新たな住まいを考えているあなた。きっと気になる間取りを見たり、好みの間取りを考えたりしていますよね。
考えるだけでも楽しいですし、自分が住むことを想像するとワクワクしてきます。
ほとんどの住まいにはベランダやバルコニーがありますよね。
ベランダとバルコニー、なんとなく想像はできるけれど実際にはどっちがいい?間取り図を見ると、ベランダだったりバルコニーだったり何が違う?
そんなお悩みを解決するためにベランダとバルコニーについて調べてみました!
ベランダとバルコニー、どっちがいいかは使い方で変わってきます。
ベランダとバルコニーのどっちがいいかが分かれば、あなたの理想が伝えやすくなるかもしれません。
さらに、間取り図を見たときにイメージがわきやすくなるかもしれませんね!
ベランダとバルコニーどっちがいいかは使い方次第!
ベランダやバルコニーという言葉はあなたもよく耳にしたり使っていたりするのではないでしょうか。
ベランダやバルコニーをなんとなくイメージはできるけれど、どっちがいいかを聞かれると答えに困ってしまいませんか?
ベランダかバルコニーか、どっちがいいかは使い方で変わってきます。
そして、このふたつにはきちんと違いもあるのです。
ベランダとバルコニーふたつの違いは、屋根があるかないか。屋根があるのがベランダで屋根のないのがバルコニーとされています。
そのため、あなたが生活するうえで屋根があるのとないのと、どっちがいいのかがポイントになります。
洗濯物を干すことがメインであれば、屋根があるベランダが便利かもしれません。
ガーデニングや家庭菜園もやりたいと考えていれば、屋根のないバルコニーの方が日当たりもいいので使いやすいかもしれません。
次の項目では、ベランダとバルコニーの違いについて詳しく説明していきます。
違いが分かれば、理想を伝えやすくなります。あなたにとって、ベランダとバルコニーのどちらが理想に近いのか参考にしてみてくださいね。
ベランダとバルコニーの違いをテラスなどと比較!
部屋を決めるとき、間取り図を見ているときに気になるベランダとバルコニーの存在。
ベランダとバルコニーの大きな違いは屋根があるかないかです。
あなたにとって、屋根があるベランダと屋根がないバルコニーのどちらが生活するうえで便利なのかがポイントになります。
しかし、違いやメリットデメリットがどんなことなのか気になるところですよね。
ベランダやバルコニーにはどのような違いがあるのか、メリットデメリットは何かについて説明していきます。
ベランダやバルコニーのほかにもよく聞くことがあるルーフバルコニーにインナーバルコニー、テラス、ウッドデッキについてもあわせてご説明します。
ベランダとは
ベランダとは、住戸の外にせり出して設置された屋根のあるスペースです。
部屋から外のスペースに出て上を見たときに屋根があると、階数に関係なくベランダとなります。
メリット
- 屋根があるため、多少の雨風をしのぐことができる
- 洗濯物が干せる
- 直射日光が入るのを防いでくれる
デメリット
- 直射日光を防いでくれるが、部屋の明るさに影響がでる
- 定期的な掃除が必要
屋根があるので、ちょっとしたテーブルとイスを持ち出せば開放的な空間としても使えますよね。
洗濯物を干していたときに突然雨が降っても、洗濯物が濡れるのをある程度防ぐことができます。
ベランダには屋根があるので、直射日光が室内に降り注ぐことも防いでくれます。
その反面、屋根があることで光の入り具合に影響が出ることもあります。
屋根があるとはいえ、室外ですから、ほこりなどもたまります。定期的に掃除をする必要もあります。
集合住宅では、ベランダはお隣とつながっている場合もあると思います。
ベランダは、緊急時に避難経路として使われることもあります。
避難経路をふさいでしまわないように物の置き方にも注意しましょう。
バルコニーとは
バルコニーとは、住戸の外にせり出して設置された屋根がないスペースです。
2階以上にあり、手すりがついていて比較的面積も広いのが特徴です。
メリット
- 屋根がないのでたくさんの光を部屋に取り込める
- 比較的広いスペースなので庭のように使うこともできる
- 洗濯物もたっぷりと干せる
デメリット
- 突然の雨などに対応できない
- バルコニーに設置する床材の素材にも注意が必要
- 屋根がない分、夏場は暑さや日光のまぶしさを感じる
- 定期的な掃除が必要
ベランダよりも広い場合が多いバルコニーの最大のメリットは開放感ですね。
屋根がないので、日光をたっぷり部屋に入れることができます。
ベランダで、ガーデニングや家庭菜園をするのにも向いているのではないでしょうか。
集合住宅の場合は、水やりの際は下の階への配慮が必要です。
開放的なバルコニーですが、屋根がないので突然雨が降ってきた場合に対応ができませんので注意が必要です。
雨が降ると床材も濡れてしまうため、防水や防腐など劣化対策にも気をつけなければなりません。
メンテナンスすることも考えて、バルコニーに床材を設置する場合は素材にも気をつけた方がいいでしょう。
ルーフバルコニーとは
ルーフバルコニーとは、階下の住戸の屋根に当たる部分に作られた屋根のないバルコニーのことをいいます。
階下の屋根の部分をバルコニーにするので広いスペースが確保できるのが特徴です。
この写真のように、イスとテーブルを置いてみるのは憧れますよね。
インナーバルコニーとは
バルコニーの部分が建物の内側に引っ込んでいる屋根付きのバルコニーのことをインナーバルコニーといいます。
インナーバルコニーは、2階以上の階に設置されます。
住戸の外にせり出して設置されるベランダやバルコニーと比べて奥行きがあるのが特徴です。
バルコニーとつながる窓を開けておくと室内と外に一体感がでます。
テラスとは
テラスとは、屋根がなく1階に設置されたものをいいます。
通風孔をふさがない程度の地面より少し高い位置にタイルや石を敷き詰めて設置されます。
庭の延長のようなイメージです。基本的には屋根なしですが、屋根がついているテラスもあります。
屋根付きですと、カフェのテラス席を想像してもらえるといいかもしれません。
ウッドデッキとは
テラスとウッドデッキは同じような作りに感じますが、違いがあります。
テラス同様に、ウッドデッキにも屋根がなく1階に設置されたものをいいます。
ウッドデッキは、室内と同じ高さにデッキを設置し、室内の延長スペースのようにして使用します。
テラスやウッドデッキは戸建の家で見ることが多いかもしれませんね。
ここまでに紹介したベランダ、バルコニー、そのほかをまとめた図がこちらです。
ベランダとバルコニーから派生して、さまざまな種類がありました。
自分の住みたい家や部屋にあると良いなと思うのは、ベランダなのかバルコニーなのかを選ぶことができそうですね。
ベランダやバルコニーに屋根の後付けは可能?
戸建の持ち家に住んでいる場合、最初は良いと思って選んだバルコニーも実際に住んでみると不都合が出てくることもあるかもしれません。
バルコニーに屋根は後付けできるものなのでしょうか?
バルコニーに屋根を後付けすることは可能ですが、後付けするときには気をつけることや確認しておかなければならないポイントがあります。
マンションの場合は、ベランダやバルコニーは共用部分になります。
そのため、勝手に仕様を変えることはできません。マンションの管理規約を確認しましょう。
バルコニーに屋根の設置を検討しているあなたに、まず確認してほしいポイントを順番に説明していきますね。
屋根をつける方角を確認
ベランダのように屋根がある方がいいと感じる一番の理由は、日差しの強さを和らげることや、天候に関係なく洗濯物を干したいことではないでしょうか。
よく日が当たる南や南東であれば屋根を設置することに特に問題はないでしょう。
日差しが強すぎて暑さが気になるのであれば屋根をつけることで日差しを和らげることができます。洗濯物を雨を気にせず干すこともできますね。
屋根を設置したい方角が北や北西の場合、日当たりがさらに悪くなる可能性があります。
日差しが入らなくなることで、冬場は寒さが気になる場合もあります。
あなたが屋根をつけたいと思っている方角について確認してみてくださいね。
屋根を設置すると雨が降ったときには雨音がします。
感じ方に差があるかもしれませんが、寝室近くのバルコニーに設置する場合は気をつけてみてください。
私の実家はベランダの屋根ではないのですが、庭にカーポートを設置しています。
今まであまり気にならなかった雨音が、よく聞こえるようになったと感じました。
メンテナンスについて知る
屋根を設置した場合、屋根上の掃除も必要になってきます。
バルコニーに屋根をつけた場合は、定期的に業者に頼んで清掃してもらうのがいいでしょう。
屋根は高い位置にありますから、プロに頼む方が安心安全ですよね。
メンテナンスしないと、劣化が早まってしまう原因にもなります。
税金について相談する
屋根がないバルコニーは床面積に入りませんが、バルコニーに屋根を付けた場合、床面積に含まれることになります。
屋根を後付けしたバルコニー部分が建物の面積だと認められると固定資産税の課税対象となる可能性があります。
バルコニーの広さなどでも変わってくるので、各自治体やリフォーム業者へ相談してみましょう。
屋根の種類を選ぶ
ベランダのようにバルコニーにも屋根を設置したいと思ったとき、どのような屋根をつけることができるのでしょうか。
屋根の種類には柱と屋根の形状それぞれに種類があります。
屋根の種類(柱) | 柱があるタイプ | 柱がないタイプ |
特徴 | 家の壁面に屋根を取り付け、ベランダ側を柱で支えている | 家の壁側だけで支えている |
メリット | 強度があり、屋根の大きさにもバリエーションがある | スッキリとしたデザイン |
デメリット | ・柱が邪魔に感じる ・設置場所によっては取り付け不可の場合あり |
サイズのバリエーションが少ない |
屋根の種類(形状) | アール型 | フラット型 |
特徴 | 先端がアルファベットのRのような形になっている | 先端までまっすぐになっている |
メリット | ・雨が吹き込んでくるのを防いでくれる ・ベランダの外側にいくほど傾斜が下がっているので雪が降ったときには下にすべり落ちやすい |
スタイリッシュなデザイン |
デメリット | - | 雨を防ぐ機能はアール型に劣る |
屋根の形状や種類とあわせて、機能性も考えておくといいでしょう。
耐雪性や耐風性さらには、耐火性などに優れたものもあります。
住んでいる地域の環境に合わせた屋根を選ぶといいですね。
屋根の設置まではどうかと悩んでいるようであれば、オーニングを設置することを検討してみるのもいいでしょう。
オーニングは、日差しを調整することができる可動式のテントです。
屋根を後付けで設置するために確認しておくべきところがいくつかありました。
納得のいく屋根を設置できるように検討してみてくださいね。
ベランダやバルコニーのdiyをするなら床から!
ベランダやバルコニーを、もっと快適な空間にしたくなったときに思い浮かぶのがdiyではないでしょうか。
一番取りかかりやすいのが床の部分です。味気ないコンクリートの床が変わるだけでもずいぶんと雰囲気が違います。
床のdiyには、デッキパネルが扱いやすく便利です。
持ち家はもちろん、賃貸や分譲でもきちんと注意点をクリアすればdiyは可能です。
ここでは、ベランダやバルコニーの床をdiyするときに使えるアイテムや注意点について紹介していきますね。
diyをするときの注意点
道具を揃える前に、まずは注意点の確認をしておきましょう。
- 賃貸や分譲、マンションにお住いの場合は、必ず大家や管理組合にdiyをしてよいのかを確認しましょう
- 確認の際には、どんなことをするのか細かく伝えて確認するのが良いでしょう
- 集合住宅では、避難経路を確保しなければいけません
- 隣との仕切りでもある隔て板(へだていた)や避難ハッチをふさがないようにしましょう
- 排水溝の位置を確認し、経路の確保をして常にきれいにしておきましょう
- 排水溝が詰まると水の行き場がなくなって浸水してしまう可能性があります
- お子さんがいる家庭では、柵の近くに台など設置しないようにしましょう
- 近隣への迷惑にならないようにdiyの作業をする時間にも気をつけましょう
以上のことを確認できたらdiyをはじめましょう!
床に使えるdiyアイテム
ベランダやバルコニーの床の部分は、何もしていなければコンクリートで味気ないですよね。
デッキパネルを使うと、一気にイメージを変えられますよ。
床にデッキパネルをならべていくだけという手軽さがあります。
デッキパネルの種類には以下のものがあります。
- 天然木
ナチュラル志向の方におすすめ
樹脂によって耐久性が変わる
特にアカシアがおすすめ
メンテナンスを怠るとすぐに腐食してしまう - 人工木
木とプラスチックを混ぜたもの
デザインやカラーも豊富にある - 磁器
耐久性があり、手入れがしやすい - 人工芝
庭のような空間ができる
それぞれに特徴があります。お好みのものを選んでみましょう!
メンテナンスの方法
ベランダやバルコニーの床にデッキパネルを設置してからも、定期的にメンテナンスが必要になります。
木材を使用している場合は、木材保護着色剤の「オイルステイン」を定期的に再塗装すると劣化を防ぐことができます。
日々の掃除は、ほうきで掃いてから固く絞ったぞうきんで床拭きをします。
そして、排水口にゴミなどが詰まらないようにきれいにしておきましょう。
排水溝がつまった状態だと排水ができなくなり、ベランダが浸水してしまう恐れがあります。
集合住宅では、近隣への影響も出かねません。浸水でデッキパネルの劣化にもつながります。
自分だけの空間を快適にするためにも、日々のメンテナンスを心がけましょう。
まとめ
- ベランダとバルコニーのどっちがいいかは使い方次第
- 屋根があるのはベランダ、屋根のないのはバルコニー
- ベランダは、洗濯物を突然の雨から守り、部屋に入る日差しを調整してくれる
- バルコニーは、部屋にたくさんの光を入れることができる
- バルコニーに屋根を後付けするなら業者や自治体に確認することからはじめる
- 住んでいる地域の特性に合わせた屋根を選ぶことが大切
- ベランダやバルコニーの雰囲気を変えたいなら、床のdiyがおすすめ
- 床のdiyにはデッキパネルが扱いやすい
ベランダとバルコニーのどっちがいいかは、あなたがどのように使いたいかで決まります。
メリットとデメリットを比較してどっちがいいのかを検討してみてくださいね。
あなたのこれからの生活がより豊かになりますように♪
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