毎日使うテレビや冷蔵庫、スマホやパソコンの充電器。日頃の電気代、気になりますよね。
たかが何十円の差かもしれません。しかし、ちりも積もれば山となります。(悪い意味で…)
差しっぱなしのコンセントがいくらくらいの電気代がどれくらいになるのか、調べました。
少しでも節約したい私は、なるべくコンセント からプラグを抜くよう心がけています。
それでも、どうしても差しっぱなしにしなければならない電化製品もありますよね。
例えば冷蔵庫。コンセント から抜いてしまうと、たちまち使いものにならなくなってしまいます…。
テレビに関しても、我が家はなんとなく一日中つけていることが多いので、基本プラグから抜かず、差しっぱなしにしています。
実際にはどのくらいの電気代なのか?お伝えしていきます。
また、電化製品によっては気にしなくていいものもあったので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コンセントの差しっぱなしにかかる電気代は約6%!
ズバリ、「コンセントの差しっぱなしにかかる電気代」は、全体の約6%です!
6%と聞いてもいまいちピンとこないかもしれませんね。
もし2万円なら、その内の1,200円が差しっぱなしにかかっている、ということです。
コンセントを差しっぱなしにしているだけで、これだけの電気代がかかってしまいます。
なんだか損した気分になるのは私だけでしょうか。
できることなら、コンセント から全部抜いてしまいたいくらいです…。
コンセントの差しっぱなしで消費電力が発生する理由
でも不思議ですよね。コンセントを差しっぱなしにしているだけで、こんなにも電気代がかかってしまうなんて…。
なぜ、電気代がかかってしまうのでしょう?実は、思わぬところで電気は消費されているのです。
消費電力が発生する理由は主に3つあります。詳しく見ていきましょう。
機能維持のため
実は、使用していないときでも、機能維持のために、消費電力は発生しています。
代表的なのが、スマホやパソコンです。例えば、メモリーを保持したり、設定情報を保ったりするだけでも、電力は消費されています。
また、予約タイマーを朝まで機能させておくだけでも、電気は消費されているのです。
こういったところにも思いがけず、消費電力は発生しているのですね。
指示待ちのため
また製品によっては、いつ指示が入ってもいいように、受信部分は常に起動していなければならないものがあります。
例えばエアコンやテレビがそれにあたります。主にリモコンで操作するタイプですね。
リモコンですぐに起動させるためには、受信部分はいつでもスタンバイOKの状態にしておかなければなりません。
ということは常に、本体のコンセントは差しっぱなしにしていなければならない、ということになります。
そういったところにも思いがけず、電気が使われているのですね。
仕組み上の理由
また、使用していないときでもその製品の仕組み上、常に小さな電力が流れるようになっているものもあります。
主に、スマホやパソコンのACアダプタがそれにあたります。
ACアダプタというと、あまりピンとこないかもしれませんね。
「コンセントに接続するタイプの充電器」と言った方が分かりやすいかもしれません。
ACアダプタは、そのままでは使用できない電圧を、使用できる電圧へと変換してくれる機械です。
このACアダプタのおかげで、スマホやパソコンの充電が可能になります。
しかしながらこのACアダプタ、電圧を変換させる際には電力が必要なのですね。
そしてその電力は、もちろんコンセントに差しっぱなしにしているときも発生しています。
そのため、電気が少しずつ消費されてしまうのです。
いかがでしたでしょうか。思わぬところで電気が使われているのが、お分かりいただけたかと思います。
しかしそうは言っても、なるべく消費電力をおさえて、賢く電気代を節約したいですよね。
そこで次の項目では、各電化製品における節約方法について調べてみました。
コンセントに差しっぱなしの充電器に影響は?
今や私たちの生活には欠かせないスマホですが、あなたはどのタイミングで充電していますか?
夜寝る前にコンセントに差し、朝起きるとともにコンセント から抜く。
そんな生活パターンを送っているのはきっと、私だけではないはずです♪
しかしながら先ほどもお話した通り、充電器はコンセントに差しっぱなしにしているだけでも、電力が消費されてしまいます。
でもこれは、コンセントに差しっぱなしの状態でなくても起きることなので仕方がないこと。
また、充電が100%になったらすぐに抜かないとどんどんバッテリーが消費される!なんてことが言われていましたが、時代は変わり、その心配はないようです。
充電が100%になったときにコンセントに差し込まれていても、過充電をストップさせる装置が備わっているといわれています。
充電器は差しっぱなしでも電力の消費はされないようです
ただし、「充電器を差しっぱなしにすることは全く問題がない…」ということではありません。
それは温度。スマホは精密機器ゆえに、適切な温度下で正常に動作されるようになっています。
温度が高くなると、バッテリーに多大な影響が…。
真夏の暑い日に充電器をコンセントに差しっぱなしにしておくと、より深刻な影響を及ぼす恐れがあります。
怖い…。過充電がないとしても、充電が終わっていればコンセントから抜いた方がいいですね
エアコンのコンセントに差しっぱなしは時と場合による
エアコンは、コンセントに差しっぱなしにしていることが、良い場合と悪い場合があります。
簡単に言ってしまえば、シーズン中は差しっぱなしがお得で、シーズンオフは抜いていた方がお得です。詳しく説明しますね。
シーズン中頻繁に使用する場合
エアコンをよく使用する夏や冬は、コンセントに差しっぱなしのままがおすすめです。
控えめな温度でつけっぱなしにしておくのが、節電に効果的。
エアコンは、つけてすぐの稼働時に、一番電力を消費します。
「早く設定温度にまでもっていかなくては!」と、フル稼働するからです。
電気代節約のためには、この「フル稼働の数」を、減らすのが効果的です。
頻繁にコンセントを差したり、エアコンをつけたり消したりしていると、フル稼働が繰り返されて余計に電気代がかかってしまいます。
でも、暑くなったら切りたいし、寒くなったらつけたいですよね。
温度調節したいときは、スイッチは消さず、その都度、設定温度を調整することをおすすめします。
つけ始めの消費電力は、設定温度で稼働している時の、なんと5倍近くにもなるといいます。
ちなみに、暖房時には1度低めに、冷房時には1度高めに設定すると、電気代は約10%も節約できるそうですよ♪
シーズン中のエアコンは、「コンセントに差しっぱなし」「控えめな温度でつけっぱなし」が効果的な節電のようですね。
シーズン中でもあまり使わない場合
夏や冬といったシーズン中でも、あまりエアコンを使用しない場合は、コンセントは差し込んだまま主電源を切るのがおすすめです。
使用してもほんの数回程度…。という場合もありますよね。
ストーブやこたつといった家電をメインで使っている場合、エアコンは使用する機会は少ないかもしれません。
ここで、もっと節電を!とコンセントまで抜いてしまうと、いざ稼働する際にエアコンを傷めてしまう可能性があるので注意しましょう。
抜いていたコンセントを差し込んでいざ稼働しようとすると、エアコンには、多大な負荷がかかります。
コンセントを差した後はエアコンを起動させるまでに、数時間ほど待機させる必要があるのですね。
節電しようと思ってコンセントを抜いていたのに、いざ稼働すると同時に傷めてしまっては、節電どころか思わぬ大出費となりかねません。
そのため「ひょっとしたら使用するかも…。」という場合は、コンセントは差したまま、主電源を切っておくことをおすすめします。
ただ、全く使用しないのであれば、コンセントは抜いて良いでしょう♪
シーズンオフは?
エアコンを普段使わないシーズンオフには、コンセントを抜いておくのがお得です。
なぜなら、コンセントを差しっぱなしにしている時に発生する電力がかからないからです。
ただ、先ほども説明しましたが、コンセントを差していざ稼働させる際には、数時間待機させる必要があります。
エアコンが傷まないよう、十分注意してくださいね♪
テレビはコンセントに差しっぱなしでOK
最近の液晶テレビは、以前に比べて省エネ化がとても進んでいます。
昔のブラウン管タイプのテレビでは、コンセントを差しっぱなしにしているだけで、年間1000円程かかるものもありました。
しかしながら、現在の液晶テレビでは、かかっても年間20〜30円程だそうです。
結論から言いますと、液晶テレビは、コンセントを差しっぱなしにしていた方が、総合的に考えてお得です。
なぜなら、コンセントを入れたり抜いたりすると、コンセントを入れる度に、データ受信の起動にお金がかかってしまいます。
それであったら、コンセントを差しっぱなしにしている方がまだ、消費電力を抑えることができるのですね。
テレビの場合、「コンセントを抜く」という手段でなくても、節約できる方法はたくさんあります。
「ついうっかり、テレビをつけたまま眠ってしまっていた…。」なんてことはありませんか?
やはり、見ていないのにテレビをつけっ放しにしてしまうのは、それだけ電気代の無駄になってしまいます。
テレビの消費電力のほとんどは、画面を照らすバックライトなので、消せばそれだけ電気代が抑えられるのですね。
「見ていない時は短い間でもテレビの電源を切ること」それが一番の節約術です。
しかしながら、どうしても眠ってしまう場合には、「機能設定」を活用されることをおすすめします。
一定時間操作をしないと電源を切ってくれる「無操作オフ機能」を設定しておくと、消し忘れによる電気代の無駄を防ぐことができます。
また、テレビ画面の明るさを控えめにしたり、音量を下げたり、といった工夫でも、十分な節電効果を得ることができます。
モデルによっては、部屋の明るさを感知して、自動で適切な明るさに調節してくれる機能が搭載されているものもあります。
もしあれば、活用されることをおすすめします。テレビには、節電機能がたくさん搭載されています。
これらを利用すれば、コンセントを差しっぱなしにしていたとしても、十分節電効果が見込めます。
ぜひ上手に活用して、電気の節約に役立ててみてくださいね♪
まとめ
- コンセントの差しっぱなしにかかる電気代は、全体の約6%。
- 実は意外なところで電力は消費されている。
- 充電器を使用していないときは、コンセントから抜いておく。
- スマホはバッテリーを長持ちさせることが節約には効果的。
- シーズン中のエアコンは、コンセントに「差しっぱなし」「控えめな温度でつけっぱなし」がお得。
- シーズンオフのエアコンは、コンセントから抜くのがお得。
- 液晶テレビは、コンセントに差しっぱなしがお得。
- テレビの節電機能を活用して、上手に節約。
いかがでしたでしょうか。「コンセントから抜いておけば電気代が節約できる。」とも、一概には言えないのですね。
コンセントの差しっぱなしを控えた方が良い製品もあれば、差しっぱなしにしていた方が良い製品もありました。
省エネ機能を利用することで、節約の効果が期待できる製品もありました。
いずれにせよ、製品ごと、「総合的な視点」で電気代を考えることが、節約には効果的のようです。
早速私は、エアコンの設定温度を一度控えて、つけっぱなし、を実践しております。たかが電気代、されど電気代です♪
よければみなさんも、生活に取り入れてみてくださいね。
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