まな板を買い替えるとき、木の素材にするかプラスチックの素材にするか、悩みませんか?
実際のところ、どちらのまな板が使いやすいのでしょうか?
実は、木のまな板とプラスチックのまな板、どちらがよいとは一概に言えません。それぞれメリットとデメリットが存在します。
まな板は自分の使う目的や扱い方に合わせて選ぶのが1番です。
最近は、使い勝手の良さから、プラスチックのまな板が広まっていますよね。
一方で、木のまな板はお手入れや扱いが大変なイメージですが、こちらも人気で昔から長く使われています。
2つのまな板の違いとお手入れ方法のほか、木のまな板の種類についても詳しくご紹介します。
どちらのまな板があなたにとって最適なのか、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
まな板は木とプラスチックどちらがよい?違いをご紹介
あなたは木のまな板とプラスチックのまな板、どちらを使っていますか?
昔は木のまな板が主流でしたが、今ではプラスチックのまな板も広く流通していますね。
木とプラスチック、どちらのほうが使いやすいのかは、使う人の目的やそれぞれの扱い方などによって変わってきます。
自分にとって使いやすいほうのまな板を選ぶのが1番です。
それぞれのメリットとデメリットについて、詳しくお教えします。まな板の買い替えに悩んでいるあなたはぜひ参考にしてみてください。
プラスチックのまな板
プラスチックのまな板は店頭でも多く並んでいますよね。
まな板の買い替えを考えるときも、手にとりやすいように感じますが、メリットばかりではありません!
プラスチックのまな板のメリットとデメリットを一緒にご紹介します。
やはり軽くて扱いやすいのが、大きなメリットではないでしょうか。
私もプラスチックのまな板を使っていますが、サっと取り出し、洗うことができるので、とても便利です。
プラスチックのまな板は、かなりすべりますよね!私もよく包丁を扱っているときにまな板をすべらせ、ヒヤっとした経験が何度もあります…。
特に子供と一緒に料理するときなんかは、食材やまな板がすべると、かなり危ないですよね。
このような場合、まな板の下にシリコンのマットをしくとすべりにくくなりますよ!
たったひと手間の工夫なので、同じように悩んでいるあなたはぜひ試してみてください。
木のまな板
普段プラスチックのまな板を使用していると、木のまな板は少し敷居が高く感じませんか?
重そうですし、お手入れも大変そうですが、木のまな板にはたくさんのメリットがあります。
木のまな板には、こんなに多くのメリットがあったこと、ご存じでしたか?
食材の水分を吸収したり、包丁傷も復元したりなど、木の力はすごいですね。
一度購入すれば、買い替える必要もなく、お手入れ次第で何十年も使用することが可能なのです。
大切に使い、長年愛用することで、愛着もわいてきそうです。
木特有の風合いは、プラスチックのまな板にはないですよね。
木のまな板のデメリットとしては、プラスチックのまな板に比べ、お手入れが大変な点です。
しかし、慣れてしまえば木のまな板のお手入も難しくありません。
きちんとお手入れができそうなあなたには、ぜひ木のまな板を試してみてください。
木のまな板のお手入れ方法については、プラスチックのまな板のお手入れ方法と合わせて一緒にご紹介します。
まな板の木はどうお手入れする?プラスチックと比較!!
木のまな板よりも、プラスチックのまな板のほうが乾燥が早いので、お手入れが簡単です。
プラスチックのまな板は乾きやすく、お手入が簡単なのは紛れもない事実。お手入れ作業が苦手なあなたは、プラスチックのまな板ほうが合っているかもしれません。
しかし、木のまな板も慣れれば案外簡単にお手入れできますし、お手入れ次第で、プラスチックのまな板より長持ちさせることができますよ!
それぞれのまな板のお手入れ方法をお教えしますので、どちらが自分にとって合っているのか、参考にしてみてください。
木のまな板のお手入れ方法
木のまな板は、漂白剤の使えない商品がほとんどだと思います。使用後は、タワシでゴシゴシ洗う必要があります。
傷に入り込んだ食材を掻きだすように落とすのがポイントです!
また、木のまな板は使う前に、水で塗らすと汚れがつきにくくなります。
木は水分を吸収するので、清潔な水をまな板に吸わせて水の膜を作ることにより、生モノの水分を吸いこみにくくなります。
塗らすだけなら一瞬でできますよね!このたったひと手間で後のお手入れが楽になるなら、使ってみたくなりませんか?
また、カビが生えてきたとしても、木のまな板は表面を削ることで、表面部分を再生することができます。
削るためのヤスリや専用のスポンジを使うと、プロに頼まなくても自分で削ることができますよ。
木のまな板はエコで長持ちします
プラスチックのまな板のお手入れ方法
プラスチックのまな板は、ほとんど水分を吸いません。
食材の水分がまな板にしみこまないので、まな板の表面をしっかり洗って乾かせば、それで大丈夫です。また、漂白剤が使えるので、汚れても安心です。
ただ、生のお肉や魚を切ったあとだと、表面を洗うだけでは心配になりませんか?
そんなときは熱湯消毒すると安心です。(耐熱温度は商品によって違うので、使うまな板の耐熱温度を確認してから行ってくださいね。)
熱湯消毒する際は、しっかりとまな板の汚れを落としてから熱湯をかける必要があります。
そうしないと、お肉やお魚のタンパク質が固まってこびりついてしまうからです。
また、まな板が反って(そって)しまわないために、熱湯をかけるときは両面にかけるよう、注意してください。
プラスチックのまな板はキズが付きやすいですが、安いという利点もあります
以上、それぞれのお手入れ方法をご紹介しました。
やはり木のまな板のほうがお手入れに手間がかかりそうですが、お手入れ次第で長年使えるので、プラスチック派だった私も、木のまな板が魅力的に思えてきました!
ただ、木のまな板は、さまざまな種類や素材のものが売られているので、どれを選んでよいのか難しいですよね…。
安心してください!まな板に使われている木の種類とそれぞれの特徴についても、一緒にご紹介します。
まな板は木の種類で特徴が違う!好みの木を選ぼう
木のまな板は、木の種類によってそれぞれ特徴が違います。
木のまな板を買いたいけど、どの種類のものを買ったらいいのか悩んでいるあなた、主な木の種類と、それぞれの特徴をお教えしますので、自分に合う素材の木を選んでみてください。
今回はまな板の素材としてよく使われているヒノキ、イチョウ、ヒバ、キリの4種類をご紹介します。
ヒノキ
ヒノキは弾力性や耐久性が高く、水に強いので、まな板の素材として使われていることが多いです。
抗菌作用にも優れていて、雑菌が繁殖しにくいため、木のまな板を初めて使うあなたにもおすすめです。
木のまな板の1番のデメリットは、お手入れが大変そうなことだと思いませんか?
ズボラな私はすぐにカビを生やしてしまいそうなので…(笑)乾燥や抗菌作用に強い素材は、とても心強いです!
ただ、ヒノキは特有の香りが強いので、香りが苦手な場合は、注意してください。
私はヒノキの香りが大好きなので、ヒノキのまな板だと、毎日使うのが楽しくなりそうです♪
イチョウ
イチョウも、ヒノキと同じで代表的な木の種類ですが、イチョウと言えば、銀杏が頭の中で思い浮かびませんか?
商品によっては銀杏の香りがするものもあるようなので、銀杏の香りが苦手な場合は、店頭で確認したほうがよいと思います。
イチョウは適度に油分が含まれていて、水はけに優れています。
弾力性が高く、柔らかい素材であるため、刃あたりがとても心地よいです!
また、包丁傷が表面につきにくく、食材の臭いもまな板にうつりにくいです。
まな板の素材として、メリットが盛りだくさんなイチョウですが、抗菌作用はヒノキより少し劣ってしまいます。
しっかりと洗い、乾燥させて、日ごろからカビを防ぐ必要があります。
ヒバ
ヒバは、耐久性や水への強さにとても優れた性質をもっています。
抗菌性をもつヒノキチオールを多く含んでいるため、抗菌効果が強力です!弾力性があり刃当たりもよいため、まな板として最適な素材と言えます。
デメリットとしては、ヒバの素材が稀少であるため、高価な商品が多いことです。
しかし、お手入れ次第では何十年も使えるので、長い目で見ればお得だと思いませんか?
毎日使うものは、長く使ったほうが愛着も湧きますよね♪
また、ヒバも特有の香りがあるので、香りに敏感な場合は注意する必要があります。
キリ
キリは国産材では最も軽くて柔らかい素材であると言われています。
刃当たりがとても軽く、乾燥が早い特徴があります。材が柔らかいため、表面に傷もつきにくいです。
木のまな板を使ってみたいけど、重そうな点が気になっているあなた、ぜひキリ素材のものを選んでみてください。
ただし、軽い分ほかの素材のまな板より安定性にかけるので、注意が必要です。
使っているときのズレが気になる際は、プラスチックのまな板同様、まな板の下にシリコンマットをしいて対策するのもよいと思います!
以上、まな板の素材としてよく使われいる木の特徴をご紹介しました。
実際にいろいろ使って試してみるのも、木のまな板の醍醐味だと思います♪
まとめ
- まな板は木とプラスチック、どちらが優れているか一概には言えない
- まな板を買う際は、自分に合った素材を選ぶのがよい
- プラスチックのまな板のほうが乾きやすいため、お手入れしやすい
- 木のまな板はきちんとお手入すれば、長年使える
- プラスチックのまな板は漂白剤が使えるが、木のまな板は使えない
- 木のまな板は、使う前に水に塗らすと汚れがつきにくい
- 木のまな板は、ヒノキ、イチョウ、ヒバ、キリの素材によって特徴がある
木のまな板とプラスチックのまな板、どちらが使えるとは一概には言えません。
それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴やお手入れ方法を知ったうえで、ぜひ自分が使いやすいまな板を見つけてみてください♪
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