子供がご飯を食べないというのは、親にとって共通の悩みだと思います。
特に、魔の2歳やイヤイヤ期と言われる2歳の子供は、自分のことは自分でしたいという自我が生まれる時期。
気分のムラが激しい反抗期で、ご飯を食べないことに毎日イライラしていませんか。
2歳は赤ちゃんのときよりも、食べられるものが増えますよね。
大人と同じ調理法でも食べられるようになり親にとっては楽になる反面、イヤイヤ期と重なり、食事を食べさせるのも一苦労。
育児を頑張っているそんなあなたに向けて、2歳の子供がご飯を食べるようになる方法、対応、さまざまなヒントについてお伝えします!
この記事を読むと大きな悩みの種だった食べないのがうちだけではなく、みんな同じなんだと気持ちが軽くなるはず。
2歳児にぴったりのレシピもご紹介しています。
子供がご飯を食べないときの2歳児への対応と工夫
2歳の子供がたくさん食べてくれないことにイライラしてしまったことはないですか?
ママにとって子供の食事に関わる悩みはつきません。
食事習慣の基本は幼児期、特に2歳頃につくられます。食事は大切なので、しっかり食べさせたいですよね。
対策や工夫についてまとめました。
子供がご飯を食べない!そんなときの2歳児への対応と工夫まとめ
- 食事に集中させる環境を作ろう
- 食事のリズムを整える
- 手づかみメニューを取り入れる
- おやつの量や時間を変えてみる
- 子供と一緒に料理をしよう
- 食事を楽しめるようにしよう
- 味付けやメニューを変えてみる
- 卒乳や断乳を考えよう
- 耳元でささやいてみよう
まずは、2歳の子供がなぜご飯を食べてくれないのか。理由をいくつかあげます。
ご飯を食べてくれない理由
- おなかが空いていない
- まだ遊びたい
- 食べる気分じゃない・眠い
- 色々な味を知り、好みが出てきた
- イヤイヤ期で気持ちが変わりやすい
「おなかが空いていない」や「まだ遊びたい」ってすごく当たり前な理由なんです。
親の都合でご飯を食べさせてもダメですね。子供にも都合がありますよね。
2歳児のご飯を食べてくれない例はさまざまですが、以下のような悩みはありませんか。
- 遊びながら食べてしまう
- 好き嫌いがある
- あまり量を食べない
- お菓子ばかり食べる
- 食事の時間がかかる
好き嫌いとかお菓子ばっかり食べるのは、あるあるです。うちの子だけじゃなかったんですね。
ご飯を食べてもらう工夫の前にチェックしてみてください。
- 食事中にテレビをつけている
- 食事前におやつをあげる
- 子供の体調は元気?(きちんと便は出ていますか?)
大人はテレビを見ながらご飯を食べられますが、子供はご飯とテレビの両方に集中することができません。
また、食事の前におやつをあげていたり、そもそも体調が悪かったり、ということがあれば食欲は出ません。
まずは環境作りをしてみましょう。当たり前かもしれませんが、環境作りって大切です。
食事に集中させる環境を作る
成功のカギは集中力です。テレビに夢中になってしまうのでテレビは消しましょう。
大人でも面白いテレビがあると見入ってしまいますよね。テレビをつけたままで怒ってもダメです。
食べ物で遊んだり食事中に立ち歩いたりするのは、おなかが空いていない、もしくは集中力が途切れたからです。
子供の集中力が続くのはせいぜい5分、長くても10分くらい。
たとえ空腹で座ったとしても、少し食べて空腹感がまぎれれば、気が散り始めます。
気が散り始めたら、料理や食材の話題で興味をひくのもアリですね。
特に食事の前のお手伝いは、子供自身が食事への関心を高めるのに効果的です。
今日は何かな?シチューだったらスプーンだね!というように年齢に合ったお手伝いをお願いすることで子供自身も食事モードになりますよ。
集中力を保つには環境作りが大切なんですね。私もついついテレビをつけてしまいがちですが気をつけましょう。
食事のリズムを整える
環境作りと似ていますが、食事のリズムを整えるのも大切です。
2歳という年齢は、保育園への入園や幼稚園のプレ保育がスタートして集団生活を始める子もいますが、育休中で自宅での生活の子もいると思います。
子供が小さいうちはどうしても親の生活に合わせてしまいがちですよね。
ママが仕事から帰宅して夕食の支度のため遅くなることや、パパの帰りを待ってから夕食になると、おやつで空腹を満たして寝るのが深夜になってしまう…なんてことはありませんか?
2歳になったら少しずつ食事の時間や寝る時間を整えていきましょう。
毎日忙しいママが少しでも楽に食事作りができるように、時間があるときに作り置きや冷凍して混ぜるだけや温めるだけの準備をしておくのもおすすめです。
食事のリズムをつけることで排便習慣もしっかり身につきます。
できるだけ、生活リズムを整えようと思っても難しい時もありますよね。
手づかみメニューを取り入れる
手づかみという行為は子供にとって、感覚を磨くための大切なステップです。
2歳になるとスプーンやフォークで上手に口に運べるようになりますが、自分の手で食べられるメニューを時々とり入れてみてはどうでしょうか。
野菜やパン、果物なども手づかみ用に切りやすいですが、野菜を肉で巻いたり、子供の好きな揚げ物にしたりなど、ひと手間かけて手づかみレシピを増やしましょう。
手づかみで食べるのは、行儀悪いのかもと思いましたが、手づかみも子供の成長には大切ですね。
おやつの量や時間を変えてみる
子供にとっておやつは、三度の食事で足りない栄養を補う補助食としての役割があります。
おやつは、お菓子よりもおにぎりなど食事が向いています。
走ったり階段を登ったりなど運動量が増えて活動的になってくるこの時期は、一日3回の食事だけでは栄養を補えなくなってしまいます。
おやつは不足したエネルギーや栄養を満たす「補食」と考えましょう。
おやつのポイントは3つ「炭水化物・ビタミン・ミネラル」です!
エネルギー源となる炭水化物、野菜や果物に多いビタミン類、小魚や牛乳、昆布などに多いカルシウムや鉄分を組み合わせましょう。
サンドイッチやホットケーキなどの軽食もいいんですね。
ホットケーキを一緒に作って食べたら子供も喜びそうですよね。
同じ時間におやつを食べるようにしましょう。同じ時間だとおなかがいっぱいで食べないというのは無くなります。
子供と一緒に料理をしよう
週末のゆっくりした時間を利用して親子で料理なんていかがでしょうか?
2歳児にお手伝いができそうなことを挙げてみました!
- 葉野菜をちぎる
- ミニトマトやインゲンのヘタを取る
- 混ぜてお皿に盛り付ける
- 生地をこねる
- 冷蔵庫から野菜を出してもらう
このように一緒に料理をすると自分で作った!と興味を持って食べてくれるかもしれません。
ちょっとしたことを手伝ってもらうのは、子供にとっても親とのコミュニケーションが取れていいですね。できたことで自信にも繋がります。
食事を楽しめるようにしよう
2歳は飽きやすくいろいろなところに興味が移ってしまう時期です。
特に食事が一日の中でワクワク、楽しいひとときで待ち遠しいと思えるような工夫をしましょう。
例えば、盛り付け皿をいろいろ変えてみるというのはどうでしょうか。
かわいらしい子供向けのお皿が100円ショップなどでもよく見かけます。
視覚から変えてみるのも子供にとっては楽しいのではないでしょうか?
100均ならいくつか買って、毎日変えるのもいいかもしれませんね。
味付けやメニューを変えてみる
朝・昼・晩の毎日の食事は何にしようかな?と悩んでいるママは多いですよね。
マンネリ化しやすい献立に少しアクセントをつけてみましょう。
レストランで料理が運ばれてきたときの第一印象は見た目だと思います。
インターネットや本でレストランを検索する際も、やはり載っている料理写真から選ぶことが多いですよね。
例えば抜型を使っていつもの野菜を星やハートにするだけでも違います。
今日のメニューは苦手な食材のときのとっておきの秘策としておすすめです。
少し手間はありますが、子供が食べてくれるなら、嬉しいですね。
卒乳や断乳を考えよう
2歳を過ぎるころには自然とお乳離れが進んでくる子も多いですが、これは子供それぞれのタイミングがあるので、まだ卒乳が完了していなくても心配はいりません。
しかし食後や夜間に授乳しているママは、自身の寝不足解消やお子さんの食事への関心を考えてこれを機に思い切って卒乳を目指してみてはどうでしょうか。
夜間の授乳は虫歯の原因につながることもあるので、食に興味が出てきているのなら、卒乳のよい機会かもしれません。
しかしながら授乳はママや子にとって、最高のスキンシップです。
子供の気持ちの安定剤になっていることもあるので、無理にやめるのではなくお子さんの成長を見ながらゆっくり考えましょう。
必ずしも正しいとは限らないので、子供の様子をみながら、参考にしてください。
耳元でささやいてみよう
2歳の子供の「イヤイヤ」が始まり「もう食べない!」となったら、耳元でそっと「〇〇ちゃんにこのお魚食べて欲しいなぁ」などとささやいてみてください。
「え。それだけ?」と思われかもしれませんが、耳元に近づき小さな声でささやくと、子供は聞くことに集中してだんだんと素直になっていくものです。
そして最後は反対言葉です。これは皆さんもよく使う手かもしれないですね。
子供が「食べたくない!」と言ったら、すかさず「じゃ食べないのね」と答えます。
こうなると2歳イヤイヤな子供は反射的に「やっぱり食べる」と言ってしまいます。
いくつか紹介しましたが、お子さんに合うやり方やそれぞれの家庭に合うやり方があると思うので、参考にしてください。
子供のご飯にかける時間は約30分を目安に!
ご飯をゆっくり食べて1時間以上かかる時もありますよね。
子供がせっかくご飯を食べてくれるのならいいか。と思います。
子供の乳歯がそろうのが3歳ごろなので、かむ力が弱いという事情はあるでしょう。
しかし、1時間以上は時間のかけすぎになります。
いつ終わるのか分からないという状態よりも時間の目安があるほうが親子ともにけじめができてすっきりしますよね。
ご飯は30分で区切ることを最終目標として、徐々に短くしていきましょう。
だんだんそれに合わせて食べるようになります。
子供が食べてくれるならと時間をかけていても、区切りがあると心に余裕ができますね。
子供のご飯の量はどのくらいがベスト?
子供のご飯の量は成長に連れて、そして子供によっても変わってきます。
ただ、そうはいっても目安が知りたいと思うのは皆同じですよね。
2歳児におけるご飯の量の目安は、だいたい大人の半分量と覚えておきましょう。
ご飯の量の目安
主食
- 子供茶碗に軽く1杯
野菜
- 大人の片手1杯
主菜
- 肉(薄切り)1〜2枚
- 魚 1/2切れ
- 卵 1/2コ
- 豆腐大豆製品 1/6丁
*主菜は1回でこの中から1〜2品選ぶ
- 果物 1日あたり150g
- 乳製品 1日あたり200〜300ml
主食と副菜、主菜のバランスは幼児の場合、1:1:1を目安にしましょう。
小食でも3つのお皿をそろえるように心がけましょう。一番慣れやすい味というのは塩味です。
身体の小さな2歳児にとって、大人と同じ味付けは味付けが濃いので、薄味を心がけるようにしましょう。
みそ汁の場合はだしを濃くとったり、揚げ物などはソースをかけなくてもレモン汁を添えることで美味しくいただけます。
うまみや酸味を上手に使って、パパやママも子供と一緒の薄味に慣れてみましょう。
私たち大人も今日のご飯が嫌いなものばかりだったらどうでしょう?
楽しいご飯のひとときにはなりにくいですね。子供にとっては、もちろんのことです。
子供の嫌いなおかずがあるときこそ、大好きなメニューを1品プラスしましょう。
子供がご飯を食べてくれるレシピ魔法の3選!
2歳児はいろいろな食材を食べられるようになりますが、大人と同じ味付けや大きさではご飯はまだ食べられません。
2歳児の食事を作る時は、食材の大きさは子供に合わせて小さくカットしましょう。
できれば大人用と同じご飯を作りたいものですよね。
大人用の味付けをする前に、子供用を取り分けてそれぞれ別の味付けすることで、2歳児用の食事をわざわざ作らず時短ができます。
味付け前に取り分けしやすい、2歳児が食べやすいおすすめのレシピをご紹介します。
もちろん、子供によって好き嫌いがありますが、私のおすすめ自信のご飯3選レシピをご紹介しますね。
もし食べない場合はここからまたそれぞれのご家庭のアレンジを加えてみることもおすすめします!
肉じゃがとしらすご飯+副菜と果物
肉じゃがは、肉とじゃがいもやにんじんなどの野菜も一緒に食べられます。
大人と子供用に取り分けて味付けしやすいメニューですね。
また、味がついていない白いご飯が苦手な2歳児も多いですが、しらすごはんなど味をつけてあげると、ご飯がすすみやすくなります。
しらすにはカルシウムがあって、簡単にカルシウムが摂れますね。
副菜やみそ汁に何種類か野菜を入れておくと、全部完食しなくても、それぞれの料理から少しずつ野菜を食べられます。
ピザトーストとスープ+副菜と果物
手で食べられる食事は好きですよね。ピザトーストを違うトーストにしてもいいですよね。
とろけるチーズは冷めるとかたくなってしまうので、ピザトーストを作るときはパンをカットして子供が食べやすいサイズにしましょう。
チーズは塩分が多いので、使う量を少なめにして副菜の塩分も控えるなどバランスをとってあげましょう。
手作りカボチャビスケット
材料(約15個分)
かぼちゃ(種を取ったもの) 200g
ホットケーキミックス 200g
溶き卵 1個分
牛乳 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
ナッツやドライフルーツ お好みで
作り方
- かぼちゃは小さめに切り分け、耐熱容器に入れラップをして、600Wで6分加熱し熱いうちにフォークでつぶす。
- (1)に溶き卵・牛乳・オリーブオイルを加えさらに混ぜる。
- ホットケーキミックスと、お好みでナッツやドライフルーツを入れ、手で混ぜ合わせひとまとめにする。
- フライパンで焼く。
- 油はひかず、ふたをして弱火で焼く。
- 3分程度で裏返し、再度ふたをして3分加熱する。
食事のレシピを考えるのが大変ですが、大人と同じメニューで味付けを変えるだけでいいのはありがたいですよね。
いつものレシピと合わせて参考にしてください。
まとめ
- 2歳はイヤイヤ期で自我が出て来るため、ご飯を食べないことがある
- ご飯にかける時間は30分が目安
- 2歳児の食事量は大人の半分
- ご飯を食べられるように食事に集中できる環境作りが大切
- 食事のリズムを整えると排便習慣も身につく
- 手でつかんで食べられるメニューを取り入れる
- 2歳児にとっておやつは第4の食事
- 子供と一緒に料理を作ると食事に興味を持つ
- ご飯を食べないときは耳元でささやいてみる
魔の2歳と呼ばれる時期で、ご飯を食べてくれないときもありますよね。
食べてくれなくても、子供が食べるのを見守りましょう。
子供がご飯を食べないのは気になりますが、2歳になるとみんな経験しています。
焦らず、お子さんのぺースに寄り添ってみませんか。
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