旦那が家事をやってくれない、私の方が家事の負担が大きい気がする…。家事の問題は、夫婦の永遠のテーマですよね。
ゴミ出し一つにしても、家事にはいくつもの工程が存在します。
家中のゴミを集めたり、ペットボトルのラベルをはがして中身を洗ったり…。
旦那は家事をやってくれない、やっているのに妻は感謝してくれない。
もしかしたらそのすれ違いは、「見えない家事の存在」がそうさせているのかもしれません。
分担表を作ることで家事を「見える化」して、お互い負担のない家事分担をしましょう!
分担表ってどうやって作るの?手作りって難しそう…。分担表は簡単に手作りできますよ♪
分担表を手作りするコツや手順をお伝えしていきます。
家事の分担表を手作りする手順
家事分担がうまくいけば、ほぼ夫婦円満に過ごせそうな気がするのは私だけでしょうか(笑)
分担表は簡単に手作りできます。作り方の手順をお伝えしますね♪
作り方の手順
- 普段の、あなたの家でしている家事の内容を全て書き出す
- 内容を「朝」「夜」「不定期」の大きく3つに分ける
- それぞれ時系列に並べる
- 家事をポイント化する
- 家事を分担する
- 実践開始
手順は6つです。一つずつ具体的に見ていきましょう。
家事の内容を全て書き出す
まずは、あなたの家でいつも行っている家事の内容を全て書き出してみましょう。
ここで重要なのが、できるだけ細かく書き出すということです。
例えば「洗濯」の場合、「洗濯」だけではNGです。下記のように書きましょう。
具体的に書き出すことがポイント
- 洗濯機を回す。
- 洗濯物を干す。
- 洗濯物を畳む。
- 洗濯物を片付ける。
「洗濯」の工程を、全てリストアップするつもりで書くのがコツです。
内容を大きく3つに分ける
次に、書き出した内容を「朝」と「夜」と「不定期」と大きく3つに分けてみましょう。例を書きますね。
- 朝の家事
カーテンを開ける、ベッドを整える、ゴミを集める、ゴミを出す、朝食を作る、食器を下げる、食器を洗う、食器を拭く、食器をしまう、テーブルを拭く、洗濯機を回す、洗濯物を干す、など。 - 夜の家事
洗濯物をとりこむ、洗濯物を畳む、洗濯物をしまう、カーテンを閉める、夕食を作る、食器を下げる、食器を洗う、食器を拭く、食器をしまう、テーブルを拭く、お米を仕込む、お風呂のスイッチを入れる、など。 - 不定期の家事
食材の買い出し、消耗品の買い出し、掃除機をかける、シンクを掃除する、公共料金を支払う、布団を洗う、布団を干す、布団をとりこむ、など。
朝と夜に分けるのが難しい家事は「不定期の家事」として分類しておくといいでしょう。
時系列に並べる
分類できたら次は、それぞれ時系列に並べてみましょう。
箇条書きで、一つ一つ縦に並べて書くと、わかりやすくていいと思います。以下に例を示します。
朝の家事
- カーテンを開ける。
- ベッドを整える。
- ゴミを集める。
- ゴミを出す。
- 朝食を作る。
- 食器を下げる。
- 食器を洗う。
- 食器を拭く。
- 食器をしまう。
- テーブルを拭く。
- 洗濯機を回す。
- 洗濯物を干す。
家事をポイント化する
家事を時系列に書き出したら、項目ごとにポイントをつけていきましょう。
ここで重要なのは、夫婦で相談しながらポイントをつけることです。
なぜなら、各家事への負担の感じ方は人それぞれだからです。
「あなたからしたらそれは簡単な家事かもしれないけど、私からしたらそれはハードだよ。」
そうなってしまうと、せっかく家事分担をしたのに不満な結果に終わってしまい、結局、家事をやらなくなってしまいます。
お互い納得した形で、気持ちよく家事分担を行うためにも、夫婦で話し合いながらポイントをつけていくことが大切です。
ポイントは、大変さや、かかる時間を考慮し、5ポイント制でつけていきます。
最もハードな家事は5点、最も簡単な家事は1点とし、1〜5点の間で、ポイントをつけていきましょう。例を示しますね。
朝の家事
- カーテンを開ける。1点
- ベッドを整える。2点
- ゴミを集める。2点
- ゴミを出す。2点
- 朝食を作る。5点
- 食器を下げる。3点
- 食器を洗う。4点
- 食器を拭く。3点
- 食器をしまう。2点
- テーブルを拭く。1点
- 洗濯機を回す。3点
- 洗濯物を干す。4点
同様に、夜の家事、不定期の家事にもポイントをつけていきましょう。
ここまで分担表を手作りしてみていかがでしたでしょうか?
名もない家事が、たくさんあることに気づかれたと思います。
ここまできたら、ほぼ分担表が完成した、と言ってもいいでしょう。
名もない家事を「見える化」することで初めて、家事分担をすることができるのですね。
家事を分担する
いよいよ、家事を分担していきます。家事分担も、夫婦で話し合ってお互いが納得する形で決めていくことが大切です。
どちらかが一方的に決めてしまうと、後で不平不満がでてしまう可能性がありますからね♪話し合うことは主に二つです。
夫婦で話し合って決めることが重要!
- ポイントをどう分配するか。
- どの家事を誰が行うか。
まず初めに、ポイントをどう分配するかを決めましょう。
例えば、正社員とパート勤めのご夫婦、どちらも正社員のご夫婦、片方が専業主婦(主夫)のご夫婦、さまざまな形があると思います。
それぞれ、家事の比重は異なるでしょう。あなたのご夫婦はいかがですか?
5:5が公平と感じる方もいれば、6:4が公平と感じる方もいると思います。
夫婦で話し合って、納得のいく割合をみつけましょう。
決まったら今度は、そのポイントの割合になるように家事を分担します。
5:5であれば半分の割合で、6:4であれば6:4の割合になるように、家事を分担していきます。
先ほど、「朝の家事」と「夜の家事」と「不定期の家事」の3つに分けましたね。
これは、お互いの生活パターンや仕事の都合を考慮しながら、家事分担できるようにするためです。
例えば朝、旦那さんが出ていくのが早いのであれば、朝の家事は奥さんが行い、夜は旦那さんが行う、という分担の方法もあると思います。
また、どちらか一方が、朝出勤が早く夜も帰宅が遅いという場合ですと、平日の家事を行うのは難しそうですね。
そうであれば、主に「不定期な家事」の仕事を担当してもらう、という分担の仕方もあるかと思います。
お互いの生活パターンや仕事の時間を考慮しながらポイントを分配し、担当者を決めていきましょう。
もう一つここで、分担をうまく決めるコツをお伝えしたいと思います。
それは、お互いの得意分野や好きなことを担当できるようにすることです。
例えば、旦那さんが料理好きで、奥さんが掃除好きだとしましょう。
そうであれば、料理全般を旦那さんが行い、掃除全般を奥さんが行う、という形にしてもいいと思います。
そうすることでお互い楽しく家事をすることができますね。
どちらも苦手な家事がある場合もあるでしょう。その場合は、お互いが平等になるように工夫することをおすすめします。
また、週ごとに、曜日ごとに、という形でも良いでしょう。
家事の分担を決めるコツ
- お互いの生活パターンを考慮しながらポイントを分配し、担当を決める。
- 得意なことや好きなことを担当できるようにする。
- 不得意なことは分け合って担当する。
時には家事が予定通りに進まず、イライラすることもあるかもしれません。
そんなときはイライラの原因を探してみましょう。
例えばイライラの原因が、「家事をやるタイミングが遅い」という問題であるとします。その場合は時間を決めておくのも一つかもしれません。
ただし、目標はあくまでも理想であって、うまくいかないこともありますね。
そんなときは大目にみましょう。完璧を目指すと疲れてしまいます。
相手の頑張っている姿さえ見えれば、なんとなく安心できるものですよね♪
実践開始
分担が決まったら後は、作成した表と照らし合わせながらどんどん家事をこなしていきましょう。
ただ、実際にやってみないとわからないことはたくさんあります。
やってみて無理が出てきたり、新たな家事がみつかったり、なんてこともあるかもしれません。
そんな時は、その都度夫婦で話し合ったり、分担表を改善し直したりして、やりやすい分担表をまた手作りしていきましょう。
お互いが快適に過ごせるようになることが一番です。
過ごしやすい分担表を手作りしていけるといいですね♪
家事の分担表はホワイトボードで作れる!
これまで、家事の分担表の作り方についてお伝えしてきました。
しかし、いざ作るとなると、どんな材料でどんな風に工作したら良いのか、迷ってしまいますよね。
分担表は、ホワイトボードで簡単に作れます。作り方をお伝えしますね。
材料
下記の材料を準備しましょう。材料は全て百均で揃います♪
材料
- ホワイトボード
- ホワイトボード用マーカー
- ホワイトボード用のラインテープ
- マグネット(旦那さんと奥さん用の計2色)
作り方
材料を揃えたら、いよいよ作っていきましょう。分担表の例はこんな感じです。
未 | 完了 | |
カーテンを開ける。 | ● | |
ベッドを整える。 | ◯ | |
ゴミを集める。 | ◯ | |
ゴミを出す。 | ◯ | |
朝食を作る。 | ● |
表全体は、ホワイトボードだと思ってください。まず、区切りの羅線を、ラインテープで引いていきましょう。
文字は、ホワイトボード用のマーカーで書いていきます。
上記には記載していませんが、項目の横に、各ポイント数をかいておくのもおすすめです。
表はこれにて完成です。●と◯はマグネットです。
旦那さんと奥さん用で色別に用意し、家事が終わったら、「未」から「完了」の方へマグネットを移していきます。
マグネットを「完了」に移すだけで、家事をやったかがひと目で分かるのがいいですよね。
家族で家事の分担表を作る場合
これまで、ご夫婦での家事分担の取り組み方をお伝えしてきました。
しかし、「家族で家事の分担表を作りたい」「家族で家事分担を行いたい」という場合もありますよね。
分担表の作り方に関しては、特に変わりはありません。
上記の手順通り行い、後は、ホワイトボードにお子さんの人数分、色違いのマグネットを用意すればOKです。
ただ心配なのが、お子さんが家事に取り組んでくれるかどうかですよね。
特にお子さんが小さい場合、ゲーム感覚で家事に取り組めた方が、やる気を発揮してくれやすいかもしれません。
分担表にちょっとした工夫を盛り込むと良いかもしれませんね。楽しく取り組めそうな目標の例を、下記に示してみました。
楽しく取り組める目標の例
- 一週間家族みんなで合計60ポイント達成できたら、日曜の夜はお寿司屋さんへ外食できる!
- 一週間家族みんなでポイントをパーフェクト達成できたら、日曜日の夜は焼肉食べ放題へ外食できる!
このように、目標を掲げてゲーム性を持たせると楽しく取り組めるかもしれませんね。目標を定める時のコツは二つです。
楽しく取り組める目標を定めるコツ
- 目標達成ポイントを、具体的数字に落とし込むこと。
- 達成したら家族みんなが嬉しいことをご褒美として掲げること。
あくまでもポイント達成すればご褒美GETなので、もし誰かが項目を達成できなさそうな場合は、急遽、役割を変更しても構いません。
家族みんなで協力し合いながら目標達成できるところがいいですね♪ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 家事の分担表は6つの手順で作れる
- 家事を「見える化」することが家事分担には必須
- 家事分担は夫婦で話し合って決めることが重要
- お互いの生活パターンを考慮して担当を決めること
- お互いの得意分野や好きなことを担当できるようにすること
- お互い不得意な分野は平等に分け合って担当すること
- 家事の分担表はホワイトボードで簡単に手作りできる
- 家族で楽しく家事ができる工夫をすることが大切
分担表は簡単に手作りすることができますが、一人では完成させることができません。なぜなら、家事は、夫婦の共同作業だからです。
その都度本音で話し合い、感謝の気持ちを伝え合いながら、より良い分担表を手作りしていきたいものですね♪
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