してください。
また、お弁当に酢の物を入れるときには、アルミカップは使用しないよう注意してください。
酢の酸性でアルミの成分が溶け出す可能性があります。
私もよく酢の物をお弁当に入れますが、お腹を壊したりしたことはありません♪
お弁当に入れると日持ちはしませんが、腐らせない気配りをすればお弁当のおかずにできますよ。
まとめ
- 酢の物の日持ちは材料によって異なり、10日〜最短1日
- 日持ちさせる6つの方法を実践すれば、腐りにくくなる
- 酢の物が腐っているかは白い膜が張っているなど、作ったときと変化があるかどうかで判断する
- 酢の物の冷凍保存はおすすめしないが、工夫すれば冷凍保存も可能
- 酢の物をお弁当に入れると冷蔵庫保存の日持ち期間より短くなり、季節ごとでも違う
酢の物だから日持ちするというわけではなく、使う材料や酢の種類によって日持ち期間がだいぶ変わりましたね!
酢の物を無駄にしないよう、日持ち期間を参考にしてみてください。
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