洋服を購入すると、首元や内側裾あたりにブランドタグが付いていることが多いですよね。
「洋服のタグがチクチクする」「ここにあると気になる」だからいっそ切ってしまいたい…と思っていませんか?
敏感肌でアトピー持ちの私にとっても、特に首元にあるブランドタグは天敵です。
しかし、洋服のタグはかなり頑丈についているので、どうやって切るか、そもそも切ってもいいのか悩むところ。
失敗すれば、洋服が台無しになってしまいます。
それぞれに難易度の違いや注意点がありますが、洋服のタグを切る方法は3つあります。
さらに、洋服のタグを本当に切っても問題はないのか?表側のタグは?というあなたの疑問にもしっかりお応えします。
洋服のタグを切るメリットデメリット、注意点をまとめました。
洋服のタグを切る方法を難易度別に3つご紹介!
頑丈に縫い付けてある洋服のタグは道具なしでは、切ることができません。
手で無理やり引っ張ると、洋服を傷める原因になるのでやめましょう。
洋服のタグを切る方法
- リッパー
- かみそり
- はさみ
ここまで読んで「よし、切ろう!」と思われても、もう少し先まで読み進めてください。失敗の恐れもあります。
それぞれに分かりやすく難易度を付けています。あなたにあった切り方を決めましょう。
リッパーで切る(難易度★☆☆)
まず、一番簡単できれいにタグが切れるのはリッパーです。
リッパーって何?と思われたかもしれません。リッパーは、ペンと同じくらいかひとまわり小さいサイズで、縫い目の糸を切ることに特化した道具です。
小学校などで使っていた裁縫箱がある場合は、もしかしたら中に入っているかも。ぜひ探してみてください。
探しても無かった場合は、100均やAmazonでも手に入るので、洋服のタグは切りたい派は、ひとつ買っておくことをおすすめします。
タグが縫いつけてある糸にリッパーの先をひっかけていくと、簡単に洋服のタグを切ることができますよ。
かみそりで切る(難易度★★☆)
かみそりなら、買いに行かなくても自宅にあるかもしれません。
リッパーを使うより難易度は上がりますが、かみそりでもタグを切ることができます。
かみそりをタグと並行にし、慎重にゆっくりと力加減に注意しながら洋服とタグの間に差し込んでください。
頑丈についているタグも多いのでついつい力が入りがちですが、力任せに勢いよくやってしまうと、洋服が一緒に切れて台無しになってしまう可能性も…。
もし雑な性格であれば、洋服だけでなくけがをしてしまうかもしれません(笑)そういった点ではリッパーよりは少し難しめです。
はさみで切る(難易度★★★)
はさみは、3つ方法の中で難易度MAXです。
まず、工作用のはさみで首元のタグを切るのは無理です。
先が細くなった手芸用のはさみがあれば、こちらをおすすめします。
しかし、タグに対してはさみが大きすぎたり、太すぎたりで難しいです。
私は、タグ自体を切ることを諦めてチクチクするタグの角の部分をはさみで切ってみたりしましたが、失敗でした。切った部分がほつれて余計気になる結果になりました。
洋服タグを切るときの注意点
とにかく落ち着いて、慎重に進めてください。注意点はこれだけです。
時間がないときやイライラしているときにやってしまうと、かなりの確率で失敗してしまいます。
買ったばかりの洋服がダメになってしまったと、悲しい思いをしなくてはいけません。
洋服のタグを切るときの注意点は、平常心で挑むことです。
よく見えない場合や糸の状態が分からない場合はやめたほうが無難です
洋服タグの意味は!?タグを切るメリットとデメリット
洋服のタグはそもそもどうしてついているのでしょうか。
洋服にタグがついている意味は、「ブランドの証明書の代わり」「ブランドの顔」です。
メーカーもブランドらしさが出るようオリジナルでいろいろな素材や形、サイズのものをこだわりを持ってつけています。
大好きなブランドや少し高級なブランドのタグが、コートを脱いだときにちらっと見える…いや、見せたくなる、ときもありますよね?
タグを切るメリット
洋服のタグの意味を知ると、切ってしまうのは少し気が引けてくるかもしれませんね。
それでもタグを切りたいと思わせるメリットは、何といっても「チクチクからの解放」です。
ブランドによってはタグにも素材があり、チクチクしないものもあります。
さらに、乳幼児の下着においては首元にはなし、タグは表についていることも…!
子供は特に、タグの部分がかゆくなることもあるくらい皮ふがまだ弱いですよね。
タグを切れば、着心地の良さは手に入りますね。
タグを切るデメリット
- フリマサイトや古着屋さんで売りづらくなる
- クリーニングを受け付けてもらえない可能性がある
まず、メルカリやラクマなどフリマサイトで洋服を売りたいと思っている場合は、タグがないと売れづらくなってしまう可能性があります。
洋服のタグの意味を思い出してみましょう。タグはブランドの顔です。
顔がないと、一目でどこの誰だか分からないですよね。
洋服もブランドタグを切ってしまうとどこの商品なのか確認が難しくなるため、偽物かも…と疑われ、売れづらくなるというわけです。
私も実際に、フリマサイトでタグのない洋服に対して、偽物が出回っていますと注意喚起がしてあるのを見かけました。
また、洋服買取業者も同じで、一部の業者ではタグを切ってしまっていても買い取ってくれることもあるようですが、圧倒的に売りにくい状況となります。
なぜなら、洋服にタグがないと買取の際の査定が困難で、いざ買い取ったとしてもリセールが難しいためです。
着なくなった洋服は売りたいと思っている場合は、タグは切らないことをおすすめします。
ブランドの洋服を後で売るつもりなら、切らないようにしましょう
ちなみに、洋服の左裏側についている洗濯表示や品質表示タグについても、切ってしまうと売りたいと思ったときに売れない、または売りづらくなります。
購入者は、その洋服がどこのブランドのどんな品質なのかを知ったうえで、安心して購入したいと思うものです。
もう一つのデメリットとして、クリーニングの受付拒否の可能性があります。
洋服の左裏側についている洗濯表示や品質表示タグがない場合、クリーニングを受け付けてもらえないことがあります。
なぜなら、クリーニング屋さんも、洗濯表示や品質表示タグを参考にクリーニング方法を決めています。
タグがない場合、適切なクリーニング方法が分からないため、受け付けが困難になります。
素材で判断できる場合や調べてやって頂ける場合もありますので、もう切ってしまったものがあれば、クリーニング屋さんで相談してみることをおすすめします。
洋服タグのおしゃれなものは表についている!?
洋服タグを切るか切らないか、メリットとデメリットについてご説明してきました。
少し番外編にはなりますが、表側についているタグを見たことはありませんか?
コートの袖についているものや、リボンの形をしたもの、New Eraのステッカーなどなど。
表側についているタグってとるべき?と悩むことはありませんか?
表側についているタグは、とるべき!というものと、そのまま!という意見で実は分かれます。
多種多様化してきた現代において、洋服のおしゃれは時代によって変化しますよね。
ブランド側は、タグを洋服に付けた状態でおしゃれに見えるようにしている…なんていうものがあるくらい自由な時代です。
コートの外袖についているタグは本来は外すものでしたが、おしゃれさんはそのまま敢えてつけているんだとか。
表側なのでチクチクの悩みはありませんし、内側を切って表側をそのままにしてもいいかもしれませんね。
まとめ
- 洋服のタグを切るためには、リッパー、かみそり、はさみの3道具がおすすめ
- タグを切る際の注意点は焦らず落ち着いて
- 洋服のタグの意味は、ブランドの証明書代わり
- 洋服のタグを切るメリットは快適な着心地
- 洋服のタグを切るデメリットも多数あることを忘れずに
- 表のタグをとるとならないは自由
洋服のタグを切ることについて解説してきましたが、洋服のタグにはおしゃれなものもあり、大好きなブランドだと切るのもったいないな…なんて思ったりします。
「チクチクからの解放」にはデメリットもあることを念頭に入れておくと、後悔しなくてすみそうですね。
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