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インスタントコーヒーが固まるときの復活方法4選!原因と対策は湿気!!

生活
この記事は約12分で読めます。

お湯を注ぐだけで簡単においしいコーヒーが飲めるインスタントコーヒー。

豆を挽くことやゆっくりお湯を回し入れてドリップする必要がなく、時間がない朝などにとても便利ですよね。

ただ、最近飲んでおらず、久しぶりに開けたら…。インスタントコーヒーって粉じゃなかった?と一瞬考えてしまうくらいの塊になっていました。

インスタントコーヒーが固まる事態。ここだけの話、なかなかの頻度で固まりませんか?

インスタントコーヒーが固まる事態におちいったとき、簡単に復活させる方法が3つあります。

固まるその原因は、ズバリ「湿気」。原因である湿気を防ぐための予防法についても伝授いたします。

おいしくインスタントコーヒーを飲むために、固まるインスタントコーヒーを見ないために(笑)、対応について詳しくご紹介します。

 

 

インスタントコーヒーが固まる!復活させる方法4選!

インスタントコーヒーが固まるのをそもそも防ぐ必要があるわけですが、その方法についてはあとからお話します。

まずは、もうすでに固まっているのよ!という場合、途方に暮れてしまいますよね。

インスタントコーヒーが固まる事態になったとき、その復活方法が4選あります。

固まったインスタントコーヒーの復活方法4選

  1. 瓶を振る(原始的…)
  2. 冷蔵庫に一晩入れる(方法としては2つ。ただし注意が必要!)
  3. 電子レンジに入れる(やりすぎ注意)
  4. シリカゲルなどの乾燥剤を入れてみる(パスタなどでも代用可)

それぞれにメリットデメリットなるものが存在しますし、どのくらいの年季であるかや、気温ややり方によって一概にどれがいいかはやってみないと分かりません。

 

瓶や保存容器を振る

一番原始的で、まずはこれを試してみるべきです。ただし、これが効くのは、固まって初期の段階のときです。

固まってそう時間が経っていないのであれば、瓶保存容器を振ることで簡単に元に戻ります。

瓶の場合は、「ガラス」ですので、振る際には十分ご注意ください!

つい、どこかに衝撃を与えて振りたい気持ちは分かりますが、割れてしまうと大変なことになりますので絶対にしないようにしましょう。

タオルにつつんでワンクッション衝撃を与えるくらいならよいですが、基本は振る。とにかく振る。それでサラサラにならなければ別の方法を試しましょう。

 

冷蔵庫に入れる

インスタントコーヒーの瓶をそのまま、冷蔵庫に入れる方法です。

ただし、瓶や保存容器そのものをそのまま入れる場合、冷蔵庫からだしたときに水滴がついてしまい、散々な結果になってしまう恐れがあります。

もし容器のまま冷蔵庫に入れる場合は、ずっとそのまま冷蔵庫に保管するという方法を取るつもりで入れましょう。

※詳しくは『インスタントコーヒーが固まるときは冷蔵庫保存!?』にて後述しています。

もう一つは、少し難関ですが、瓶や保存容器から固まったインスタントコーヒーをなんとかして出し、冷蔵庫に入れる方法です。

少し手間がかかります。フォークなどで、注意しながら瓶から取り出せる大きさに切れ目を入れます。気を付けて作業してくださいね。

その後、お皿に移してラップをせずにそのまま冷蔵庫に入れましょう。飲みたい分だけ出せば飲めます。

どちらにせよ、冷蔵庫内と外気の温度差で出てきてしまう水滴に注意が必要です。

 

電子レンジでチンする

電子レンジでチンする方法は、とても効果的ですが、冷蔵庫同様に瓶や保存容器から取り出す作業は避けられません。

間違っても、瓶ごと電子レンジに入れないようご注意くださいね。

レンジ可の保存容器にもともと保存しているという場合は、これが一番楽かもしれません。

お皿に移してラップをかけずにチンです。時間としては500W(あれば300Wで様子を見ながらが望ましいです)30秒ほどです。

長くかけてしまうと、コーヒー自体が溶けてしまう恐れがありますので、電子レンジから離れずに、10秒毎にチェックしてみるのも手です。

 

乾燥剤を入れる

インスタントコーヒーの瓶や保存容器に、シリカゲルなどの乾燥剤を入れる方法です。

瓶や保存容器に、お菓子などに入っているシリカゲルを入れることで、乾燥させます。

もし家にシリカゲルがない場合は、パスタなどでも乾燥剤の代わりになりますので、ぜひお試しください。

ただしすぐにサラサラになることはありませんので、こちらも一晩ほどは必要です。

こちらも、固まるという事態におちいってから日が経っていると効果はあまりないかもしれません。

4選を試すことで、衝撃的に固まっているとき以外は、サラサラになると思います。

 

 

インスタントコーヒが固まる原因は湿気!

インスタントコーヒーが固まることはそう珍しいことではありません。

インスタントコーヒーが固まる一番の原因は、ズバリ「湿気」。

なぜインスタントコーヒーは湿気に弱いの?

コーヒーは湿気を吸う力が強く、湿度の高いところに保管するとすぐに湿気を吸ってしまいます。

コーヒーを抽出した後の粉を消臭剤として使用する生活の知恵はニオイを消す作用とともに、コーヒーの湿気を吸う力の強さも活かしているのです。

開封後にインスタントコーヒーの粉が固まるのを防ぐためには、湿気対策をしっかりとしましょう。

湿気対策のお話しをする前に、あなたはインスタントコーヒーがどのようにできているのかご存じですか?

インスタントコーヒーは、コーヒー豆を挽いた後の粉よりも固まりやすいのです。

その理由はインスタントコーヒーの作り方にあります。インスタントコーヒーはこのようにしてできます。

インスタントコーヒーができるまでの工程

  1. 生のコーヒー豆を煎る
  2. 様々な種類の豆を配合する
  3. 豆を粉状に挽く
  4. 挽いた豆に熱湯を注ぎ抽出する
  5. 抽出したコーヒー液をスプレーのように噴射したり、一度凍らせたりした後に乾燥させて粉状のインスタントコーヒーが作られる

つまり、インスタントコーヒーは、もともとコーヒー液だった粉にお湯を注ぎ「戻す」ことでおうちで簡単にコーヒーができあがるという仕組みなのです。

インスタントのコーンスープなども同じ仕組みですよね

さぁ、あなたはもうなんとなくインスタントコーヒーが固まる原因のイメージがつきましたか?

インスタントコーヒーの粉は湿気というわずかな水分でも吸ってしまうとコーヒー液に少し戻ってしまいます。

湿気によって一部が液体になってしまった粉どうしが引っ付いてしまうことで、インスタントコーヒーが固まるのです。

コーヒーの味や香りはとてもデリケートで、一度固まると味や香りが劣ってしまう可能性があります。

インスタントコーヒーを最後まで美味しく飲みきるためにもしっかりと湿気対策をして粉が固まることがないように予防しましょう!

 

 

インスタントコーヒーが固まるときは冷蔵庫保存!?

さきほど、固まった際の復活方法でも挙げましたが、冷蔵庫での保存は、固まる事態に陥らないための予防策の一つです。

ただし実は、冷蔵庫での保存は、1ヶ月以内で使いきれないときにおすすめの保存方法。

では、そもそもまず1回目開けた時点からの正しい保存方法から見ていきましょう。

インスタントコーヒーの正しい保存方法を知りたい!

インスタントコーヒーにとってベストな保存方法は、ふたがしっかり閉まる密閉容器に入れて冷暗所で保存する方法です。

賞味期限にかかわらず、開封したら1ヶ月以内で使い切ることです。

やはり、1ヶ月以上と最初の開封から長い期間経つと、ふたの開け閉めのときや保存している間に湿気に触れるタイミングがどうしても多くなり、粉が固まる原因になってしまいます。

最後までおいしく飲むためにもなるべく1ヶ月で使い切ることができる大きさの製品を買うようにしましょう。

では、インスタントコーヒーを冷蔵庫で保管することは良いのでしょうか。

冷蔵庫での保存は、1ヶ月以内で使いきれないときにおすすめの保存方法です。

インスタントコーヒーだけでなく、家庭によっては粉類を冷蔵庫で保存している方もいらっしゃいますよね。

小麦粉などは害虫対策として冷凍庫保存した方が良い、とテレビでも紹介されていました。

冷蔵庫の中の「湿度」は冷蔵庫の外よりも低くなっています。これは、冷蔵庫の中の「温度」が低いから。

冷蔵庫の中の温度が低いと、空気中の水分量が温度の高い冷蔵庫の外よりも少なくなります。

この原則は飽和水蒸気量と言われ、漢字が多く難しい単語ですが理科で習った記憶がある人もいるのではないでしょうか?

温度が低いと湿度も低くなるということ!

インスタントコーヒーを長期間保存する場合、冷蔵庫で保存することをおすすめしている理由が湿度が低い以外にもうひとつ。

それは、外に比べて冷蔵庫の中は温度と湿度が年中一定に保たれているからです。

多くの食品が当てはまりますが、インスタントコーヒーは温度や湿度の変化に敏感です。

なるべく一定の温度や湿度の場所で保管することで固まることを防ぎ、おいしさも長く続くようになります。

しかし、インスタントコーヒーの製造会社によってはおすすめしていない場合も。

冷蔵庫でインスタントコーヒーを保存するときに注意しなればいけないことが1つあります。

冷蔵庫で保存していたインスタントコーヒーを使用するときは、必ず常温に戻してからふたを開けること。

冷蔵庫から出したばかりのインスタントコーヒーは室温との温度差が激しく空気中の水分が粉につきやすくなっており、冷暗所での保存よりも余計に粉が固まる原因となってしまいます。

インスタントコーヒーが固まるのを防ぐには湿度と温度差に気をつけましょう

 

 

インスタントコーヒーが湿気で固まるのを防ぐ方法!

冷蔵庫保存では、常温に戻してからふたを開けないといけないので少し手間がかかってしまいますよね。

冷蔵庫保存以外で、インスタントコーヒーが湿気で固まることを防ぐ方法があります。

これは事前にすることで、固まるのを予防できる可能性がありますのでぜひお試しください。

 

ふたの紙は全部剥がさない!

びんなどの容器タイプのインスタントコーヒーは口に密閉用のシールがついていますよね。

あなたはあのシール全部剥がしてしまっていませんか?

そんなあなたにちょっと待ったです!びんの口についているそのシールは全部剥がさないほうがいいのです。

全部剥がしてしまうとふちに白いノリや薄紙が残ってしまいますよね。それらはふたと容器の間に小さな隙間を作ってしまいます。

その隙間から湿気が入ることでインスタントコーヒーが固まる原因になるのです。ではどのように開けるのがいいのでしょうか。

いちばん保存性が高くなるのは使用するスプーンが入る大きさの穴を開ける方法。

次に保存性が高いのはふちの部分だけシールを残す方法です。

ふちの部分にシールが残っていることで、ふたと密着する部分を平らに保つことができ、シールを全部剥がしてしまった時より密閉性が高くなります。

シール類は剥がすものだと思っていましたが、剥がさない方がいいとは驚きですよね。

乾燥剤を入れる方法

湿気を防ぐために冷蔵庫に入れたり、ふたの紙をはがさないようにしたりしていても、やはり湿気が入ってしまうことを完全には防げません。

家の湿度が高いのか、湿気に気をつけていてもやはり固まってしまう…

保管場所等の関係により、どうしても粉が固まることが多いというあなた。

復活方法でもお伝えした、お菓子袋の中に入っていることでよく知られている乾燥剤を使ってみましょう。

小さな袋のような乾燥剤はシリカゲルと呼ばれることが多く、100均やインターネットでも気軽に購入できます。

電子レンジで温めて乾燥させることで再利用できるものなどもあり、とても便利ですよ。

乾燥剤は湿気をかなり吸ってくれるので、もともと入れておくのがおすすめです。

ただし、密閉容器に入れないと効果は薄れていまいますので、瓶のときはぎゅっとしめて、もし可能ならば密閉容器に移しましょう。

 

 

インスタントコーヒーが固まるときでも飲める!白いものは?

どれだけ湿気に気をつけていてもインスタントコーヒーが固まることはありますよね。

そもそも固まってしまったインスタントコーヒーは飲んでもいい?

インスタントコーヒーが固まってしまった場合は一度容器ごと振ってみましょう。

容器を振ってみて粉がサラサラに戻るなら問題なく飲めるのです。ただし、風味が劣化している場合があります。

味が変わってしまって飲めるけどおいしくは飲めないと感じる場合は飲むのをやめておきましょう。

また、振っても戻らない場合や固まりが黒く変色している場合は飲むのをやめておきましょう。

インスタントコーヒーの容器の中を見てみると白い蜘蛛の巣のような糸状のものがついていました。これはもしかしてカビ?

あなたはふたを開けるとコーヒーから何か白いものが出ていてびっくりしたことはありませんか?

白いものを見てカビかなと焦ったあなた。カビである可能性はゼロではありませんが、カフェインである可能性が高いです。

白いものの正体は実は「カフェイン」で、インスタントコーヒーからカフェインが析出(せきしゅつ)されたものである可能性があります。

析出とは、沈殿とも言い換えられることがあり、インスタントコーヒーの粉から湿度や温度など何らかの原因によってカフェインだけが出てきてしまった状態のこと。

このようになってしまった場合も、粉が固まるときと同じように一度容器を振ってみてください。

振って元に戻るようであればまだそこまで析出していないので飲むことができます。

しかし、振っても白いものが残っている場合は本来の味と香りを楽しめないので気をつけましょう。

ただし、注意していただきたいのは、保存状態によってはカフェインではなく、カビの場合があること。

もし、あなたが濡れたスプーンなどを使ってインスタントコーヒーをすくっている場合はカビが発生している可能性があります。

通常、インスタントコーヒーは水分量が低く、カビが発生するほどの水分量を持っていないため生えてきません。

しかし、濡れたスプーンなどにより、水分量が増えてしまうとカビが生えることができる環境になり、カビが生えてしまうことがあります。

カビが生えてしまうと飲めるものではなくなりますので、思いあたるふしがある場合は、必ず飲まないで処分しましょう。

濡れたスプーンはカビだけでなく、インスタントコーヒーが固まる原因にもなりますので絶対にやめましょうね。

 

 

まとめ

  • インスタントコーヒーが固まる原因は湿気!
  • インスタントコーヒーは密閉容器に入れて冷暗所で保管する。
  • インスタントコーヒー開封後は1ヶ月以内を目安に使い切る。
  • やむを得ずインスタントコーヒを長期間保存する場合は冷蔵庫に入れると良い。
  • インスタントコーヒーを冷蔵庫から出すときは常温に戻してから開封する。
  • インスタントコーヒーのシールフタは全部剥がさずスプーンの大きさだけ開ける。
  • インスタントコーヒーが固まるときは容器を振って元に戻れば飲める。
  • インスタントコーヒーの中にできた白いものはカフェイン

インスタントコーヒーが固まる原因はとにかく湿度。

最後まで美味しく飲むためにも高温多湿を避け、密閉容器に入れて保存し、早めに飲みきることを意識しましょう。

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