ある日、ふと目に止まる床に現れた黒い汚れのようなもの…。
一度視界に入ると気になってしょうがなくなることはありませんか?
顔を近づけてよく見てみると、「汚れ」ではなくクッションフロアについたカビ…!ショックですよね。
ビニール製のクッションフロアはキッチンやトイレ、洗面所などの水回りに使うことが多いですが、使い方を間違えるとカビが生えてしまうこともあります。
カビを発見してしまいピンチな状況のあなたを救いたい!
この記事では、クッションフロアに発生するカビの原因から落とし方までを徹底解説していきます。
クッションフロアにカビが発生する原因とは?
クッションフロアはDIYで使われることが多く、誰でも気軽に取り入れやすいアイテムです。
カビ対策をせずに使用すると、カビが発生してしまって後悔する事態を招いてしまう可能性もあります。
カビの原因をしっかり理解すれば、クッションフロアにカビが発生してしまうかもしれないという心配を解消することができます!
調べてみると、クッションフロアにカビが発生してしまう原因は3つありました。
それぞれの原因について、詳しくチェックしていきましょう。
通気性が悪い
クッションフロアにカビが発生してしまう大きな原因は「通気性の悪さ」です。
クッションフロアは塩化ビニール素材で作られているので耐水性が高く、表面をサッと拭くだけで簡単にお手入れができるのが特徴です。
水を通さないというメリットがある一方で、通気性という面ではデメリットになってしまうのです。
気温の変化などでクッションフロアと床材の間に結露や湿気がこもってしまい、下の床材にまでカビが広がってしまう場合もあります。
一度敷くとクッションフロアと床材の間を密閉してしまうので、水分が入り込んでしまった際になかなか乾き切らず、結果的にカビとなってしまうのです。
また、布団やカーペットなどを敷きっぱなしにしていることはありませんか?
クッションフロアの上に布が覆い被さった状態は通気性が悪いため、表面に湿度が溜まりやすく、カビが発生しやすくなる原因となってしまいます。
水分の素がなくても、結露や湿気が発生すると避けられません
クッションフロアを通気性の悪い環境で使っている場合は、こまめに掃除や換気などの対策をするようにしましょう。
温度と湿度が高い
カビの発生する原因のひとつに、温度と湿度の高さがあげられます。
クッションフロアは表面がビニール素材で作られていて耐水性に優れてるため、トイレやお風呂場の脱衣所や洗面所などの水回りに施工されることが多いのです。
カビは温かく湿った場所に発生しやすいので、湿気が多い場所に敷いた通気性の悪いクッションフロアにはカビが発生しやすくなってしまいます。
クッションフロアを敷く場所自体が、カビが発生しやすい環境である場合もあります。
お風呂の脱衣所や洗面所など、カビが発生しやすそうな場所にはクッションフロアを敷かないという選択をするのもひとつの方法です。
カビの栄養分がある
食べ物のカスやアカは、カビの栄養素となってしまいます。
クッションフロアは、長い時間を過ごすリビングやダイニングで使われることも多くあります。
家族で過ごす憩いの空間で使うのであれば、なおさらカビの原因となるものは排除したいものです。
そのため、食べカスなどは放置せずに、こまめに掃除をしてカビ対策をすることをおすすめします。
クッションフロアはクッション性がある薄いスポンジで作られているため、防音性や衝撃吸収効果に優れています。
リビングで使う際には、小さなお子さんやペットと一緒に暮らしている場合には、転倒した際の怪我防止や、騒音対策のために使うこともできます。
表面には木目調、タイル調、モザイク柄などいろいろなデザインのものから選ぶことができます。
お部屋のインテリアに合わせて好みのものを選ぶことができるのは嬉しいポイントですよね。
クッションフロアは、カビの原因となる要素を知りきちんと対策をしながら使えば、私たちの生活をよりよくしてくれるアイテムです。
カビの発生する原因をきちんと理解して、適切な場所と方法で使うようにしましょう!
クッションフロアに発生したカビの落とし方!
自宅のクッションフロアにカビを発見してしまい、お困りのあなたもご安心ください!
クッションフロアに発生してしまったカビの落とし方は、大きく分けて2種類あります。
ドラッグストアなどで手に入る「中性洗剤・塩素系クリーナー」使って、簡単にカビを落とすことができます。
どんな落とし方なのか、以下にまとめてみました。一緒にチェックしていきましょう。
中性洗剤を使った落とし方
クッションフロアの表面についたカビは中性洗剤を使って解消できます。
軽度なカビであれば、以下の方法で簡単に落とすことができます
準備するもの
- バケツ
- 雑巾×3
- 中性洗剤(食器洗い洗剤)
- アルコールスプレー
手順
- バケツに水を適量入れて用意します。
- カビのある場所を中心に広い範囲にアルコールスプレーを吹きかけます。
- 水に薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて拭いていきます。
- 別の新しい雑巾を用意して、水拭きをします。
- 仕上げに乾いた雑巾で水分を拭き取ります。
塩素系クリーナーを使った落とし方
頑固なカビの場合は、塩素系クリーナーを使って落としていきます。
強力なクリーナーは、使い方を正しく守って安全に使用しましょう
準備するもの
- バケツ
- 雑巾×2
- 塩素系クリーナー(カビキラー、カビハイターなど)
- ビニール手袋
手順
- バケツに水を適量入れて用意します。
- ビニール手袋をはめて、カビ部分に塩素系クリーナーを吹きかけます。
- その状態で5分ほど待ちます。
※待ち時間は使うクリーナーによって異なります。クリーナーの使用方法をよく読んで、正しい方法を守って使用しましょう。 - 雑巾で塩素系クリーナーを拭き取り、水拭きをします。
- 仕上げに乾いた雑巾で拭き取ります。
以上の落とし方でも落ちない場合は、クッションフロアの下の層までカビが侵食してしまっている可能性もあります。
一度クッションフロアを剥がして、下の床材をチェックしてみてください。
なかなか勇気のいる行動かもしれませんがトライしてみましょう…!
そのまま放置してしまうと、思わぬ悲劇が待ち受けているかもしれません…。
カビを長いあいだ放置してしまうと、クッションフロアの下の床材が傷んでいたり、床材にまでカビが発生してしまっていたりする可能性もあるのです。
床材に生えてしまったカビは、専用のクリーナーが必要になります。
床材までカビが発生している場合、間違った方法で落とそうとすると床材を傷めてしまう場合もあるので、無理をせずに専門の業者さんに依頼をすることをおすすめします。
まずは、悪化してしまう前にクッションフロアの状態は定期的にチェックするように心掛けましょう。
クッションフロアの色移りに対する落とし方はこちらをどうぞ。
クッションフロアのカビ防止アイテムはコレ!
クッションフロアのカビ防止のために便利なアイテムがあります。
清潔な状態を保ちやすくするカビ防止の方法として、クッションフロアと床材の間に「防カビシート」を敷く方法があります。
防カビシートは、一度敷けばその効果は半永久的なものもあります。
クッションフロアを敷く際に「防カビシート」を仕込む一手間が、その後のお手入れのしやすさに大きな差を生むのではないでしょうか。
カビ防止の方法を知ってからクッションフロアを使えば、カビで困るリスクを減らすことができそうですね!
まとめ
- クッションフロアのカビは「通気性が悪い・温度と湿度が高い・カビの栄養分」が原因である
- クッションフロアのカビは「中性洗剤・塩素系クリーナー」で落とすことができる
- クッションフロアの下の床材に広がってしまったカビは業者に頼むほうが良い
- クッションフロアのカビ防止には「防カビシート」を利用すると良い
クッションフロアにカビが発生してしまっても、落ち着いて対処すれば解決できるということが分かりましたね!
クッションフロアは正しい使い方を守れば、理想のお部屋作りに役立つ便利アイテムです。
「カビの原因・カビの落とし方・カビ防止」について知っていれば、クッションフロアを使う際の心配も減るのではないでしょうか。
クッションフロアを正しく使って、清潔でおしゃれな空間作りができると良いですね♪
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