当サイトはプロモーションが含まれています

鬼滅の刃は打ち切りの噂があった!?人気爆発の大ヒットにあった秘密!

趣味

2016年2月に週刊少年ジャンプで連載をスタートした鬼滅の刃。

名前を聞いたことがない人はいないと言えるほど、国民的にヒットした作品です。

しかし連載が始まった当初は、ネット上で打ち切りをうわさされていたとか?

今となっては信じられない話ですよね?なぜそんなうわさが立ったのでしょうか。

鬼滅の刃の初代担当編集者はインタビューで、「打ち切り寸前」だったことは一切ないと語っています。

しかし、客観的な観点から見てわかったことは、連載開始当初から大人気だったとは言えないこと実でした。

そこでこの記ことでは、なぜ鬼滅の刃に打ち切りのうわさが立ったのか、その理由と人気が上昇した理由は何だったのか?

そこから大ヒットするまでを紹介していきたいと思います。

ではこの記ことを読み終わるまで全集中の呼吸でお願いします!

 

 

鬼滅の刃が打ち切り危機と言われた理由

連載漫画が打ち切られてしまう理由のひとつに考えられるのが「人気がない」という点ですよね

鬼滅の刃が打ち切り危機!と言われた理由ですが、「人気」が関係しているのではないかと推測されます。

面白い漫画でも、人気がでなければ打ち切られてしまうこともあります。

出版社もお金をかけて雑誌を発行しているので、「もうけ」がでなければ雑誌の発行が続けられなくなってしまいますね。

悲しいけれど、仕方がないことだといえるでしょう。

では鬼滅の刃の連載が始まった当初、どの位の人気があったのか、打ち切りのうわさが立った理由はなんだったのか、紐解いていきます。

 

始めはジャンプのランキングで下位だった

少年ジャンプには、必ずアンケートはがきが同封されています。

このはがきには、「今号で面白かったもの3つを面白かった順に選択」してください」という回答欄があります。

そしてアンケートの投票数で、次の号の掲載順が決まります。

つまり「少年ジャンプの掲載順は人気ランキングとイコールである」といえるでしょう。

鬼滅の刃の連載スタートから18話までの掲載順がこちらです。

鬼滅の刃少年ジャンプでの掲載順位(1話~18話)
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話
1 4 13 9 14 15 13 15 16
10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話
15 14 13 8 6 12 6 5 9

少年ジャンプの掲載数は18~20作品です。これをみると3話~12話まで、下位であったことが分かりますね。

下位と言っても「即打ち切り!」になるほどでもなく、「大人気!」とも言えない順位です。

ネットでの、打ち切りかも?といううわさは、「このままじゃ打ち切られるかも…。」そんなファンの不安から出た書き込みが、発端だったのかもしれませんね。

 

単行本の売り上げもいまひとつ

アンケートの他に人気があるのか判断する基準は、単行本の売り上げです。

アンケート結果が1番に重視されているようですが、単行本の売り上げも重要なポイントです。

初めの一週間の売り上げで、人気があるのかどうか判断しています。

鬼滅の刃の単行本、第一巻の初動売り上げはどのくらいだったのでしょうか?

初動売り上げ部数はズバリ1.1万部でした。え?それって多いの?少ないの?よく分かりませんよね。

2008年~2020年6月までに発行された、少年ジャンプ発行の単行本第一巻初動売り上げ、上位はこちらです。

少年ジャンプ発行の単行本第一巻初動売り上げ順位(2008年以降のみ)
BORUTO 18.3万部
バクマン。 15.5万部
暗殺教室 12.2万部
僕のヒーローアカデミア 7.2万部
食戟のソーマ 7.1万部

初動売り上げが公開されるようになったのは、2008年からなので2008年以前に一巻が発行された作品は含まれていません。

簡単に説明すると、このランキングで鬼滅の刃は107作品中49位になっています。

すぐに「打ち切り」とはいかないけれど、今後の継続が不安になる順位です。

この数字をみると、継続してほしいと願うファンなら、打ち切りにならないか不安…。と思うのも分かる気がします。

 

 

鬼滅の刃が打ち切りを回避した魅力

ここまで鬼滅の刃に打ち切りのうわさがあった真相を、私なりの見解でお伝えしました。

始めは人気が低かったなら、どのタイミングから人気が出たのでしょうか?

人気が上昇したタイミングは、掲載順がどんな風にあがっていったのかをみれば、予想が付きそうです。

アンケート結果が掲載順に反映されるのは、約8週前後です。

そこで、掲載順があがった約8週前に人気のポイントがあると考えました。

掲載順の推移と漫画の内容を見比べて、読者の心をつかんだのはどこだったのか探してみました。

掲載順は一気にあがったのではなく、あがったりさがったりを繰り返しています。

その中で大きくあがっているタイミングは3カ所ありました。

人気があがった1度目は8話の辺り。2度目は24話前後。3度目は40話前後ではないかと予測できました。

そこで、ここでは私が見つけた、読者の心をつかんだ鬼滅の刃の魅力を、紹介していきたいと思います。

 

必殺技

まず人気の漫画に欠かせないもの、それは必殺技ではないでしょうか?

私が子供だった時代、学校では休み時間になると男子達が、ドラゴンボールの孫悟空になりきって「かめはめ波」を撃っていました。

両手を上にあげたら、「おらに元気を分けてくれ」と言いたくなりますね。

ゴムゴムの~といいながらパンチしたら、腕が伸びるかも?と思って試してみた経験のある人も多いでしょう。

いつの時代も、人気漫画の必殺技は少年だけでなく、たくさんの人の心をつかむものなのかもしれません。

鬼滅の刃での必殺技、「水の呼吸」で初めて強い鬼を倒したのが8話です。

もうひとつの必殺技「ヒノカミ神楽の呼吸」が登場するのは40話でした。

この点からみても、必殺技の登場により、作品の魅力が増したのではないでしょうか。

 

鬼の過去が悲しい

鬼滅の刃の魅力、それは敵として登場する鬼にもあるのではないでしょうか。

この物語に登場する鬼は皆、もともとは人間です。倒した際には必ず鬼の走馬灯として、人間だった頃の記憶が描かれています。

8話で初めて、鬼の走馬灯の悲しい過去の記憶が登場しています。

これによって、主人公だけではなく鬼の気持ちに感情移入をして、切ない気持ちになった読者が多かったのではないでしょうか?

このシーンで主人公の炭治郎(たんじろう)は死んでいく鬼の手を握り、こう言葉をかけています。

「神様どうか、この人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように。」

炭治郎の優しさに救われる鬼の姿が描かれ、ただ敵を倒して終わりではない。

鬼滅の刃の奥の深さに、読者が魅了されたシーンだったのではないでしょうか。

 

個性的な仲間の登場

人気漫画にかかせないもの、それは主人公と一緒に戦う仲間の存在です。

人気キャラクター、我妻善逸(あがつまぜんいつ)が炭治郎と一緒に行動をしはじめるのが20話です。

もう一人の仲間、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)が登場するのは21話でした。

それまでは、炭治郎と鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)の2人が、物語の中心でした。

しかしここで2人の個性的なキャラクターが登場したことにより、にぎやかさと会話の勢いが増しています。

 

敵の魅力

漫画において読者の人気があるのは、主人公やその仲間だけではありません。

魅力的な敵キャラクターも物語を盛り上げてくれます。

鬼滅の刃では、全ての鬼を生み出した最強の鬼、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の他に十二鬼月(じゅうにきづき)と呼ばれる12体の強い鬼が登場します。

炭治郎が初めて、十二鬼月の1人と戦う場面が描かれているのが36話~43話です。

これまでに出てきた鬼の中でも、はるかに強い敵の登場で、今後登場する他の十二鬼月を想像して、この先の展開が楽しみになった読者も多かったのではないでしょうか。

 

 

鬼滅の刃は打ち切りにならずアニメから大ヒット

ここまで鬼滅の刃が少年ジャンプ内で、人気をあげていった魅力を紹介しました。

その後の掲載順を確認すると、45話以降安定して上位の人気を保っていることが分かりました。

ジャンプ内で人気上位の作品と言われるまでになっています。

しかし、この時点では普段漫画を読まない人でも知っている作品、とまでは言えなかったのではないでしょうか?

人気に火が付いたキッカケは、アニメ化にありました。

アニメ化がきっかけで大ヒットします。なぜここまで大ヒットしたのでしょうか?

ヒットの理由は原作のよさはもちろん、アニメ制作のたゆまない努力にありました。

そこでここでは、鬼滅の刃がアニメ化から火が付き、国民的な大ヒットになっていった背景をお伝えしたいと思います。

 

アニメのクオリティが高い

鬼滅の刃のアニメ放送は、2019年4月から、全20局の放送局で土曜23時30分からスタートしました。

制作スタジオはufotable(ユーフォーテーブル)です。

日本のアニメは、今でもほとんどのシーンが手書きで制作されています。

ufotableはアニメの制作において手を抜かないことで有名です。

例えば第1話で登場する雪山は、圧倒的な映像美で、本物の山と見間違うほどの、美しさで描かれています。

雪山の映像の制作のため、実際に雪山へ行ったというから驚きです。

実際の映像をみると、雪山の寒々しさまで伝わる、圧倒的な映像の美しさに目を奪われてしまいますね。

手抜きのない制作はキャラクターのデザインにも表れています。

多彩で独特な衣装は登場人物の魅力の一つですが、独特な柄の衣装は、手書きで書くのは大変なのだそうです。

それにもかかわらず、戦闘シーンでも衣装の柄が違和感もなく動いています。

また、声優陣のキャスティングも豪華で、ベテラン声優をあえて鬼役で起用しています。

中には1話で死んでしまうキャラクターも、ベテラン声優を起用しているというから驚きですね。

その結果、深夜帯での放送アニメにもかかわらず、19話「ヒノカミ」は放送終了後に、神回と言われTwitterでトレンド入りしています。

こうして、アニメ好きの人たちの間で作画や演出の質の高さが話題になりました。

同時に、動画サイト20社で配信され、評判を聞いて途中から見たくなった人も、全国各地で好きな時に見ることができました。

こうして、鬼滅の刃の人気が広がっていきました。

 

単行本が爆発的に売れる

単行本の累計推定売上部数は、アニメ放送前の2019年4月8日、全14巻で約315万部でした。

はっきりと申し上げるのも申し訳ないのですが…。アニメ化される漫画の売上部数としては、あまり売れていないのです。

アニメ化される漫画は、アニメ化前の売り上げで一巻につき、約100万部売り上げている場合が多いからです。

では、鬼滅の刃の単行本の売り上げは、アニメ放送後にどこまで伸びたでしょうか?

2019年9月29日にアニメ放送が終了した時点で全16巻、全世界で1200万部を売り上げました。

そして、2019年12月4日発売の新刊18巻は、2500万部を突破しています。

アニメ化によって、部数が伸びるのはよくあることですが、2ヵ月で2倍以上は驚異的です。驚異的以上の衝撃ですね。

私も調べた際に、数字の伸び方が信じられずに、あれ?見間違ったかな?と思って調べ直しています(笑)

アニメの質の高さが、原作の面白さを引き立てて、相乗効果が生まれた結果と言えるのではないでしょうか。

アニメ放送後、続きが気になった人たちが待ちきれずに単行本を購入し、単行本の爆発的な売り上げにつながった様子がうかがえます。

 

品切れが続出

単行本の売り上げが2カ月で倍以上、1300万部も増えました。

こんなに短期間で、これほど売り上げが伸びた漫画は過去にありません。

一気に売り上げが驚異的に伸びたことで起きた現象、それはどこの書店でも在庫が足りなくなり、品切れ続出になりました。

「期間限定」「今しか買えない」「人気で品切れ」購買意欲をかき立てられる言葉ですね。

私は毎年冬になると、スーパーに行くたびにメルティーキッスを買ってしまいます(笑)

なかなか買えないと言われたら欲しくなる。それが人間の心理ではないでしょうか。

そして、人気で品切れ続出、どこに行っても買えない、といううわさが広まっていきます。

うわさが広がれば、普段アニメも漫画も見ない人も「そんなに面白いなら見てみようかな」と思いますね。

ちなみに、本編のみならず、外伝や見聞録なども爆発的に売れています!

 

連日メディアで取り上げられる

大人気となった2019年の年末には、主題歌の「紅蓮華」がNHK紅白歌合戦でも歌われ、漫画、アニメとともに多くの人から認知されていきました。

そして、アニメ版が2019年のYahoo!検索大賞とTwitterトレンド大賞のアニメ部門賞を受賞。

そして、テレビの情報番組でもよく取り上げられるようになりました。

その結果、幅広い層から関心を集めて現在の人気につながっていったのではないでしょうか。

 

 

まとめ

  • 鬼滅の刃は連載当初ファンの間で打ち切りを不安視されていた
  • 少しずつ人気がでて45話以降は安定した人気を得ている
  • 人気に火が付いたキッカケは、アニメ化にあった
  • アニメのクオリティが高くアニメ好きの人たちの間で話題になった
  • 単行本が爆発的に売れたことで品薄になり人々の購買意欲をかき立てた
  • 連日メディアで取り上げられて多くの人から認知された

今となっては、打ち切りのうわさがあったとは信じられない鬼滅の刃ですが、連載当初は打ち切りを不安視する声も多かったようです。

しかし少しずつ、原作の良さに魅了され、ファンを獲得していったことがわかりました。

今の時代、面白いと言われている漫画でも、発行部数を伸ばすことは難しくなっています。

そんな中、丁寧なアニメ制作が評判になり、アニメから大ヒットになっていったことがわかりました。

2020年には映画も大ヒットし、今後もどこまで人気を伸ばしていくのか、鬼滅の刃から目が離せませんね。

コメント