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ティックトックは見るだけで危険性がある?個人情報流出するって本当?

雑学と心理

「可愛い動画見つけたよ!みてみて♪」友達にメッセージをもらって見てみると、ティックトックの動画…。

「ティックトックってよからぬ噂が多いアプリだけど、見るだけでも危険性があるの?」と不安になることはありませんか?

ティックトックで動画を見るだけでも危険性があるかについては、はっきりとはいえません。

ティックトックは利用者の個人情報が流れているという噂もありますが、ティックトック側は否定しており、実情が見えないからです。

また、個人情報流出以外にも、ティックトックでは未成年をターゲットとした犯罪被害に遭うことも珍しくありません。

ティックトックは本当に危険なのか、また、見るだけでも危険性があるのかを調査しました。

 

 

ティックトックは見るだけで危険性がある?

若者に人気のティックトック。楽しい動画を短い時間でサクサク見ることのできるアプリです。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、タイやインドネシアで爆発的な人気を集めており、全世界で8億人の利用者数を誇っています。

ティックトックに危険性があるかはわからないところが多く、動画を見るだけで危険性があるかについても、はっきりとはいえません。

ティックトックは利用者の個人情報が流れているという噂がたびたびされていますが、ティックトック側は否定しており、実情が見えない点が多いからです。

また、アカウントを登録せずに見るだけの利用であっても、IPアドレスやスマホのシリアル番号はティックトック側にバレてしまいます。

事実、朝日新聞での調査によればティックトックは過去に携帯電話のシリアル番号を収集していましたが、2019年8月以降に収集をやめたとのことでした。

現在は収集されていないとのことですが、一体なんのために収集をしていたのか、疑問は残ります。

個人情報流出とは別の問題ですが、ティックトックにはセキュリティ上の懸念もあり、かつては第三者がアカウントを乗っ取ることができていたことがありました。

その内容は、ティックトックから来たように見せかけて、悪意のある第三者がSMS※を送れてしまうというものです。

(※SMSとは、ショートメッセージの略で、電話番号に対して送受信できるメッセージサービスのことをいいます)

ティックトックに電話番号を登録した利用者のスマホに、悪意を持った人間がSMSを送ります。

SMSには、たとえば「パスワードを変更したので今すぐログインしてください。URLはこちら」などとクリックを誘うような内容が書かれています。

そして、まんまと騙された利用者がそのURLをクリックすることでアカウントが乗っ取られ、以下のようなことが起きてしまう危険があったということです。

SMS内のURLをクリックすることで起きること

  • アカウントを乗っ取る
  • そのアカウントの動画を削除する
  • 非公開にしている動画を公開する
  • メールアドレスなど、そのアカウントの個人情報を公開する

なお、このやり口は「アカウントを乗っ取る」ことを目的としているものであるため、見るだけの利用ならば攻撃される心配はありませんでした。

このセキュリティ上の欠陥はすぐさま修正されたとのことで、現在はアカウントが乗っ取られる危険性はないようです。

しかし油断は禁物です。ティックトックに限りませんが、あやしいURLは、決して開かないようにしましょう。

 

 

ティックトックを見るだけの利用はできない?

アカウントを登録せず、ティックトックを見るだけの利用ができないかといえば、そんなことはありません。

パソコンのブラウザからも、スマホからでもティックトックを見るだけの利用は可能です。

一時期、ティックトックのアプリを立ち上げると、ずっとログイン画面が表示されて「動画を見るだけ」というのができないときがあったようです。

2021年7月現在、アンドロイド端末とPCブラウザで試してみたところどちらも正常に表示されました。

ログインしないと動画を見ることができないという現象は、一時的なものであったようです。

 

 

ティックトックは見るだけで登録なしなら安全?

ティックトックは中高生など若い利用者が多く、彼らを狙った犯罪も跡を絶ちません。

警視庁が発表している「令和元年の犯罪情勢」によると、ティックトックなどのSNSが原因で事件に巻き込まれた未成年の被害児童数は過去最多の2095人にも上っています。

2021年には、ティックトックで知り合った小学5年生の女児を車で連れ去ったとして、34歳の男が逮捕された事件も起きました。

また、ティックトックで知り合った未成年に、下着姿や裸の画像を要求するなどの被害も増えています。

アカウント登録なしで、見るだけの利用にすれば、犯罪被害に巻き込まれることはぐっと減るでしょう。

アカウント登録なしで、見るだけであれば、先述したようなアカウントを乗っ取られる被害に遭うこともありません。

ティックトックでは、13歳未満を登録禁止にしたり、16歳未満ではメッセージのやりとりができないようにしたりするなど対策を施していますが、使う側にも注意が必要です。

未成年が被害に遭わないためには

  • SNSを使うことで起こりうる危険を具体的に説明する
  • スマホのロックをかけさせず、親が定期的にチェックする
  • 知らない大人とやり取りさせない
  • スマホを使える時間を決める
  • SNSに自分の住所や学校などを教えない

また、はじめから犯罪が目的でないとしても、SNSではストーカー被害に遭う危険性もあります。

特にティックトックは動画を投稿するアプリなので、本人の容姿や家、周りの風景など、個人を特定できる映像が写ってしまうことも多々あります。

ストーカーはそれらを手がかりとして、本人に接触を試みたり、プライバシーを侵害したりするので、未成年が使う場合は注意が必要でしょう。

未成年の子供はSNSの使い方に慣れておらず、本名や通っている学校名などを簡単に公開してしまうこともあります。

インターネット上では自分の情報を公開しないなど、安全にスマホを使うためには、ルールを決めることが大切ですね。

インターネットに慣れないうちはアカウント登録なしで、見るだけの利用にとどめておくと、ストーカー被害に遭うことも少なくなると思います。

中学生のスマホルールについては以下の記事に詳しく書いてあるので、中学生のお子さんがいる親御さんはぜひ御覧ください。

中学生のスマホは何時までOK?ルールの決め方や所持率についても解説!
子供も日常的に使うようになったスマホ。あなたは子供のスマホの使用時間ををちゃんと管理できていますか?中学生は何時までスマホを使ってもいいのか、ルールの決め方や所持率と共に解説しています。ルールを定めて、安全なスマホライフを楽しみましょう!

 

 

まとめ

  • ティックトックの動画を見るだけで危険性があるかは、わからない点が多い
  • アカウントを乗っ取っとられたり、非公開の動画を公開されたりする危険性があった
  • ティックトックを見るだけの利用は、パソコンのブラウザからも、スマホからでも可能
  • ティックトックなどのSNSを未成年が安全に使うには、対策が必要

見るだけであれば危険性がないかは言い切れない面がありますが、少なくとも犯罪被害やストーカー被害に巻き込まれる可能性はぐっと低くなります。

中高生がインターネットを使うときには、大人がルールを決めて見守る必要がありますね。

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