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最新!昭和の日はどうなる?なくなる!?平成の日はなぜない?徹底調査!!

トリビア
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心がワクワクしちゃう、超大型連休のゴールデンウィーク。

昭和の日からお休みという企業も多いと思いますが、こんな噂を耳にしたことはありませんか?

「昭和の日がなくなるかもしれない…!?」

私は暦通りに働く会社員なので、これは一大事です!(笑)

昭和の日は一体どうなるの!?

昭和の日は、もともと天皇誕生日として祝日になりました。しかし時代は平成から令和へと移り変わり、天皇の誕生日も変わりましたね。

そのため、「昭和の日がなくなる」といったうわさが流れ始めたようです。

昭和の日はどうなるのか調べたところ、現時点で昭和の日がなくなるといった話はありませんでした。

ただなくなることはなくても、名称が変わる可能性はあるかもしれません。

昭和の日は今後どうなるのでしょうか。あなたの疑問を掘り下げていきます♪

 

 

昭和の日はどうなる!?そもそも昭和の日とは?

昭和の日の祝日がどうなるのか、ゴールデンウィークという大事なイベントに関わることなだけに、とても気になりますよね。

昭和の日がどうなるかの答えですが、昭和の日がなくなることはしばらくないでしょう。

しばらくはなくならない、という結論に至る理由がきちんとあります。

まず、そもそも昭和の日とはどういう日なのか?というところから始まります。

昭和の日とは、毎年4月29日で固定された祝日で、もともとは昭和天皇の時代の「天皇誕生日」でした。

昭和天皇が1989年(昭和64年)の1月7日にお亡くなりになり、元号が変わったため、本来は平成の世となったタイミングでこの祝日はなくなるはずだったのです。

しかし、4月29日はゴールデンウィークの初日。

行楽地への旅行などで消費が増えるこの期間が短くなってしまうと、経済的にも大きな影響があります。

国は、私たち国民への影響を考えて、この「天皇誕生日」を「みどりの日」と名称を変えて残してくれたのですね。

あれっ?昭和の日じゃなくて、みどりの日?

なんだか混乱してきたなあ…。

実は4月29日という日は、時代を越えていくなかで何度か名称を変えて生き残ってきた、大変興味深い祝日です。

この「みどりの日」の数年後、4月29日はいまの「昭和の日」となりました。

2021年現在、内閣府のホームページを見ると、昭和の日とは「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」とあります。

昭和は、戦後の日本を立て直し、高度経済成長期を経ていまの日本を形作った、まさに激動の時代でした。

昭和の日とは、昭和天皇とともにあったその時代に想いをはせる日なのです♪

ということで、昭和の日は、祝日の意味や、名称を変えてでも祝日として残したという背景から考えても、昭和の日がなくなることはしばらくないでしょう。

しかしこれまでの流れから、おそらくあまり遠くない未来には、「昭和の日」ではない別の名称に変えて祝日として残りそうな気がしますね。

昭和の日はどうなるのか?今後の流れを読み解くべく、一緒に4月29日にまつわる歴史について深く見ていきましょう♪

 

 

昭和の日とみどりの日の違いやその関係とは

4月29日という日は、実はいまの令和までの時代を歩んでいくなかで何度も名前を変えて祝日として親しまれたきた、ちょっと特別な日です。

「天長節」→「昭和天皇誕生日」→「みどりの日」→そして今の「昭和の日」と、すべての祝日には、それぞれに込められた思いがあるみたいですよ♪

令和の時代に至るまで、4月29日がたどってきた名前や込められた思いなど、その歴史についてご紹介します。

 

天長節

昭和時代の前半ごろまで、昭和天皇の誕生日である4月29日は「天長節(てんちょうせつ)」と呼ばれていました。

「天長節」って、あまり耳慣れない言葉ですよね!これは、古代中国の哲学者である老子の言葉「天長地久」(てんちょうちきゅう)から取ったものです。

天長地久とは、天地が永久であるように、天皇の御代が末永く続いてほしいという意味です。

この天長地久の意味にあやかって、日本でも775年(!)から、天皇誕生日のことを「天長節」と呼びはじめました。

その後1868年(明治6年)より、天長節は祝日となり、昭和時代までこの慣習が続いたため、4月29日は初め「天長節」だったというわけです。

思っていたよりも、昭和の日のルーツは深いところから始まっていましたね…!

その後日本は終戦を迎え、ここで祝日法の制定が行われます。

 

昭和天皇誕生日

1948年に「国民の祝日に関する法律」(=祝日法)が制定され、長く続いた天長節は廃止となりました。

天長節が廃止となってから、昭和天皇の誕生日である4月29日は「天皇誕生日」と呼ばれるようになりました。

天皇誕生日とは、その名の通り、天皇の誕生日を祝うことを目的とした祝日です

1989年、昭和天皇がお亡くなりになると、時代は平成へと移り変わります。

昭和では4月29日だった天皇誕生日は、平成となったタイミングで、今の上皇さまのお誕生日である12月23日に変わりました。

そうなると、4月29日の祝日はなくなってしまうってことよね…。

そうなのです。天皇誕生日が変わってしまうなら、本来4月29日の昭和天皇誕生日は祝日ではなくなってしまいますよね。

しかし、4月29日はゴールデンウィークの初日。この祝日がなくなってしまうと、国民や経済への影響がとても大きいのです。

悩んだ政府は、とあることを思いつきます。

そうだ!4月29日が天皇誕生日でなくなってしまうなら、昭和を記念する別の祝日を作ってしてしまえばいいじゃない!

早速祝日法を改正し、誕生したのが次の「みどりの日」なのです。

 

みどりの日

昭和天皇がお亡くなりになると、昭和天皇の誕生日である4月29日は「みどりの日」と呼ばれるようになりました。

みどりの日とは、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日とあります。

これは、昭和天皇が自然や植物を深く愛していた生物学者であったことに由来しています。

でも、昭和を記念する祝日を作るのに、なぜ「昭和記念日」とならなかったの?

昭和は激動の時代です。この時代、昭和といえば戦争を連想させるとの声も多く、祝日の名称として「昭和」を使うことに違和感を覚える人々に配慮したと言われています。

「みどりの日」が始まって18年が経った2007年、4月29日はようやく、「みどりの日」から今の「昭和の日」と変わりました。

 

昭和の日

2007年の祝日法改正により、4月29日のみどりの日は「昭和の日」と呼ばれるようになりました。

昭和の日とは、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日とあります。

みどりの日制定から年月を経て、昭和という時代に対する感情やとらえ方が変わり、多くの国民から「昭和という時代を祝日として残したい」との声が上がったのです。

あの痛ましい戦争の苦難から復興を遂げた日本の時代を風化させることなく、後世に伝えていこう!という強い意志を感じますね。

こうして、いまの「昭和の日」が誕生しました。

令和となった現在も、「昭和の日」は消えることなく、祝日として残り続けています。

「昭和の日」がたどってきた歴史やその背景からみても、しばらくは祝日からなくなる可能性は低いでしょう。

ただし、祝日法が改定されれば、昭和の日がなくなる可能性もやはり否定できません。

これまでの歴史を考えると、「昭和の日」は、また名前を変えて祝日として残っていくのかもしれませんね。

 

その後のみどりの日の行方

余談ですが、4月29日が「みどりの日」ではなくなってしまいましたが、「みどりの日」は今もありますよね。

そう、5月4日の「みどりの日」です。

みどりの日、いつのまにか移動してない!?

そうなのです。4月29日が「昭和の日」となってしまい、行き場のなくなった「みどりの日」は、平日だった5月4日に押し出される形で移動しました。

もともと、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」に挟まれた平日だった5月4日。

これまでせっかくのゴールデンウィークは、5月4日が平日だったために、「飛び石連休」と呼ばれていました。

ゴールデンウィークの飛び石連休を解消するために再度祝日法の改正が行われ、5月4日を「みどりの日」としたというわけです。

それだけ、ゴールデンウィークの経済効果が大きかったということでしょう。

イチ会社員である私にとっても嬉しい限りです。ありがとう、祝日法…!

 

 

昭和の日があって明治大正平成の日がないのはなぜ!?

ここまで読んでいただいたあなたも、きっと疑問に思ったのではないでしょうか?

「あれ?昭和の日はあるのに、明治の日や大正の日がないのはどうして?」

そういえば、令和時代に変わってから平成の日が作られることもありませんでしたが、なぜなのでしょうか。

そもそも、祝日法には「歴代の天皇誕生日は、かならず祝日として残していかなければならない」と記載があるわけではありません。

昭和の日が作られた経緯も、その激動の時代を忘れないために「昭和」の名前を祝日に残したい…といった、人々の思いが叶えられた結果でしたね。

では、他の天皇誕生日は現在、どうなっているのでしょうか?あなたの疑問にお答えします♪

 

明治天皇誕生日はどうなった?

明治天皇の誕生日は11月3日ですが、現在は「文化の日」として祝日となっています。

国民から「明治天皇誕生日も名称を変えて後世に残したい」という強い要望があったため、文化の日を制定しました。

文化の日とは、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とあります。

これは明治時代が近代文化の目覚ましい発展を遂げたこと、また日本国憲法の公布日であることに由来しています。

 

大正天皇誕生日はどうなった?

大正天皇の誕生日は8月31日ですが、こちらは祝日となりませんでした。

大正天皇がお亡くなりになったあと、「大正天皇誕生日を祝日として残そう」といった声が国民から上がらなかったためです。

また病弱のために在位時間が15年と短く、後世に伝えるべき偉業があまりなかったから…というのも理由としてあるようです。

 

平成の日は作られないの?

令和時代に変わり、12月23日は30年ぶりに平日となりましたが、今の上皇さまがご存命であることから、12月23日を「平成の日」とするかどうかの議論は避けられています。

また祝日法にも、「歴代の天皇誕生日は、かならず祝日として残していかなければならない」と書いてあるわけではありません。

12月23日が祝日となるかどうかは、まったくの未定なのです。

むしろ、昭和の日や文化の日(明治天皇誕生日)ができたことが、特別なことだったのかもしれませんね。

 

 

まとめ

  • 現時点では昭和の日がなくなるといった話はない!
  • 4月29日という日は、何度も名前を変えて祝日として残った特別な日
  • 昭和の日がなくなるとしたら、名称を変えて残っていくのかも
  • 明治天皇誕生日11月3日は、「文化の日」として残っている
  • 大正天皇誕生日8月31日は、祝日とはならなかった

祝日としてさまざまな変化を遂げてきた「昭和の日」。その激動の時代になんだかぴったりな、特別な日でしたね♪

これからの祝日の動向も気になるところですが、しばらくゴールデンウィークの大型連休がなくなってしまうことはなさそう。

今年はどんなご予定があるのでしょうか?楽しい連休になりますように!

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