あなたはドライフルーツを食べたことがありますか?
私はおやつ代わりによく食べますが、甘いものや酸っぱいものなどさまざまでとてもおいしいです。
ドライフルーツとは、その名のとおり乾燥させたフルーツのことを言います。
もし、おいしく食べられて栄養もとれるとしたら、こんなに嬉しいことはないですよね。
ドライフルーツの栄養はないのでは?乾燥させると残らないのでは?という噂もありますが、はたして本当なのでしょうか?
結論からいうと、ドライフルーツに栄養がないというのは間違いで、とても栄養価が高い食べ物です。
栄養価はフルーツや栄養の種類によっても変わりますが、栄養満点のドライフルーツは本当におすすめですよ。
では、おすすめの理由や含まれる栄養素を見ていきましょう。
ドライフルーツは栄養がないのはウソ!?人気の理由は
ドライフルーツは、栄養価がとても高い食べ物です!さらには、簡単に食べられるという意味でもおすすめです。
手軽に食べられて栄養もしっかりとれるため、健康志向の方にぴったりなおやつと言えます。
栄養がないのでは?と思われるかもしれませんが、乾燥させたあとでもしっかりと栄養は残っています。
ドライフルーツは水分が抜かれた分、その実にフルーツの栄養素がぎゅっと詰まっています。
さらに、生だと皮のままでは食べないフルーツも、皮ごと食べることができます。
実はフルーツの皮には食物繊維などの栄養が豊富に含まれているのです。
とはいえ、生のりんごやみかんを皮ごと食べることなんて、なかなかないですよね?
それが、ドライフルーツでは皮付きのものが多くあり、皮の栄養もとることができてしまいます。
このほかにも、おすすめの理由がありますので紹介します。
水分がない分腐ったりカビがはえたりしにくく、長期間の保存にも向いています。
生のフルーツはどんどん熟してしまうため、早めに食べないと悪くなってしまうこともありますよね。
ドライフルーツなら、ものにもよりますが未開封で3ヶ月〜6ヶ月ほどもつことが多いです。
食べ方も生のフルーツの様に皮を剥いたり切ったりしないで食べられるので、手軽に栄養がとれます。
さらに、ヨーグルトやお菓子に入れたり、ときには料理にも使えたりと、いろいろなアレンジができます。
栄養がないなんて間違いですね。では、ドライフルーツには具体的にどんな栄養が含まれているのでしょうか?
ドライフルーツの栄養を比較!生との違いは?
繰り返しになりますが、ドライフルーツは生のフルーツに比べて栄養価が高く、効率よく栄養がとれます。
ただし、全てにおいて生のフルーツより優れているのか、というとそういう訳ではありません。
実は栄養価を比較すると、食物繊維やミネラルは増える傾向にありますが、ビタミン類は減ってしまうことが多いのです。
ドライフルーツの方が生のフルーツと比較してよい点もあれば、悪い点もありますので、どちらか一方に限らず両方食べるのがよいでしょう。
では、比較したよい点、悪い点を順番に見ていきましょう。
ドライフルーツと生のフルーツの違い①
ドライフルーツは生のフルーツと比較すると食物繊維が多く、便通をよくしてくれる不溶性食物繊維と腸内環境を整えてくれる水溶性食物繊維が両方バランスよくとれます。
さらに繊維分が多い分、よく噛まないと飲み込めないため、満腹感を得やすく食べ過ぎを防止してくれる効果があります。
また、体の機能を調整し整えてくれるミネラルや老化を防いでくれる効果のあるポリフェノールも生のものに比べ多くなる傾向にあります。
なかなか食事からとりづらい亜鉛や鉄、ポリフェノールなどを効率よくとりたい場合は、ドライフルーツを食べるとよいでしょう。
ドライフルーツと生のフルーツの違い②
健康な体を保ってくれるビタミンに関しては、生のフルーツに比べてドライフルーツの方が少ないです。
中でもビタミンCはどの果物でも加工の過程で壊れてしまうようなので、ビタミンCを多くとりたい場合は生のままフルーツを食べたほうが効率的でしょう。
また、カロリーもドライフルーツの方が高く、生のもののおよそ5倍となっているため、手軽だからとどんどん食べてしまうとあっという間にカロリーオーバーになってしまいます。
ダイエット中の場合は食べ過ぎには気を付けたほうがよいでしょう。
ドライフルーツで栄養満点のおすすめはコレ!
では、どんなドライフルーツを食べれば栄養が効率よくとれるのでしょうか?
ドライフルーツとひとくくりに紹介してきましたが、もちろんフルーツによってとれる栄養は違います。
健康のためか、美容のためか、目的に合った栄養が豊富なものを選ぶとよいでしょう。
おすすめのフルーツと、とれる栄養素をいくつか紹介していきます!
バナナ
バナナはフルーツの中でも抗酸化作用のあるポリフェノールが一番多く含まれています。
そのため、アンチエイジングを目的とする場合にはとてもおすすめのフルーツとなります。
食物繊維も多く含まれているので、腸内環境を改善したい場合にもよいでしょう。
バナナチップスなど、一般のスーパーでも取り扱っていることがあるので、ぜひ探してみてください。
いちじく
いちじくにはカリウム、鉄分、カルシウムなどのミネラル分が多く含まれています。
さらにペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維が豊富であり、腸内環境を整えてくれるうえ、不溶性のものもとれるため便通改善にもよいとされています。
種のつぶつぶが面白い食感で、甘さもありとてもおいしいです。
こちらは輸入品の多いスーパーなどで買うことができます。
トマト
意外でしょうが、ドライトマトもドライフルーツに分類されます。
トマトにはリコピンという抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれています。
リコピンは赤色系の食材に含まれていることが多く、トマトはその代表格となります。
リコピンにはアンチエイジング効果のみでなく、日焼け防止やダイエットにも効果があると言われています。
ほかにも嬉しい効果がたくさんあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
少しすっぱいですが、生で食べるのとはまた違った新鮮な食感を楽しめますよ。
こちらも輸入品を扱ったスーパーなどで購入ができますが、今回紹介した中では見つかりにくいかもしれません。
迷ったらミックスタイプを
何がよいか迷うようでしたら、いろいろなドライフルーツが混ざったミックスタイプのものがおすすめです。
スタンダードなドライフルーツがいろいろ試せるため、栄養もまんべんなくとれますし、好きな味を探すこともできます。
ナッツと一緒になっているものや、グラノーラに混ざっているものからチャレンジしてみるのもよいでしょう。
あなたの目的に合った、お気に入りのドライフルーツを探してみてくださいね。
まとめ
- ドライフルーツに栄養がないというのは間違い!
- ドライフルーツは栄養が凝縮されており、皮に含まれる栄養もとることができる
- 生のフルーツと比べ、ドライフルーツのほうが食物繊維やミネラルは多いがビタミンは少ない
- ドライフルーツはカロリーが生のフルーツより高いため、食べ過ぎはよくない
- 栄養がないことはないが、含まれる栄養素はドライフルーツの種類によって違うため、目的にあったものを選ぶとよい
- 迷ったらミックスタイプを試してみるとよい
ドライフルーツには栄養がないというのは間違いだとお分かりいただけましたでしょうか。
ドライフルーツと生のフルーツはどちらも適量をバランスよくとりましょう。
私も全部は食べたことがないので、いろいろなドライフルーツを試してみたいと思います。
味を楽しみながら、栄養もたくさんとっていきましょうね!
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