毎日の食事に欠かせないのがご飯。そして、ご飯を炊くのには欠かせない炊飯器。
でも、炊飯器ってキッチン内でかなり場所をとりませんか?
しかも生活感が出るデザインがほとんどでできれば見えないところに収納したいですよね。
本当はいらないけど、毎日ご飯は食べるから捨てられないし…。
でも、本当にもうあなたの生活に炊飯器はいらないかもしれません!
炊飯器がいらないなんてびっくりですよね。実は、お米の炊き方は炊飯器だけじゃないのです。
しかも、料理下手で全然キッチンに立たない私でも炊飯器を使わずに簡単にとてもおいしくご飯が炊けました!
炊飯器がいらないお米の炊き方やそのメリット、私の炊飯レポをご紹介いたします。
炊飯器はもういらない!?
突然ですが、炊飯器を使わないメリットをご紹介いたします。
炊飯器を使わないことのメリットって本当にこんなにあるの!?と、その多さに驚きませんか?
実は私、炊飯器ってとても邪魔だなと思っていたのです。
一人暮らしの私にとって炊飯器は一番使ってない家電で、ご飯を炊くときは、まとめて炊いて小分けにして冷凍しています。
炊飯器の出番は1週間に1回あるかないかくらいなのです。週1回とはいえ、洗うパーツが細かくて多いのも面倒くさい。
しかも、私の炊飯器は貰い物でなぜか真っ赤なのです。
家具や家電を白系で統一している私にとってはもう主張が激しすぎて、ガラス扉の収納棚に普段収納しているのですが場所は取るしとにかくもう目立って仕方がない。
これが無かったら収納スペースも増えて統一感も増すし正直いらないなって。
でもいくら炊飯器はいらないといっても、炊飯器以外のお米の炊き方ってお釜など専用の鍋を使って炊くイメージ。
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子が泣いてもふたとるな」なんて言い伝えもあってなんか大変そう。
しかし、知り合いが毎日土鍋でお米を炊いていて「意外とご飯が炊けるの早いし簡単だよー。」と言っていた事を思い出したのです!
しかもまさかのレンジで炊く方法まであるらしい!?
簡単にご飯が炊けるのならもう私は炊飯器いらないじゃん!と言うことで試しに炊いてみました!
果たして本当においしいご飯が簡単に炊けるのか。
土鍋、ihコンロ、レンジでのご飯の炊き方と、実際に私が炊いてみた結果をご紹介いたします!
炊飯器がいらないそのワケは土鍋にあった!
先ほどの「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子が泣いてもふたとるな」というフレーズ。
実は、土鍋で炊く時の火加減ではなく、かまどで炊く時の火加減のことなのです。
土鍋では、もっと簡単にご飯が炊けちゃいます。
最初は強火、沸騰したら火を弱める、土鍋でご飯を炊く時に意識するのはこれだけでいいのです。
意外にも、土鍋でご飯を炊く時間は20分と炊飯器の早炊きモードくらいの早さで炊けてしまいます。
炊飯器よりご飯が早く炊けるのならますます炊飯器がいらないですよね。詳しい炊き方をご紹介します。
土鍋を使ったご飯の炊き方
土鍋を使ったご飯の炊き方
- 炊きたい量のお米をとぐ。
- ボウルや容器にお米を入れ、浸かるくらいの水を入れて30分ほど浸水させる。
- 浸水に使っていた水を捨て、土鍋にお米、1合につき200mlを目安に水を入れる。
- ふたをして、強火から中火で火にかける。
- 沸騰したら弱火にかける。(1合から2合なら10分ほど、3合から5号なら15分ほど)
- 火を止めて10分から30分蒸らす(重要!)
火の調節は1回だけで炊き方はとっても簡単。浸水と蒸らしがご飯を美味しくさせるポイントです。
炊飯器だとセットして音がなるまで待つだけで、浸水も蒸らしの時間もいらない。
土鍋でご飯を炊くと浸水と蒸らしだけで1時間もかかってしまうじゃんと思ったあなた!
浸水時間はあまり神経質になる必要がなく、時間がないときは10分でも、冷蔵庫で保管すれば1日浸水していてもOK。
前日の夜に浸水させて冷蔵庫で保管しておけば、朝すぐにご飯が炊けてしまいます。
私みたいなめんどくさがりには神経質にならなくていいのはとてもありがたい!
土鍋でご飯を炊く時の重要ポイント
土鍋は文字の通り、土でできています。そのため、土鍋を使う前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
使う前に必ず目止めをしましょう!土鍋は土でできています。
かなり細かくなっていますが、土と土のあいだにとっても小さな隙間があります。
あいだをふさぎ、割れたり水が滲み出たりするのを防ぐために使い始めには必ず「目止め」をします。
代表的なおかゆで目止めをする方法を簡単に説明いたします。
土鍋はこの目止めの作業がかなり大切。少し大変ではありますが、長く使うためにも必ず行いましょう。
土鍋は水に弱いので、鍋底が濡れた状態で火にかけないようにしましょう!
塗装がされていない鍋底は、水に濡れた状態で火にかけるとひび割れの原因になってしまいます。
しっかりと乾燥しているのを確認して使用しましょう。
目止めをしていても、お米研ぎや浸水は土鍋ではなく、別の容器でしましょう。
いくら目止めをしても土鍋は材質上、水がしみやすくなっています。お米研ぎや浸水を土鍋の中でしてしまうとお鍋のひび割れの原因になってしまうため、やめましょう。
これらの重要ポイントさえしっかり守れば、炊飯器がいらなくても簡単に美味しくご飯が炊けてしまいます。
こんなにも簡単なのに、土鍋でご飯を炊くってなんだか丁寧な暮らしをしているように感じてうきうきしますよね。
炊飯器がいらないそのワケはih×鍋にあった!
炊飯器がいらない代わりに土鍋で簡単にご飯が炊けることはわかったけど、お家のコンロがihだったらお鍋で炊くのは無理なの?と思ったあなた。
ih対応のお鍋で炊けば、心配いらないです!ポイントはたったひとつ。
ご飯の炊き始めは強火ではなく中火で沸騰させること!これさえ守れば、ihでも、土鍋ではなくてもちゃんとおいしくご飯が炊けます。
実際に一人暮らし、一口ihコンロを使っている私がお鍋でご飯を炊いてみました!
実際にihコンロとお鍋でご飯を炊いてみた手順
- お米を浸水させる。今回は白米1合玄米1合、浸水時間は約3時間。
- お水を400ml入れて中火で加熱。6段階のうちの4で加熱しました。
- 13分後、中でグツグツ沸騰する音がしたので弱火に変更、10分加熱。6段階の2にしました。
- 弱火で10分加熱後、ふたを開けずに15分蒸らす。
炊きたてをいただきましたが、とっても甘い!そして柔らかくて美味しい!
玄米を混ぜたのでお米の硬さが不安でしたが、玄米特有のプチプチ感は失われずでも硬くもなく炊けました。
炊飯器でご飯を炊くときに玄米の硬さが結構気になっていましたが、お鍋で炊いた方が柔らかく仕上がりました。
玄米に合わせると白米がべちゃべちゃになりがち。
でもih×お鍋で炊いたご飯は、柔らかめではありましたがしっかり粒が残っていて美味しかったです。
ihコンロとお鍋でお米を炊いた過程の様子と私の感想はこちら。
土鍋のように水が染みる素材ではないので浸水は直接鍋の中でしました。
浸水後はレンジの時と同じように白米も玄米もかなり膨らんでいます。
今回は2合ですので400mlのお水を入れました。いざ炊飯!
7分後くらいからパチパチと音が聞こえて焦って何度もふたを開けてしまいましたが、小さい泡が出ているだけでした。
何度もふたを開けてしまったのが原因なのか、画像のようにブクブク沸騰するまで少し時間がかかりました。(10分ほどの予定が13分かかりました)
15分蒸らした後、開けた時のお米のふかふかさ、つやつやさ、炊きたてご飯の香りが一気に広がったことにとても感動しました!
沸騰した時にのぞいた感じではかなり水が残っていたので、べちゃべちゃになっていないか弱火の10分から蒸らしが完了するまで不安でした。
炊き上がった後に混ぜた時、底に少し水が残っているように見えましたが、食べられないほどではなく、水の量や火加減の微調整で改善されそうな印象でした。
2合炊いて、180mlのタッパー5つと小さいおにぎりができました。おにぎりは塩むすびにしておいしくいただきました。タッパーは粗熱が取れたら冷凍します。
作ってみた全体の感想としては、とっても簡単だったので、炊飯器がなくても生活できるなと思いました。
しかも、意外とレシピ通りにきちんとしたがわなくてもだいたいの手順を覚えておけば、美味しくできます。
今回は、私がおしゃれなキッチン雑貨に憧れて買ったにもかかわらず、かわいそうなことに私が全然料理をしないため、あんまり出番のなかったストウブで作りました。
ご飯を炊くのに、炊飯専用のお鍋はいらないです。
お鍋とふたがあればどんなものでもご飯は炊けます。
ストウブは密閉力が高めの無水調理などができるお鍋です。
密閉力が強いほどお米が甘く炊け、密閉力が弱いものだとパラパラのご飯が炊けます。
あなたのお家のお鍋の密閉力が不安でしたら、ふたとお鍋の間にアルミホイルを挟むと密閉力が強くなりますよ。
この特徴を生かして、料理ごとにお鍋の種類を変えて作るのも楽しそうですよね。
炊飯器がいらないそのワケはレンジにあった!
炊飯器はいらないけど、土鍋だろうと鍋だろうとちょっと大変かも…と思ったあなた。
なんともびっくり電子レンジでもご飯が炊けてしまいます!
レンジでのご飯の炊き方
レンジ調理大好きな私にこれはもってこいの炊き方。しかも作り方もとっても簡単なのです。
レンジでのご飯の炊き方
- ご飯をとぎ、10分以上浸水させる。
- 電子レンジ対応の大きめのボウルに浸水させたお米と、1合につき220mlほどの水を入れる。
- ふたやラップをして500Wで10分加熱(吹きこぼれそうならそこで止める)
- 200Wで10分加熱
- 10分蒸らす
なんと電子レンジでもたった30分でできてしまいます。しかもとっても簡単。ちょっとご飯が食べたい時にも便利ですよね。
炊飯器よりも早くこんなに簡単に炊けてしまうのなら私はもう炊飯器いらないかも。
レンジの時でもやはり浸水は大事。先ほどの土鍋での作り方の時もご紹介したように、前日の夜に浸水米を作っておくとかなり便利ですよね。
実際にレンジで作ってみました!
私の家にある電子レンジでお米が炊けるのか実際に作ってみました!
結論から言いますとちゃんとご飯が炊けます!!とても簡単でした!
いろいろありまして、レシピ通りにはいかなかったのに美味しく炊けてびっくりしました…。ぐだぐだレンジ炊飯レポートです、どうぞ!(笑)
私のグダグダ炊飯レポ
- 浸水に使ったお水を捨て、220mlのお水を入れる。
- 上記のレシピ通り、レンジを500w10分で設定。ふたを軽くかぶせて加熱。→びっくりまさかの4分30秒で吹きこぼれ!電子レンジを止める。
- とりあえず、設定を200W10分に変えてスタート。吹きこぼれつつもレンジの回転皿から溢れ出るほどではなかったのでそのまま加熱。
- レンジに入れたまま、10分蒸らす。
当たり前でしょと怒られそうですが、容器が小さいだけで全然レシピ通りに行きませんでした…。でもうまく炊けたので画像と共に私の感想です。
まずは浸水。無洗米を使用しているので、洗わずにそのまま400mlのタッパー(プラスチック製の食品保存容器)に1合のお米と完全にお米が浸かるくらいの水を入れました。
今回は約1時間浸水させました。浸水後のお米は真っ白で丸くなっています!
ここで発覚したのが大きめの耐熱ボウルが家にないこと。実験がてら、失敗覚悟でこのタッパーのままお米を炊いてみました。(ぐだぐだの原因)
完成したのがこちら。ぐだぐだだったのに、見た目がしっかりご飯になっていてびっくり!
ちゃんと食べられるものになっているのか心配ですよね。なかなか不安だったのでカップラーメンを非常食に準備しつつ、このレンジご飯をお味噌汁とともにいただきました。
めちゃくちゃ美味しい!しっかり甘いご飯でした!
正直失敗したと思っていたのでこの美味しさにはとてもびっくりしました。
いつもの炊飯器で炊いたご飯より甘さをとても感じられた気がました。
あえて何か気になるところを言うなら、少し柔らかめなのかなと思うくらい。
想像をはるかに超える簡単さでしたので、これはもう炊飯器がいらないのではと本気で思いました。
反省点としては、やはり大きな器に入れなかったので、500Wの時点で5分も経たないうちに盛大に吹きこぼれた事。
500Wのまま追加で加熱しようともしましたが、加熱するとすぐに吹きこぼれてしまったので諦めました。
レシピに吹きこぼれたら止めると書いてあったので、不安だなとは思いつつ、200Wに変更しました。
200Wでの加熱時も吹きこぼれたので途中からは少しふたをずらして加熱していました。
でもよく考えてみたら、この方法ですると、5分も時間が短縮できてしまうって事ではないですか!?
吹きこぼれ覚悟の上であれば逆にありかもしれませんよ♪ポジティブシンキング万歳!!
※正しいレシピ、正しい作り方でご飯を炊くことを強くお勧めいたします!
まとめ
- 炊飯器はもういらない!?
- 土鍋で美味しくご飯が炊ける
- 土鍋炊飯は炊飯器の早炊きコースレベルの早さ
- 土鍋で炊く前は「目止め」が必要
- レンジでも簡単にご飯が炊ける
- レンジでもご飯がとても早く美味しく炊ける
- ihコンロでもご飯が炊ける
- ご飯を炊くのにどんなお鍋を使ってもいい
- 料理ごとにご飯を炊くお鍋の種類を変えるのも楽しいかも!?
簡単に、手軽にご飯が炊飯器以外でも炊けるのなら、もう炊飯器はいらないのではと思います。
何より今回初めて炊飯器以外でご飯を炊いてみましたがとても簡単で、炊飯器で炊くより美味しく感じました。
お鍋やレンジだと細かいパーツを洗う手間もいらないところがまたいいところ。
一人暮らし料理下手女子ですが、お鍋やレンジでご飯を炊くことがこれから定着しそうです。
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