睡眠時間は7~8時間が理想だといわれています。
しかし、実は、理想の睡眠時間というのはその人その人によって違います。
大切なことは、良質な睡眠をとりスッキリと目が覚めることです。
睡眠時間が5時間であっても、スッキリと目が覚めることができ、日中に眠気を感じたり、仕事に支障をきたしたりしていなければ問題ありません。
しかし、5時間の睡眠で日常生活に支障をきたしているようなら、もっとしっかり休みが必要です。
良質な睡眠をとり、睡眠時間を5時間よりも伸ばすためには、「自分にあった寝具を選ぶこと」「ストレスをためないこと」が何より大切です。
そこで、良質な睡眠をとりスッキリと目が覚めるために気を付けたいこと、どんなことをおこなえばいいのかまとめました。
睡眠時間5時間で目が覚めるなら寝具とストレスに注意
睡眠時間5時間で目が覚めるのは、睡眠の最低ラインです。
睡眠時間が5時間でも、スッキリと目が覚めることができて、日中に眠気を感じたり、仕事に支障をきたしたりしないようなら大丈夫でしょう。
しかし、5時間の睡眠で日常生活に支障をきたしている、と少なからず感じているのなら、もっと睡眠時間を確保することをおすすめします。
しかし、5時間で目が覚める癖がついているとなかなかそうはいきません。
そこで、まずは5時間睡眠だとしても今よりも良質な睡眠をとることを考えましょう。
そのために大切なことは、「自分にあった寝具を選ぶこと」「ストレスをためないこと」が大切です。
自分に合った寝具を選ぶ
まずは、短い睡眠でも良質な睡眠になるように工夫しましょう。
良質な睡眠をとるには寝具がとても大事になります。
自分の体にあっていない寝具だとしっかり疲れが取れなくて浅い睡眠になってしまいます。
自分の体にあった敷マットやまくらなどを探しましょう。
寝具の専門店では、ヒアリングをしてくれ、あなたに合った寝具を提案してくれます。
私も毎日起きたときに体が痛くて不調続きだったのですが、寝具を変えてみたら熟睡できるようになり、起きても体が痛いなどの不調はなくなりました。
ストレスに気を付ける
あなたは眠りが浅くて起きても全く寝た気がしないなどの不調がありますか?
その不調の原因の一つは、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルがうまくできていないからなのです。
レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルがうまくできなくなる原因はストレスなどの心理的な問題によって起こります。
レム睡眠の特徴は、身体は休息状態なのに脳が覚醒して眠りが浅いことをいいます。
ノンレム睡眠の特徴は、身体も休息状態で脳も休息していて眠りが深いことをいいます。
睡眠時に夢を見ている状態は、レム睡眠なのです。夢も見ないで熟睡状態は、ノンレム睡眠なのです。
良質な睡眠には、この2つが関係しています。通常眠りについている時は、レム睡眠とノンレム睡眠は90分交代で起こります。
寝始めの3時間はノンレム睡眠になり必要な睡眠を確保しています。
朝方になるにつれてレム睡眠の時間が長くなりスッキリと目覚められるのです。
レム睡眠やノンレム睡眠のサイクルがうまくできている場合は、短い睡眠でも良質な睡眠となります。
睡眠時間5時間は大抵の人は大丈夫ではない!?
ショートスリーパーとロングスリーパーという言葉を一回は耳にしたことがあると思います。
それに加えて、この2つの中間にあるのがバリアブルスリーパーなのです。
良質な睡眠をとるためには、この3つの中から自分は何スリーパーなのか知る必要があります。
- ショートスリーパー
- ロングスリーパー
- バリアブルスリーパー
バリアブルスリーパーの特徴は、睡眠時間6~9時間で体が充電されます。
そして、日本人のほとんどの人が、バリアブルスリーパーと言われています。
ショートスリーパーの特徴は、睡眠時間6時間未満の短時間の睡眠で体が充電され行動ができます。
よく不眠症と間違われますが、ショートスリーパーは日中眠くならないので短い睡眠でも大丈夫なのです。不眠症の場合は、日中疲労感があります。
自分自身ショートスリーパーだと思っていても違う場合があります。
ショートスリーパーやロングスリーパーは、遺伝なので誰もがなれることではないのです。
大抵の人はショートスリーパーではないので、睡眠時間が短いとただの寝不足です。
5時間睡眠は、自分は大丈夫!だと思っていても実は体にじわじわ支障がきているかもしれない、と思った方がいいかもしれません。
健康に与える悪い影響
もし、あなたが日中眠くなるのであれば睡眠時間5時間は、寝不足なので体に良くないのです。
ショートスリーパー以外の人が5時間睡眠で体に不調がないから大丈夫と思うのは危険です。
毎日が睡眠時間5時間の場合、寝不足が蓄積されていきます。
そうすると、高血圧や糖尿病といった生活習慣病、それ以外にも身体にさまざまな影響を及ぼすリスクが高まるとも言われています。
勉強に与える悪い影響
その他に睡眠時間を削って夜中に勉強をする場合がありますよね。睡眠時間を削っても学習効率は上がりません。
人は、睡眠をとることによって必要ではない情報は消去して必要な情報は記憶に定着させます。
睡眠不足だと記憶の整理が出来なくなり、前日に勉強をしたことなどが上手く身につかなくなる恐れがあります。
十分な睡眠がとれた場合、寝ている間に脳内が整理されています。
そこで朝起きて復習をすることにより、知識が長期記憶として残りやすくなります。
勉強のためにも十分に睡眠をとるように心がけましょう。
睡眠時間5時間など短い睡眠だと太る傾向にある!?
良質な睡眠がとりたいあなたに気を付けてもらいたいことがあります。
実は、睡眠時間が5時間などの短い睡眠だと太る傾向にあると言われています。
睡眠不足の蓄積は、集中力が低下して疲れやすくなるなどの、さまざまな体への悪影響をもたらします。
その一つに肥満のリスクが上がります。肥満度は、睡眠時間7~8時間の場合一番低いのです。
睡眠時間5時間の場合は、肥満度は50%上がります。
通常の体重増加は、食べ物からのエネルギーの摂取量が体に必要なエネルギーの消費量を上回った場合に起こります。
でも睡眠時間が短いと起きている時間が長いためエネルギーの消費は通常のときより多くなります。
エネルギー消費が増えるのに睡眠時間短い方がなぜ太るのでしょう?
それはエネルギー以外からみたときに、レプチンとグレリンの二つのホルモンが乱れてしまい代謝が悪くなるからです。
レプチンとは、食欲を抑えてくれるホルモンです。グレリンとは、胃で作られるホルモンで食欲を増進する働きがあります。
睡眠時間が5時間以下だと満腹ホルモンのレプチンが減り空腹ホルモンのグレリンが増えてしまいます。
それに加えてグレリンが増えると高カロリーな食事を好むようになります。
そのため、短い睡眠だとホルモンバランスの影響で寝る前の夜食などで高カロリーのものや甘いお菓子を食べる傾向にあります。
短い睡眠だとホルモンの影響で太るので、睡眠不足はダイエットの敵ともいえるでしょう。
私も以前、睡眠時間3~5時間の生活をしていた時は、お腹の減りも早くすぐ甘いお菓子や高カロリーのものを食べてしまい太ってしまっていました。
ダイエットをしている場合は、寝不足には注意が必要になります。ダイエットをする前に睡眠時間の改善をすることが一番いいでしょう。
まとめ
- 良質な睡眠をとりスッキリ目が覚めるためには、自分にあった寝具を選ぶことが大切
- 睡眠時間5時間で目が覚めるならストレスをなくし、睡眠サイクルを整えることが大事
- レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルで良質な睡眠か決まる
- 大抵の人はバリアブルスリーパーなので6時間以上の睡眠が必要な身体である
- 毎日5時間睡眠を続けるとさまざまな病気になるリスクがあがる
- 睡眠時間削って勉強などをしても学習効率は上がらない
- 睡眠時間5時間以下だと肥満になる傾向にある
睡眠時間が5時間以下は体に悪影響しかありません。
私もこの事実を知って睡眠は大事だと改めて思い、短い睡眠でも良質な睡眠を心がけるようになりました。
その結果、日中眠くなったり疲れやすくなったりが全くありません。
とても体がスッキリした感じで目が覚めるようになりイライラすることもなくなりました。
睡眠時間が短いあなたもぜひ良質な睡眠になるように試してみてください。
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