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じゃがいもの青い部分は食べてはいけない!?青くなりにくい保存法も

暮らし

じゃがいもといえば薄い茶色が普通ですが、皮が青っぽくなっているのを見たことはありませんか?

私は、買ったじゃがいもが知らぬ間に青くなってしまっていた経験があります。

あの青いところは、普通に食べられるのでしょうか?

野菜の青い部分とは、なんとなく熟していないイメージがあるので、渋そうな感じがしますよね。

実は、じゃがいもの青い部分は、未成熟のもの以外にも存在します。

じゃがいもは光に当たると青く変色してしまうのですが、この部分には毒があり、食べてはいけないと言われています。

まさか毒だなんて、間違えて口にしてしまったらと思うと恐ろしいですね。

どんな毒があり、なぜ青く変色するのか、調べてみました。

また、青くなったじゃがいもの対処法や保存方法なども見ていきましょう!

 

 

じゃがいもの青い部分は有毒!青くなる原因は!?

じゃがいもの青いところを食べてしまうと、どのような危険性があるのでしょうか?

トマトやミカンが熟す前の青い状態のものは、食べると青臭かったりすっぱかったりしますが、じゃがいもは全く違います。

じゃがいもの青い部分には、ソラニンやチャコニンという天然の毒素が多く含まれていて、摂取すると食中毒になる可能性もあります。

一年中食べられる身近な食材だけに、少し間違えたら病院送りになるかもと考えると恐ろしいですね。

じゃがいもに含まれる毒素とは、一体どんな成分なのでしょうか?

 

じゃがいもに含まれる毒素とは

くり返しますが、じゃがいもの青いところには毒が含まれています。

じゃがいもの芽には毒があるというのを耳にしたことがありませんか?

実は、芽に含まれているものと青い部分に含まれている毒は同じ成分となっています。

誤って食べるとどうなるかというと、腹痛に加えて吐き気や嘔吐、下痢などのお腹の不調から、頭痛やめまいなどを引き起こす可能性があります。

こう見るとなかなか深刻な症状で、想像するだけで辛そうですよね。

症状の度合いは個人差がありますが、大人は体格や摂取量によって症状が出るときもあれば、出ないときもあります。

ただ、小さい子どもは体が小さい分重症化する危険があるので、間違えて青い部分や芽を食べてしまわないようよく確認しましょう。

 

間違えて食べてしまったら?

万が一間違えて青い部分を口にしてしまったら、いったん様子を見るようにします。

症状は食べてから30分~半日ほどで発症すると言われていますが、体調に少しでも不調があればすぐ病院へ行ったほうがよいでしょう。

食べるとピリピリしたり、苦みを感じたりすることもあるそうなので、食べたときに違和感があれば要注意です。

心配な場合はできるだけ早めに病院に行くようにしましょう。

 

じゃがいもは光合成で青くなる

お店で買ったときにはしっかり青くないことを確認したのに、いつの間にか変色していることがあります。

私が見つけたときは、間違えてまだ熟する前のものを買ってしまったのかと思ってびっくりしました。

熟す前のものを買ったのならともかく、なぜ家の中で青色に変化するのでしょうか?

実はじゃがいもは、太陽や蛍光灯の光を浴びることで光合成をおこないますが、その光合成された部分が青くなり、毒素を生成します。

未熟なじゃがいもも青いことが多いので、家庭菜園などでとれた小さいじゃがいもなども注意が必要です。

大切に育てたのに毒を持っているとは思いたくないけれど…しっかり成長するまで収穫は待つべきね。

若いじゃがいもが青っぽいのは理解できますが、光を浴びると青くなるとは驚きですね。

毒の内容や青くなる仕組みはわかりましたが、もしも買ったじゃがいもが青くなってしまったらどうすればよいのでしょうか?

 

 

じゃがいもの青い色が全体に広がってしまったら?

じゃがいもは太陽光などに長く当たった部分が青くなると言われています。

食中毒をさけるためには、きちんと薄茶色のじゃがいもを選んで買うようにしないといけませんね。

しかし、もし買ってから全体が青い色に変わってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

食中毒は怖いですが、せっかく買ったのに捨ててしまうとなると、もったいないですよね。

実はじゃがいもが全体的に青くなってしまったとしても、青い部分をすべて取り除いてしまえば食べることができます!

じゃがいもの青い色が全体に広がったときの対応

  • 青い部分や芽の周りはすべて取り除く
  • 皮はすべて厚めに剥く

では、どのように青い部分を取り除けばよいかを具体的に紹介していきます。

 

青い部分や芽の周りはすべて取り除く

青くなったからと言って、じゃがいも全体が毒になったわけではありません。

じゃがいもに含まれる毒素は、青いところや芽の部分に集中しています。

料理で使うときには青くなっている部分と芽をすみずみまで取り除くようにしましょう。

白い部分でも、青い部分から近いところも多めに切ってしまったほうが安心です。

毒素そのものは通常目に見えないので、白い部分にも少し残っている可能性があります。

また、家庭菜園などでとれた小さいじゃがいもは、外側だけでなく中まで青いことがあります。

真ん中で切って中まできちんと確認し、もし中身もすべて青かったとしたら諦めましょう。

 

皮はすべて厚めに剥く

少しでも青くなっていそうなじゃがいもの皮は、丸ごと剥いてしまいましょう。

皮が青くなっている場合でも、パッと見ただけでは変色に気づきにくい場合もあります。

また、一部青くなっているところを取り除いても皮に毒素が残ってしまうことがあるため、皮はすべて剥いてから調理しましょう。

皮の近くの身の部分にも毒素が残る可能性があるため、念のため皮は厚めに剥くようにしたほうが安心です。

さらに、芽の部分に関しても芽の本体だけをとっても根元に毒素が残ってしまうことが多いです。

根元のまわりもしっかりくり抜くようにして、毒素ができるだけじゃがいもに残らないようにしましょう。

 

高温で加熱しても毒素は残る!

食中毒というと、何となく加熱すれば大丈夫なイメージがありませんか?

しかし、恐ろしいことに、これらの毒素は過熱しても完全になくなることはありません。

170度以上の加熱で分解を始めるということですが、210度のオーブンで5分以上加熱し続けても6割以上が残ってしまったという話もあります。

さらにでんぷんを超高温で加熱すると、アクリルアミドという有害と言われている物質も発生するため、ほかのデメリットも出てきます。

加熱しても食べられないということですので、おとなしく取り除くのが一番でしょう。

 

 

じゃがいもを青い色にしない保存法とは!発芽防止にも

青くなってから取り除いたり皮を厚めに剥いたりと対処するよりも、じゃがいもを青い色に変色させないことが一番簡単でしょう。

もちろん、できるだけ芽が出てこないようにも注意する必要があります。

そのためには、どのように保存するかということが非常に重要となります。

じゃがいもを安全に保存するには、光に当てないことに加え、温度管理を適切にすることが大切です。

ここからは、具体的にどのような点に注意すべきかと、場所ごとの保存方法をお伝えしていきます。

 

風通しが良く光の当たらない場所を選ぶ

じゃがいもを長い間保存する際は、風通しが良く直射日光をさけられる場所を選びましょう。

前述のとおり、じゃがいもは光が当たると光合成をおこない青い色に変化します。

また、発芽もしやすくなるため、毒素が生成されるようになります。

太陽光はもちろんですが、蛍光灯の光などでも光合成が進むため、段ボールやかごなどに入れたら新聞紙をかぶせるようにしましょう。

買ったときのビニールの袋などにそのまま入っていると、カビやいたみの原因にもなるため、必ず通気性も確保するようにします。

 

りんごと一緒に保存をする

じゃがいもは、りんごと一緒に保存をしておくことで発芽を抑えることができます。

りんごの保存もじゃがいもと同じように冷暗所が適していると言われています。

一緒にすることで、りんごに含まれるエチレンガスがじゃがいもに作用して、発芽を抑えてくれます。

もしりんごを買ったときはじゃがいもと一緒にしておくとよいでしょう。

 

低温過ぎず20度以下を保てる場所を選ぶ

じゃがいもを保存する場合は6~20度前後に保てる場所を選びましょう。

じゃがいもは低温を嫌うため、1~5度が標準の冷蔵室では気温が低くなりすぎてしまい、低温障害を起こしてしまいます。

低温障害を起こしても毒素はないため食べることは可能ですが、いたみやすくなるためできるだけ適正な温度で保存するようにしましょう。

ただし、15~20度くらいから今度は発芽しやすくなってしまうため、室内の気温が高くなる夏場は注意が必要です。

冷蔵庫で保存をする場合は、野菜室であれば5~10度と適正な温度を保てるため、野菜室に入れるようにしましょう。

 

常温保存の場合

じゃがいもを保存するには、夏場や真冬以外は常温保存がおすすめです。

光を当てないために、ひとつひとつ新聞紙で包むと青い色に変色をしにくくなります。

数が多くて大変なら、段ボールや紙袋など通気性のよい入れ物に入れた上から新聞紙をかぶせるのがおすすめです。

段ボールや紙袋も、おしゃれなものを使えばキッチン横にあっても気になりません♪

湿気に弱いため、土がついているものは必ず土を落とします。

注意点として洗い流すと水分が残り傷みやすくなるので、手で払い、とり辛いところはティッシュなどで拭うようにしましょう。

きちんと保存をすれば、常温で約3~4か月と長持ちさせることができます!

保管場所が5度を下回る場合や20度を超える場合は、冷蔵庫での保存がおすすめです。

 

冷蔵保存の場合

室内の温度が高くなる夏場や、5度を切るような真冬は、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。

冷蔵保存の場合、冷蔵庫内が乾燥しやすいため、新聞紙で包むことで乾燥を防ぎます。

さらに、新聞紙で包んだものをそのままポリ袋に入れることで長持ちさせることができます。

野菜室で保存することで2か月ほど持つようになるので、環境によっては常温保存よりこちらの方が良いでしょう。

もし、野菜室がついていない冷蔵庫の場合は同様の方法で冷蔵庫に保存しますが、低温障害で傷みやすいため早めに食べましょう。

 

冷凍保存の場合

基本的にじゃがいもは食感がかなり変わってしまうため、冷凍保存には向いていません。

特に、丸いままのじゃがいもをそのまま冷凍するのは、あまりおすすめできません。

なぜなら、じゃがいも内の凍った水分が解凍時に失われてしまいパサパサになるのに加え、でんぷんも破壊されてしまうためです。

もし、どうしても冷凍保存をしたい場合は、一度加熱調理をしてからのほうがよいでしょう。

茹でた、または蒸したじゃがいもをマッシュ状に細かくつぶし、完全に冷めてからジップロックなどで小分けにすると使いやすいです。

また、生のままでも、くし型など小さく切ってから水分を拭き取ったうえで冷凍すれば、まだ食べることは可能です。

ただし、食感などの劣化はどうしてもさけられないので、基本的には常温か冷蔵での保存がよいでしょう。

じゃがいもは冷凍保存には向かないのですね

 

長期間の保存は毒素が生まれる原因に

じゃがいもは、収穫後の2~3か月間は休眠状態となり、芽が出ることは基本的にありません。

ただし、スーパーなどで保管されている間に休眠期間が過ぎてしまう可能性もあります。

その後さらに自宅で保存するとなると、保存中に発芽や青への変色が起こらないようにすることが重要です。

長期になればなるほど、条件を守っていても発芽の可能性が高くなっていきます。

注意点をしっかりと守りつつ、食べられるときにしっかり食べてあまり長く保存しすぎないようにしましょう。

発芽や変色を防ぐことで安心安全に、おいしくじゃがいもを食べられるようにしたいですね。

 

 

まとめ

  • じゃがいもの青い部分と芽は毒素が含まれており、食べると食中毒を起こす恐れがある
  • じゃがいもは太陽光や蛍光灯などの光に当たると、光合成を行い青い色に変化する
  • じゃがいもの表面が青くなってしまっても、青い部分をしっかりと取り除けば食べられる
  • 青い部分に含まれる毒素は、加熱調理してもなくならない
  • 直射日光や蛍光灯の光をさけて、風通しのよいところで適温にて保存すると長持ちする

じゃがいもの青いところには毒があり、食べてしまうと食中毒の危険があることがわかりましたね。

普段何気なく食べている食品ですが、一歩間違えると危険だということを知り、本当にぞっとしました。

じゃがいもは身近な食品ですが、知らずに毒のところを食べてしまっていたらと思うと、恐ろしいですよね。

今後はきちんとした保管をして、青い部分は絶対に食べないようにしようと思います。

あなたも、じゃがいもを食べるときはすみずみまでよく見て、気を付けるようにしましょうね。

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