ネジを回す方向、うっかり忘れてしまうことありませんか?
私は、よく回す方向を間違えて、ネジ山をつぶしてしまう経験がありました。
ネジ山をつぶしてしまう前に、ネジを回す方向をしっかりと確認しておきましょう。
基本的に、ネジは、ほとんどのものが右回り(時計回り)に回すとしまり、左回り(反時計回り)で回すとゆるみます!
ただし、すべてではなく、逆方向のネジも存在します。が、どういったものが逆方向なのかもお伝えします。
ネジの回す方向を覚えるコツとして、基本がネジが右回りでしまり左回りでゆるむ理由を知っておくと、うっかり忘れてしまうなんてことすらなくなります!
固いネジを上手く回すコツや、ネジ山をつぶしてしまったときの対処法も一緒にご紹介します。
ネジを回す方向が分からないあなた、固いネジを上手く回せないあなた、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ネジを回す方向の基本は右でしまり左でゆるむ!!例外は〇〇
ネジの回す方向、簡単なようで忘れてしまうことありませんか?
回す方向を間違えてしまうと、ネジが固くなってしまったり、ネジ山が潰れてしまったりします。
どちらに回せばしまり、どちらに回せばゆるむのか、しっかり確認してからネジを回しましょう!
基本的には、ネジを回す方向は、右回り(時計回り)でしまり、左回り(反時計回り)でゆるみます。
ほとんどのネジはこの方向で回ります。回し方の基本はしっかりと覚えましょう。
ただし!一部左に回すとしまる例外のネジもあるので注意が必要です。
例えば扇風機。扇風機のネジは左回りでしまります。
基本の回す方向と違う理由は、【扇風機の羽根が右回りに回るから】。
羽根をとりつけるネジも同じ右回りだと、ネジがゆるんでしまう危険があります。
ネジがゆるみ、羽根が外れてしまうと危ないため、羽根をとりつける扇風機のネジは左回りになっています。
扇風機の羽根が突然はずれてとんできたら…そう考えると、想像するだけでも恐ろしいですね。
これまで扇風機のネジの回す方向について気にしたことはありませんでしたが、実際に我が家の扇風機を確認してみたところ、きちんと左回りでしまりました!
ネジを回す方向の覚え方!なぜ右回りでしまるのか
「ほとんどのネジは右回り(時計回り)でしまり左回り(反時計回り)でゆるむ」ことが分かりましたが、実際にネジをまわすときになるとうっかり忘れてしまうことがありますよね。
ネジを回す方向の覚え方として、ネジが右回りでしまる理由をお教えします。
なぜほとんどのネジが右回りでしまるのか、その答えは、世の中に右利きの人が多いからです!右利きの人は、右に回す(時計回り)力が強いのです。
分かりやすい!
右利きが多い→右に回す力が強い→だからしめるのは右回り。
ということです。
ネジだけでなく、一般的な容器のフタや蛇口など、大半のものは右回りでしまります。
世界人口の約9割が右利きと言われており、右回り(時計回り)に回す力が強いです。
実際に右利きの私が、左手でビンのフタを右回しに回してみたところ、右手でしめていた普段より、力が入りづらく感じました。
ネジを回す方向をうっかり忘れてしまったときは、この理由を思い出してみると、思い出せるかもしれません。
そのほか、この理由以外の覚え方もご紹介します。
yahoo知恵袋で、「ネジを回す方向の覚え方」を質問している人が何人かいたので、みなさんの回答をいくつかまとめてみました。
あなたが覚えやすい回し方の覚え方はありましたか?
個人的には、時計回りに回すとしまるや「の」の字を書く方向でしまるという覚え方が覚えやすいと感じました。
水道の蛇口のように、大半のモノは右回りでしまるので、ほかのモノを想像してみるのも、覚え方の1つだと思います。ぜひ参考にしてみてください。
ネジを上手に回すコツと回せないときの対処法
ネジが固くて上手く回らないとき、困りませんか?無理やり回そうとすると、ネジ山が潰れてしまうこともあるので注意が必要です。
そんなとき、上手く回すコツや対処方法を知っておけば安心です!
ネジが固くて上手く回らないときや、ネジ山をつぶしてしまったときなどに、ネジを上手に回すなコツと対処方法をいくつかご紹介します!
力がない人でも簡単に挑戦できる方法です
ネジ穴のサイズに合ったドライバーを使う
ネジを上手く回すために1番大切なことは、ネジ穴のサイズに合ったドライバーを使うことです。
単純なことですが、ジャストサイズに合っていないことが多いです。
プラスドライバーは特にサイズがいろいろあるため、ネジ穴に合ったドライバーを使う必要があります。
よーく見てみてください。微妙にサイズが違うということが実は結構あります。
私はいくつかのサイズのプラスドライバーを、多めにそろえたセットを家に常備しています。
めがねのネジなどは極小サイズが必要ですよね。
ドライバーはなにかと使う機会が多いので、いろいろなサイズを常備しておくと便利ですよ!
私がおすすめするのは、精密ドライバーセット!大きなサイズから、時計の極小ネジまでも回せるセット。幅も取らずスタイリッシュで常に人気の商品です。
常備していれば、困ることはありません。
※深さ、直径によっては使えないものがありますので、対象のものが既にある場合はサイズ確認をお願いいたします
ドライバーの軸をしっかり押さえて垂直に回す
ネジを上手く回すためには、ドライバーの使い方にも気をつける必要があります。
ドライバーの軸がぶれたまま無理にネジを回すと、ネジ山が潰れてしまう場合があります。
たったこれだけのことに気をつけると、固いネジも回りやすくなります。
力任せに回すのではなく、下へ押すように意識して回すのがコツです。
実際に私もこの方法で試してみましたが、強く力を加えずとも、上手く回すことができました。
潤滑(じゅんかつ)スプレーを使う
ドライバーの使い方を工夫しても上手くいかなかった場合は、ネジをすべりやすくするために、潤滑(じゅんかつ)スプレーを使うのがおすすめです。
ネジのつなぎ目にスプレーをかけ、30分ほど放置してからドライバーで回してみてください。
潤滑(じゅんかつ)スプレーは、サビによって固くなったネジにも効果的です。
ホームセンターなどで気軽に買うことができるのも、ポイントが高いですね。
ネジ山が潰れた場合の対処法はこちら
見た感じで、ネジ山が「こ、これはすでに潰れたあとでは…」という悲惨な状態になってしまっているとき。ありますよね?
大丈夫です。いくつか対処法がありますのであきらめず、試してみてくださいね。
輪ゴムと一緒にネジを回す
ネジ山が潰れたために、ドライバーとのひっかかりがなくなってしまった場合は、穴に新たなひっかかりを作ってあげる必要があります。
潰れたネジ穴に輪ゴムを置き、(輪ゴムの一片をかけるイメージ)その上からドライバーを差し込んで回してみてください。
輪ゴムがネジとドライバーのすべり止めの役割を果たします。輪ゴムはホームセンターや文房具屋さんで売られている普通の輪ゴムで大丈夫です。
輪ゴムなら身近にある場合が多いですし、試しやすいですよね。
ネジをアイロンで温める
ネジの頭に当て布をあて、30秒ほどアイロンで温め、ネジが冷めたらドライバーで回してみてください。
ネジの素材である金属は、温めると膨らみ、冷めると元の大きさに戻る特性があります。その特性を利用することで、ネジの穴をひろげましょう。
ネジ穴を広げると、ネジはゆるみやすくなります。アイロンが家にない場合は、ガストーチで温めてもオッケーです!
ネジの汚れを燃やす効果もあるので、サビついたネジにも効果的です。
ネジ頭をペンチではさんで回す
ネジが大きめの場合は、ネジ頭をペンチではさんで回す方法が使えます。
無理に回すと、余計にネジ山が潰れてしまう場合があるので、様子をみながら回してみてください。
家にあるもので挑戦するのが難しかった場合は、専用の工具を使ってみるのも手です。
以下の商品のように、ネジを回すことに特化した「ネジザウルス」というペンチも発売されています。
どれも簡単に挑戦できる方法なので、ぜひ1度試してみてはどうでしょうか。
まとめ
- ほとんどのネジは右方向(時計回り)に回すとしまり、左方向(反時計回り)に回すとゆるむ
- 例外として、扇風機のネジは左に回すとしまる
- ネジを右側に回すとしまるのは、右利きの人が多く、右利きの人は右に回す力が強いため
- ネジは「の」の字の方向に回すとしまる
- ネジを上手く回すには、ドライバーの使い方が重要である
- ネジが回らないときは、アイロンや輪ゴムを使う方法がある
ネジは右の方向に回すとしまり、左の方向に回すとゆるみます。
忘れてしまったときは、「ネジは右利きの人が多く、右利きの人は右に回す力が強いため、右回りでしまる」ことや「時計回りの方向に回すとしまる」ことを思い出してみてください。
ネジが上手く回らないときも、コツや対処方法がいくつかあるので、ぜひどれか試してみてはどうでしょうか。
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